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時代を見通す日本の基礎情報

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中国に強硬な日本に対して「友好的であれ」とはいかなる発想か、理解に苦しむ

2013年12月4日、中国・ロシア関係史研究会の王海運(ワン・ハイユン)副会長は、中国がいかに日本に対応すべきかについて、中国紙・環球時報に論評を掲載した。以下はその概要。

先日ある座談会で、大きな影響力を持つ専門家が中国の日本に対する外交姿勢について触れた。その内容は、日本の右翼勢力はほんの一握りにすぎず、日本は中国の安全を脅かすものではない、中国の対日外交はこんなに強硬であるべきではないというものだった。また、別の専門家は「日本は中国の一衣帯水の隣国であり、遠くの親戚よりも近くの隣人という言葉もあるように、日本に対して友好的な方針を堅持すべきだ」と強調した。

日本政府は中国に対してこんなに強硬であるにもかかわらず、中国は日本に対して友好的であるべきというこうした論調を聞き、理解に苦しんだ。中国には大国の尊厳が必要ないとでも言うつもりなのだろうか?

百年の歴史において、日本は複数の対中侵略戦争を行った。さらに、日本は朝鮮半島を侵略し、太平洋戦争を引き起こした。歴史上の日本は侵略が習性となっていたのである。今日の日本は、日本の行方を決定づける相当部分の政治勢力が侵略の罪を認めないだけでなく、逆にかつて侵略を受けた国に対してやりたい放題に報復している。さらに、日本の右翼政府は平和憲法や専守防衛の原則を露骨に否定し、早急に軍事強国にしようと目論んでいる。日本が東南アジアの安全秩序の挑戦者となり、中国の安全を脅かす脅威の源となっていることは明らかだ。

日本政府は中国の再三の警告を無視し、両国の政治家が残した「棚上げ」の共通認識を破り捨て、釣魚島(日本名・尖閣諸島)を“国有化”し、さらに“争い”の存在までも認めようとしていない。日本はわが国の固有領土である釣魚島を占領し、さらにこれを機に第二次世界大戦の歴史的結論までもひっくり返そうとして、東アジアの安全秩序を乱している。日本は数十年前に防空識別圏を設定し、その範囲は中国の目前にまで迫っているにもかかわらず、現在中国が正当に設定した防空識別圏に対しては強烈な抗議を行ってくる。中国は日本との友好を二度と無条件で議論すべきではない
  • に対4日、中国・ロシア関係史研究会の王海運副会長は、中国は日本に友好的であるべきではなく、強硬応すべきだと指摘した。写真は中国で保存されている支那事変画報DSCN5852.

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