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時代を見通す日本の基礎情報

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新説]中国の歴史は8行の繰り返しだった!

語り古された中国史は、嘘だらけだった! 二人の口から明かされる真実とは?

――今回、『嘘だらけの日中近現代史』を書くことになったきっかけは何だったのでしょうか?

 倉山 中国は尖閣問題やいわゆる南京事件など、歴史を最大の武器として利用してきました。それに対して日本は70年間やられっ放し。その敗因は、日本人が正しい日中関係史というものを知らないという点にある。「国を憂う」などといった立派なものではありませんが、歴史学者にも責任があると思うんです。この本を、すべての日本人、そしてマイケル・グリーン(日本に対し対アジア政策において穏健な立場を取るよう提言している米政治学者)に日本語で歴史書を読んでもらいたいという思いで書きました(笑)。

 上念 我々は「中国5000年の歴史」という言葉に騙されているわけですが、本当のところは70年くらいだったということがこの本を読んでよくわかりましたよ。どれだけサバを読んでいるのかと。

 倉山 中国の歴史サイクルはたったの8つ(下記【これが中国史のすべてだ!】参照)。夏王朝から明の時代まであらゆる民族が入り乱れて独裁、腐敗、革命を数千年繰り返しているだけです。「中国人」や「漢民族」が一貫して「中国」を5000年間支配したなどという歴史はありません。そして中国エリートは実はヨーロッパのような近代国家に憧れていましたが、マネできたのは帝国主義だけ。明や清の時代から、各国に移民を送り込んで力と陰謀で世界を乗っ取ろうとしてきたけど、現代の高級官僚が家族を海外に散らしてリスクヘッジしているのもそれと変わらない。

 上念 今、アメリカで言われている「中国を止める方法」というジョークの一つには、ハーバードで授業参観をして中国人学生の親を拘束するっていうのがある。アメリカの名門大学には、そのくらい中国の高級官僚の子息がいる。あと、中国からの海外送金を止めるっていうのもありましたね。

 倉山 中国5000年といっても新王朝の歴史や英知が異民族の侵略でいったんリセットされるので、過去に学ぶこともできない。かといって、助けの手を差し伸べた日本のアジア主義者を虐殺者呼ばわりしてきましたから、日本人としてはなすすべもないわけです。
本書のなかでも、「中国の歴史は8行の繰り返しだ」と指摘されていますが、現在の中国は「皇帝側近の跳梁」を経て「秘密結社の乱立と農民反乱の全国化」あたりということになりますよね。

 倉山 そうですね。実際に最近、邪教と呼ばれる地下宗教が活発化しているし、全国各地で暴動も起きているでしょう。中華人民共和国の歴代トップを明朝の皇帝で例えるなら、毛沢東は建文帝、●(=登におおざと)小平は永楽帝ということになりますね。習近平は、国政改革に取り組むも、結局先代の悪政による負の遺産を抱えきれずに民衆の反乱に遭い、最後は自害した明朝最後の皇帝、崇禎帝になってしまうんではないでしょうか。はっきり申し上げると、中国史は『三国志演義』の脚本のまま、登場人物の名前と武器だけ変えればそのまま語れちゃうんです。


 上念 民度もまったく変わっていないですよね。アメリカ人外交官のラルフ・タウンゼントが’33年に書いた『暗黒大陸中国の真実』という本があるんですが、その冒頭に上海の船着き場の描写がある。外国船が港に入ると、近くに漂っている薄汚れた船が一斉に寄ってきて、外国船の汚水排出口に柄付きの網を延ばして、そこから出てくる残飯をすくって食料にする場面です。

 倉山 それって、今の「下水油(残飯や下水から精製した食用油)」とまったく同じ発想ですよね!

 上念 そう。ちなみにタウンゼントは、アメリカは中国と関わらないほうがいいと盛んに提言している。今はその警告を、日本が参考にするべきではないでしょうか。例えば尖閣をめぐる反日デモのあと、中国進出の日本企業が一斉に撤退を考え始めましたよね。でも僕からすると「何を今さら」って話。「そんなリスク、最初から織り込み済みじゃなかったのかよ!」って。

 倉山 当時のアメリカ人は今の日本人以上に中国をわかっていなくて、タウンゼントは異端視され、最後は親ナチス呼ばわりされた。それで結局、フランクリン・ルーズベルトは親中派に「毛沢東は国民党的ファシズムにも反対しているだけでコミンテルンと関係ない。実は資本主義だ」と言われて鵜呑みにしちゃった。

 上念 アメリカはいまだにやたら中国贔屓のイアン・ブレマーみたいな媚中学者の親中論がまかり通っているから、変わっていない(笑)

――“8行サイクル”でいくと、次はいよいよ「地方軍閥の中央侵入」ということになりますよね?

 倉山 大規模な経済危機が起きれば、そうなるでしょうね。実際、人民解放軍の統制は乱れていると聞きますし。

 上念 経済はすでに危険水域。中国はリーマンショックあたりで、農村から都市部への人口流入がストップする「ルイスの転換点」を越えた可能性があります。

 倉山 日本の’70年代の高度成長モデルが機能しなくなって、景気が悪くなった頃と似ていますね。

 上念 そのとおり。リーマンショック直後は地方にカネをぶっ込んで、不動産開発を行って不動産バブルを作って持ちこたえた。ところがインフレがひどくなり始めたので金融引き締めをやって元高を容認しなければならなくなった。しかしそれでは輸出主導が成り立たなくなる。逆にカネを刷りすぎるとインフレに逆戻り。この微妙な均衡が崩壊すれば、これまでにない衝撃が待っていますよ。

 

 ──ところで、著書の帯には「日本の中国研究者が書けないタブー」とありますが、なぜタブーが存在するのですか?

 倉山 東洋史の学会って、縄張り社会なんですよ。研究者は、自分の好きな領域を研究できず、学会のお偉いさんに「君は宋代の何年から何年まで研究してね」と決められてしまう。

 上念 ものすごいトップダウンですね(笑)。

 倉山 決められた領域以外を勝手に研究したり、師匠の研究結果に異を唱えようものなら、すぐに学会から追放される。その結果、何十年も前に中国人の大御所学者が中国側の自己弁護として発表した見解が、そのまま脈々と受け継がれるわけです。もともと歴史を勉強しに大学院に行くような連中はオタクばかりなんだから、研究者には親中派も反中派もない。

 上念 しかしそうした体質の影響もあって、日本の教科書に南京事件が「大虐殺」として確定事実のように掲載されているから怖いですよね。南京で中国の民間人が犠牲になったのは確かでしょう。日本軍は便衣兵の攻撃に悩まされていたわけですし、日本軍のなかにもならず者はいたはず。でも、何十万人の市民を殺害したというのは常識的に無理がある。というか、便衣兵殲滅のための巻き添えで民間人に死者が出た南京事件より、武装解除されて日本への帰国を待っていた数千人の元日本兵が無残に殺された通化事件のほうがよっぽどひどい。

 倉山 南京事件で日本軍を虐殺集団呼ばわりするなら、中国側には検証責任がある。ところが、南京大虐殺の死者数を裏付ける中立的証拠もなければ、日本軍による組織的犯行だったという証拠もない。「うちらもやっていたから、やつらだってその程度のことをやってるだろう」という発想で言っているにすぎない。

 上念 こういうことを言うと、僕らのことを嫌中派だとか右翼だという人もいますが、それは違う。例えば街宣右翼の人たちがよく使う大東亜共栄圏なんて言葉は、後付けだと思っていますよ。

 倉山 真珠湾攻撃に至ったのは、日本の陸軍と海軍の無能な官僚同士の権力争いのせいですもんね。私なんて、実は親中派と呼ばれる人たちとも仲がいい。村山談話によって設立されたアジア歴史資料センターに3年もいましたからね。

 上念 愚かなリーダーといえば、明治、大正、昭和と3時代で外務大臣を務めた、内田康哉という人物がいますね。

 倉山 リットン調査団と喧嘩して、日本にかなり有利であった報告書を反日文書扱いしてしまいましたからね。それで帝国議会で「たとえ焦土となっても満洲国は渡さない!」と啖呵を切って、日本は世界中を敵に回すことになった。ほかにも自らの脇の甘さからイギリスの外交官にスパイ活動されたり、あまりに無能すぎて、あだ名が「ゴム人形」でしたからね(笑)。’69年に出版された彼の伝記には、一行として彼を褒め称えている箇所がないですからね。

 上念 恥ずかしいから、逆にスパイであってくれたほうがありがたい。

 倉山 外務大臣になる以前は駐オーストリア大使だったんですが、彼の手書きの公信を見たことがなく、本当に仕事をしていたかどうかすら怪しい。そんな人物がなぜ、3回も大臣をやれたのかがわかれば、大日本帝国の反省は完了したに等しいでしょう。人あたりだけはよかったらしいですけど。

 上念 今で言うと白川方明みたいなもんですかね(笑)。

 倉山 現場は優秀でトップは無能というのは帝国陸軍、東京電力しかりで、日本の伝統ですね

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 ──ところで、著書の帯には「日本の中国研究者が書けないタブー」とありますが、なぜタブーが存在するのですか?

 倉山 東洋史の学会って、縄張り社会なんですよ。研究者は、自分の好きな領域を研究できず、学会のお偉いさんに「君は宋代の何年から何年まで研究してね」と決められてしまう。

 上念 ものすごいトップダウンですね(笑)。

 倉山 決められた領域以外を勝手に研究したり、師匠の研究結果に異を唱えようものなら、すぐに学会から追放される。その結果、何十年も前に中国人の大御所学者が中国側の自己弁護として発表した見解が、そのまま脈々と受け継がれるわけです。もともと歴史を勉強しに大学院に行くような連中はオタクばかりなんだから、研究者には親中派も反中派もない。

 上念 しかしそうした体質の影響もあって、日本の教科書に南京事件が「大虐殺」として確定事実のように掲載されているから怖いですよね。南京で中国の民間人が犠牲になったのは確かでしょう。日本軍は便衣兵の攻撃に悩まされていたわけですし、日本軍のなかにもならず者はいたはず。でも、何十万人の市民を殺害したというのは常識的に無理がある。というか、便衣兵殲滅のための巻き添えで民間人に死者が出た南京事件より、武装解除されて日本への帰国を待っていた数千人の元日本兵が無残に殺された通化事件のほうがよっぽどひどい。

 倉山 南京事件で日本軍を虐殺集団呼ばわりするなら、中国側には検証責任がある。ところが、南京大虐殺の死者数を裏付ける中立的証拠もなければ、日本軍による組織的犯行だったという証拠もない。「うちらもやっていたから、やつらだってその程度のことをやってるだろう」という発想で言っているにすぎない。

 上念 こういうことを言うと、僕らのことを嫌中派だとか右翼だという人もいますが、それは違う。例えば街宣右翼の人たちがよく使う大東亜共栄圏なんて言葉は、後付けだと思っていますよ。

 倉山 真珠湾攻撃に至ったのは、日本の陸軍と海軍の無能な官僚同士の権力争いのせいですもんね。私なんて、実は親中派と呼ばれる人たちとも仲がいい。村山談話によって設立されたアジア歴史資料センターに3年もいましたからね。

 上念 愚かなリーダーといえば、明治、大正、昭和と3時代で外務大臣を務めた、内田康哉という人物がいますね。

 倉山 リットン調査団と喧嘩して、日本にかなり有利であった報告書を反日文書扱いしてしまいましたからね。それで帝国議会で「たとえ焦土となっても満洲国は渡さない!」と啖呵を切って、日本は世界中を敵に回すことになった。ほかにも自らの脇の甘さからイギリスの外交官にスパイ活動されたり、あまりに無能すぎて、あだ名が「ゴム人形」でしたからね(笑)。’69年に出版された彼の伝記には、一行として彼を褒め称えている箇所がないですからね。

 上念 恥ずかしいから、逆にスパイであってくれたほうがありがたい。

 倉山 外務大臣になる以前は駐オーストリア大使だったんですが、彼の手書きの公信を見たことがなく、本当に仕事をしていたかどうかすら怪しい。そんな人物がなぜ、3回も大臣をやれたのかがわかれば、大日本帝国の反省は完了したに等しいでしょう。人あたりだけはよかったらしいですけど。

 上念 今で言うと白川方明みたいなもんですかね(笑)。

 倉山 現場は優秀でトップは無能というのは帝国陸軍、東京電力しかりで、日本の伝統ですね

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