忍者ブログ

時代を見通す日本の基礎情報

日本を取り巻くアジア情勢の変化 世界の情報を辛口で伝える情報部ログ 世の中はめまぐるしくかわっていきます その中で取り残されない為の情報をお伝えします Changing Asian situation surrounding Japan Tell the world information by information Department log The world is rapidly mood In order not to lag behind in its informed the <a href="https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3BDZ68+72TSYA+4IRQ+5YJRM" rel="nofollow">なんでもまとめてお売りください!宅配買取「いーあきんど」</a> <img border="0" width="1" height="1" src="https://www19.a8.net/0.gif?a8mat=3BDZ68+72TSYA+4IRQ+5YJRM" alt="">

習体制、赤っ恥 天安門で“自爆テロ”か

習近平国家主席率いる中国が激震している。中国共産党の権威を象徴する北京市中心部の天安門広場に白昼堂々、四輪駆動車が群衆に突っ込んだ後、炎上した。5人死亡、38人重軽傷。「天安門城楼に掲げられた毛沢東の肖像画に向かって突進した」「車は爆発した」との目撃談があり、自爆テロとの見方が浮上、北京市公安局はウイグル独立派が関与した可能性があるとして捜査している。経済の悪化が指摘される中、汚職や貧富の格差、環境汚染、少数民族弾圧など同国が抱える多くの矛盾が噴き出した。

 世界を震撼させる事件が発生したのは28日正午(日本時間午後1時)。スポーツタイプの四輪駆動車1台が天安門広場の歩道に突っ込んだ後、逃げ惑う人々をなぎ倒しながら約500メートル走行し、橋の欄干に衝突して炎上した。広場には、負傷者の悲鳴と武装警察の怒号が響き渡った。

 北京市公安局によると、車内にいた3人を含む計5人が死亡、車にひかれた観光客や警察官ら38人が負傷した。

 現場は、中国建国の父、毛沢東の巨大肖像画が掲げられた天安門の目の前で、共産党指導者の執務室が集中する中南海のすぐ近く。11月の第18期中央委員会第3回総会(3中総会)を控え、厳重な警備態勢が敷かれていただけに、習主席以下、指導部に赤っ恥をかかせたことになる。
容疑者は誰か。公安当局は、新疆ウイグル自治区に戸籍登録しているウイグル族の男性2人を「容疑者」に挙げ、新疆ナンバーの小型四輪駆動車4台を「容疑車両」に指定。それぞれ実名と具体的なナンバーを挙げ、情報を集めている。

 「(少数民族が使うような文字が書かれた)黒い旗を振りながら突っ込んできた」との証言もあり、現地では「自爆テロ」(中国メディア関係者)との見方が浮上。19世紀末、中国では黒い軍旗を掲げて清朝統治に反対する武装組織「黒旗軍(こっきぐん)」が活動しており、こちらの関連も注目されている。

 『中国人民解放軍の内幕』(文春新書)の著書で知られるジャーナリストの富坂聰氏は「中国に電話取材したところ、『ガソリンを車内で爆発させたようだ』と聞き、明らかにテロだと思った。何らかの不満を政府にぶつけてきたのは間違いない」と語った。

 そのうえで「(中国共産党の弾圧を受ける)ウイグル族による反政府活動も考えられるが、中国の一般国民による自爆テロの可能性もあるように思う。貧困層のなかには食い詰めた人がたくさんおり、不満というガスがたまっている。天安門で起きるのは珍しいが、中国各地では、プロパンガスを担いで自爆するなど攻撃的なテロが頻発している」と語る。

 確かに、中国では「貧富の格差」や「幹部らの汚職」「少数民族への弾圧」などへの不満が発火点に達している。中国全土で毎年十数万件から数十万件の暴動が発生しているという指摘もある

天安門広場で事件が起きた同じ日、四川省南充市でも、中型バスが交通警察と裁判所の敷地に突っ込み、敷地内の複数の車両に衝突、警察官2人が負傷する事件も発生。公安当局はバスの運転手を拘束して、詳細を調べているという。

 中国事情に詳しい評論家で、拓殖大学日本文化研究所客員教授の黄文雄氏は「反政府テロや暴動は中国各地で頻発している。これまでは地方で目立たなかったが、今回は北京・天安門広場を選んだことで、世界中に中国の実態が知れ渡るようになった」といい、こう続ける。

 「国民の習体制への不満は増幅している。今回の事件に触発され、類似のテロや暴動が相次ぐ可能性は十分にあるだろう。国際的に報道されたため、中国政府は調査結果を発表せざるを得ないが、内容をうのみにしてはいけない。習指導部は共産党支配の支えとなっている人民解放軍とマスメディアへの統制も強めており、このことが習指導部が末期状態であることを示している」

 沖縄県・尖閣諸島への挑発や、常軌を逸した「反日」言動も、習指導部が国民の不満を外に向ける窮地の策の可能性が高いのだ。

 前出の富坂氏は「温家宝前首相は以前、『国民の不満を払拭し、政治改革を断行しないと、共産党が積み上げてきたものをすべて失う』と警告していた。今後、反政府テロや暴動が散発的に起きるのか、『中東の春』のように一気に共産党体制が崩壊していくのか…。習体制の崩壊はいつ起きてもおかしくない」と語っている。

拍手[0回]

PR