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時代を見通す日本の基礎情報

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揺さぶりを拉致20年】情報戦で正恩氏をピンポイント攻撃 尊厳や身の危険に過剰反応

どうすれば拉致被害者を奪還できるのか それはすなわち、何をすれば北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に「被害者解放」を決断させられるのかということだ。



 安倍晋三首相も、夕刊フジの単独インタビュー(2月27日掲載)で「金正恩氏に対し、『拉致、核、ミサイルの諸問題を解決しない限り、北朝鮮は世界からますます孤立し、明るい未来を描くことはできない』と理解させなければならないと思っている」と述べた。

 2月の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件は、正恩氏の指示によるものとみられるが、事件は1つの示唆を与えてくれている。

 正恩氏が、正男氏殺害を決断したとされる背景には、亡命政権構想の関係者と正男氏が接触していたことが指摘されている。亡命政権の誕生は、正恩氏の政治的生命を脅かし、場合によっては死にも直結する。

 だからこそ、正恩氏は殺害を急いだとみられている。

 過去にも、正恩氏が過敏に反応したケースがある。いずれも、北朝鮮で「最高尊厳」とあがめられる正恩氏の権威を著しく傷つけるものだった。

 一つは、国連決議をめぐって、正恩氏を国際刑事裁判所に訴追しようとする動きがあったときだ。北朝鮮は外相を15年ぶりに訪米させ、欧州には朝鮮労働党で国際問題を担当している書記が送り込まれた。

 もう一つ韓国から北朝鮮に向けて飛ばされている風船ビラに、正恩氏の妻、李雪主(リ・ソルジュ)氏ックススキャンダルが記されていたときだ。正恩氏は「絶対やめさせろ」と指示したとの情報がある。

 一連の事例から分かるのは、正恩氏は北朝鮮に対する批判にはそれほど反応しないが、正恩氏個人の尊厳に危害が及ぼうとすると、敏感に反撃に出るということだ。


 正男氏殺害事件を受け、正恩氏を動かそうとする試みも始まっている。北朝鮮向け短波ラジオ放送「しおかぜ」は2月25日から、組で殺害事件や北朝鮮ではタブーとされる正恩氏の母、高英姫(コ・ヨンヒ)氏の「在日朝鮮人」という出自にも触れている。

 しおかぜを運営する「特定失踪者問題調査会」の村尾建兒(たつる)専務理事は「正恩氏を煽(あお)る情報を送れば、何か変化が起きるかもしれない。正恩氏を刺激することで、拉致の交渉に乗ってこないともかぎらない」と話す

 これまでの北朝鮮の反応を見れば、北朝鮮への情報注入が事態を動かす1つの契機となる可能性はある。正恩氏を狙い撃ちにした「情報戦」を本格的に仕掛ける時期を迎えている。 


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