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時代を見通す日本の基礎情報

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パクリだけでなく死者まで冒涜する韓国社会底なしの闇 偽りの遺族代表で金集めと政治利用



韓国南西部の珍島付近で旅客船「セウォル号」が沈没した事故で、デタラメな情報が次から次へと発信されて何が本当で何が嘘かわからないほどだ。このため、政府やメディアに対する不信感が一層高まっている。


 政府が発表した行方不明者数が間違っていたことに始まり、偽の民間ダイバーが現れたほか、今度は新たに被害者家族の代表者の男性までも事故にまったく無関係であることも発覚した。

■「家族でもないのになぜ代表をしているのだ」と激怒

 朝鮮日報や中央日報の記事によると、偽の被害者家族とわかったのは「臨時保護者対策委員会」の代表を務めていた人物だ。ソン・ジョングン氏がその人で、地域児童センターを運営する牧師だという。これまで、修学旅行中に事故に巻き込まれた壇園高生徒の保護者であるかのように振る舞ってきた。韓国MBC放送のインタビューでは「子どもたちは海の中にいるのに(政府は)何も知らせてくれない」などと応じていた。朴槿恵大統領が2014年4月18日に保護者を訪問したときには司会を任され、体育館の檀上で大統領の横に立っていた。

 ところが実際は行方不明者の家族ではなく、地方選挙で京畿道議会議員への立候補を予定している「新政治民主連合」所属の予備候補者だった。これに韓国ネットユーザーは「事故を政治に利用している!」「家族でもないのになぜ代表をしているのだ」と激怒している。

 中央日報の取材に対してソン氏は、

 「私は保護者ではないが、以前から安山で青少年保護および指導活動をしてきたので、純粋な気持ちで支援しようと思って行ったが、誤解を受けたので道議員候補を辞退した」と言い、「代表も保護者の依頼があって臨時に引き受けた」と釈明した。その後、騒動の責任をとって「新政治民主連合」から離党した。
「遺体の多くが指を骨折」も嘘

 事故に関連して出た嘘はそれだけにとどまらない。一部メディアが報じた内容にも誤りがあることも明らかになっている。東亜日報やソウル新聞などの記事では海洋警察関係者や民間ダイバーの声として、「キャビンで発見された遺体の多くは、指が骨折した状態だった」「ドアの隙間に手を入れて必死にドアを開いてできた傷や骨折である」などと事故の悲惨さを伝えていたが、そのような事実はなかったという。韓国政府の事故対策本部が4月24日の会見で「指の骨折はなく、左中指にギプスをした犠牲者はあった」と報道内容を否定したことを中央日報が伝えた。

 韓国のさまざまなところから嘘が出回り、高まった国民の不満が政府に向けられた結果、チョンホンウォン首相は4月27日、「これ以上私が首相でいると国政運営に負担を与えるので辞任を決意しました」と責任を取ることを表明した。その上で今回の事故によって「韓国社会に根づいた多くの不正や問題点があることが明らかになった」と発言した。

 嘘だらけの韓国の状態を見て日本のネットでは「もう何がなんだか」「事故そのものが人災だけど、その後の処理も人災だらけ」「酷いのは知っていたけど、流石にここまで全部嘘だともうコメントのしようがないな」といった反応が出ている。

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