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時代を見通す日本の基礎情報

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朴大統領訪米に現地メディアは冷淡 米高官が日韓関係改善を“警告”も

韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は16日(日本時間17日未明)、ホワイトハウスでオバマ米大統領と会談する。滞在4日間という公式訪米だが、米メディアは積極的に取り上げておらず、関心は低い。加えて、米政府高官が首脳会談直前、韓国に日韓関係の改善を求める“警告”を発する事態も起きたオバマ氏との公式晩餐(ばんさん)会もなく、自慢の「米中二股外交」は正念場を迎えている。

 朴氏は14日には米航空宇宙局(NASA)ゴダード宇宙センターを視察し、15日には「ペンタゴン」の呼称で知られる国防総省を訪れ、カーター国防長官が主催するパレードによる歓迎を受けた。


 KBS(韓国放送公社)は16日の放送で、このシーンを大々的に取り上げ、米韓同盟の「絆」が深まっていることを強調した。


カーター米国防長官(右)の歓迎を受けた朴大統領だが、成果は芳しくないようで… (ゲッティ=共同)【拡大】

 だが、残念ながら米メディアの関心は薄い。

 ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストなどの主要メディアは、滞在中の朴氏の動静をほとんど伝えていない。テレビ局も同様だ

 朴氏は先月、米国の反対を押し切って、北京で行われた抗日70年記念行事に出席した。中国傾斜に不満を抱く米国のご機嫌を取るためにも、「宇宙開発」や「安全保障」といった“硬派”なテーマを打ち出して、良好な米韓関係を演出しようとしたが、米国側の対応は社交辞令的といえる

 こうしたなか、米政府の高官3人が14日、米韓首脳会談前のタイミングで異例の記者会見を開き、わざわざ韓国側に“警告”を発した。

 NHKなどによると、ラッセル国務次官補は会見で、今月末から来月初めをめどに開催が予定されている日中韓首脳会談に関連して、「特に重要なのは日本との関係だ。日韓の協力は米国にとって戦略的な優先事項だ」と語ったという。

 分かりやすく訳せば、「いい加減、『告げ口外交』や『反日政策』はヤメロ。日本と仲良くしろ!」ということだろう

 「反日」をライフワークとする朴氏は、米国の忠告に素直に従うのか。

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