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時代を見通す日本の基礎情報

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中韓の靖国批判に透けて見えるご都合主義 「歴史カード」と「反日感情論」

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終戦から68年を迎えた15日、安倍晋三内閣の閣僚や自民党幹部が、東京・九段の靖国神社を参拝した。これに対し、中国と韓国はさっそく批判を始めている。お盆の恒例行事と化しつつあるが、両国は戦後一貫して反発してきたわけではない。背景には、国内事情や理解不足によって「歴史カード」を使う、ご都合主義が透けてみえる。

 中国は事前にけん制していた。李源潮国家副主席は今月3日、訪中した鳩山由紀夫元首相と会談した際、「日本側が過去のことを忘れず、後々の戒めとするよう希望する」と、首相や閣僚らの靖国参拝にクギをさした。

 日本で相手にされなくなった「史上最低の宰相」にメッセージを託す効果は疑問だが、11日付のニューヨーク・タイムズには、中国の実業家が安倍首相の参拝に反対する意見広告を掲載した。

 中国が靖国参拝を批判するのは、A級戦犯が合祀(ごうし)されているからだが、これはつじつまが合わない。

 A級戦犯が合祀された1978年以降、大平正芳、鈴木善幸両元首相が参拝しているが、中国は批判せず、中曽根康弘元首相が85年に参拝してから突如批判を始めた。

 中国問題に詳しい作家の宮崎正弘氏は「親日派の胡耀邦・中国共産党総書記(当時)を追い落とす権力闘争の方便として、靖国問題が使われたに過ぎない」と解説。結果的に中曽根氏が参拝を取りやめたことで、「外交カードとして使えることが分かり、味をしめた」と付け加える。

韓国の場合、さらに不自然だ。

 靖国神社に祀(まつ)られているのは戦没者であり、日本と戦争をしていない韓国には関係がない。にもかかわらず、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代には「靖国問題はA級戦犯分祀で解決できない」と、中国よりも強硬な態度を取っている。

 本紙で「新悪韓論」を連載するジャーナリストの室谷克実氏は「韓国が靖国参拝を批判し始めたのは、中曽根政権時代に中国が批判をしたから。中国の後追いだ」といい、こう解説する。

 「韓国は理詰めで『日本はケシカラン』というのではなく、単に『反日』という感情論レベルの批判だ。日本の軍国主義の象徴が靖国だということ。植民地支配と関係なくても気にしない」

 今年5月には、韓国語のインターネットサイトに、靖国神社の池で放尿したとする画像が掲載された。あまりに愚かで、あきれ果てるが、中韓の暴走は阻止できないか。

 宮崎氏は「中国では、日本国内で首相の靖国参拝に批判が出ないなら、報道しなくなる。根拠のない南京大虐殺も最近は持ち出さなくなった」と分析。室谷氏は「韓国は感情論だけなので、中国が批判をやめたら、やめるのでは」と語る。

 そういえば、靖国問題に火を付けたのは某大手新聞であり、今年も一部メディアとともに批判的な記事を書き連ねている。国益を毀損する「真の敵」は、どうやら日本国内にいるようだ

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韓国の場合、さらに不自然だ。

 靖国神社に祀(まつ)られているのは戦没者であり、日本と戦争をしていない韓国には関係がない。にもかかわらず、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代には「靖国問題はA級戦犯分祀で解決できない」と、中国よりも強硬な態度を取っている。

 本紙で「新悪韓論」を連載するジャーナリストの室谷克実氏は「韓国が靖国参拝を批判し始めたのは、中曽根政権時代に中国が批判をしたから。中国の後追いだ」といい、こう解説する。

 「韓国は理詰めで『日本はケシカラン』というのではなく、単に『反日』という感情論レベルの批判だ。日本の軍国主義の象徴が靖国だということ。植民地支配と関係なくても気にしない」

 今年5月には、韓国語のインターネットサイトに、靖国神社の池で放尿したとする画像が掲載された。あまりに愚かで、あきれ果てるが、中韓の暴走は阻止できないか。

 宮崎氏は「中国では、日本国内で首相の靖国参拝に批判が出ないなら、報道しなくなる。根拠のない南京大虐殺も最近は持ち出さなくなった」と分析。室谷氏は「韓国は感情論だけなので、中国が批判をやめたら、やめるのでは」と語る。

 そういえば、靖国問題に火を付けたのは某大手新聞であり、今年も一部メディアとともに批判的な記事を書き連ねている。国益を毀損する「真の敵」は、どうやら日本国内にいるようだ

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