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時代を見通す日本の基礎情報

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全く意味のない中国の「防空識別圏」 本質は実力で排除できるかの力比べ

「中国が東シナ海に『防空識別圏』と称する空域を設定したが、中国の戦闘機にはその空域で、米国の航空機を攻撃したり、強制着陸させたりする能力はない。つまり中国のやっていることには全く意味がない」

 長い間、親しくしている米空軍の長老ともいえる将軍が私にこう言った。日本では、中国の防空識別圏について、軍事問題を知らない専門家が的はずれの騒ぎをしているようだ。

 米軍のB52爆撃機がこの防空識別圏を通過して韓国へ飛んだが、中国政府は何の対応もできなかった。私はグアム島など各地でこのB52を取材し、実際に乗ったこともあるが、米空軍では極めて古い航空機で、B2ステルス大型爆撃機やB1などに替えられつつある。

 だが、古くてもミサイル妨害レーダーや新しいミサイルを装備しているので、中国の戦闘機ではとても歯が立たない。

 防空識別圏というのは、文字通り識別が明確でない航空機に強制的に身柄を明らかにさせるとともに、命令に従わない場合は強制着陸させ、ことと次第によっては撃墜してしまう空域である。米軍の常識では、防空識別圏は実力で不明機や敵性航空機を排除することを事前に通告している空域である。
中国の防空圏を軽く突破したB52爆撃機(AP)


 つまり領土を侵犯しているかどうかといった問題にかかわりなく、実力で排除できるかどうかが争点だ。

中国の身勝手な防空識別圏と同じような問題は、すでに日本を取りまく海上で起きている。中国は急激に海軍力を増強しており、最近は日本の海上自衛隊が北朝鮮や中国に近づいた際、第7艦隊の艦艇が一緒に行動していない場合、中国の艦艇が脅しをかけたり、いやがらせをしたりすることが多いという。

 中国艦艇は実力で自衛艦隊を追い払おうとするが、これまで問題になっていないのは、海上自衛隊の技量が中国海軍より優れているからだ。

 「艦艇の性能や乗務員の技術からいって、中国がかなうはずがない」。第7艦隊の首脳はこう言っている。

 2001年、ブッシュ政権が登場した直後、東シナ海の公海上空で中国の戦闘機が米国の電子偵察機EP3に追突した海南島事件があった。この事件について、米海軍当局者は、パイロットの対応が間違っていたという結論を出している。米軍関係者は、中国の防空識別圏は、このEP3事件の延長線上にあるとみている。

 一方、オバマ政権首脳や国務省は、中国に対する事なかれ主義から、米国の航空会社に対して航行プランを中国側に提出するように通達している。だが、これは命令ではない。

 つまるところ、日本にとって中国の防空識別圏問題は、法律や外交上の問題ではない。不法な行動を取り始めた中国に対して、日本の航空自衛隊がどこまで対抗できるかという、世界ではありふれた力比べの問題なのである。

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中国の身勝手な防空識別圏と同じような問題は、すでに日本を取りまく海上で起きている。中国は急激に海軍力を増強しており、最近は日本の海上自衛隊が北朝鮮や中国に近づいた際、第7艦隊の艦艇が一緒に行動していない場合、中国の艦艇が脅しをかけたり、いやがらせをしたりすることが多いという。

 中国艦艇は実力で自衛艦隊を追い払おうとするが、これまで問題になっていないのは、海上自衛隊の技量が中国海軍より優れているからだ。

 「艦艇の性能や乗務員の技術からいって、中国がかなうはずがない」。第7艦隊の首脳はこう言っている。

 2001年、ブッシュ政権が登場した直後、東シナ海の公海上空で中国の戦闘機が米国の電子偵察機EP3に追突した海南島事件があった。この事件について、米海軍当局者は、パイロットの対応が間違っていたという結論を出している。米軍関係者は、中国の防空識別圏は、このEP3事件の延長線上にあるとみている。

 一方、オバマ政権首脳や国務省は、中国に対する事なかれ主義から、米国の航空会社に対して航行プランを中国側に提出するように通達している。だが、これは命令ではない。

 つまるところ、日本にとって中国の防空識別圏問題は、法律や外交上の問題ではない。不法な行動を取り始めた中国に対して、日本の航空自衛隊がどこまで対抗できるかという、世界ではありふれた力比べの問題なのである。

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