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アメリカ西部、カリフォルニア州グレンデール市。昨年7月、この地の韓国系住民によって「慰安婦像」が設置された。いわゆる「従軍慰安婦問題」をクローズアップする像である。正しい歴史認識の検証を無視したこの暴挙に対し、「慰安婦像設置に抗議する全国地方議員の会」のメンバーら13人が、今年1月に訪米した。
帰国後の2月10日、地方議員団は国会内で報告会を開いたが、そこで現地の実態が明らかになったのだ。その内容たるや「現地の学校に通う日本人の子供らが韓国人の子供に、食べ物に唾を吐きかけられた」「日本人だとわかると、ラーメンに唾を入れられた」など、耳を疑うものばかり。
議員団の世話人代表を務めた東京都の松浦芳子杉並区議(65)が憤慨する。
「グレンデール市では慰安婦像設置後から急激に、韓国系住民による在留邦人への嫌がらせが急増した。私は現地で在米邦人数人と面会し、彼らは匿名を条件に話を聞かせてくれました。韓国系住民は日本で報じられるニュースに敏感で、誰の発言かと犯人探しをされることがあり、脅えていたのです。それだけ嫌がらせは悪質なのでしょう。特に子供たちがターゲットにされ、韓国人に見つかったら『日本は(韓国人を)性奴隷にした卑劣な国だ』と言って唾をかけられる、と。それが毎日のように繰り返され『僕には汚い日本人の血が流れている』と言って机に頭を叩きつける子供もいたそうです。また別の子はイジメから逃れるため『外では私の名前を日本語で呼ばないで』と親に懇願してきたそうです」
グレンデール市は人口約20万人のうち韓国系住民は約1万2000人。それに対して日系住民は約100人と圧倒的に少なく、肩身の狭い思いを余儀なくされている。
そして松浦氏自身も韓国人の怖さを体験したと言って、こう明かすのだ。
「グレンデール市議に、慰安婦像は民族のいさかいになる可能性もあり、『日本軍の性奴隷』などと像に書かれた文言は偽りの情報なので撤去してほしい、と伝えたかった。結局、市長や市議には面会を拒否され、訪問先の議会で待っていたのは100名ほどの韓国メディアでした。記者たちに取り囲まれると、一様に冷たい目つきで『何のために来たのか!』とどなりながら質問され、恐怖を感じました」
現地の韓国メディアが、「日本の保守団体による暴挙です」と、テレビカメラを向けて現場レポートする姿まであったという。