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ランキングは、観光関連のインフラや自然・文化資源などの14分野を細分化し、項目ごとに指数化して算出したもの。
総合首位はスペインで、フランス、ドイツと続き、日本は前回13年の14位から、アジア地域の最高位である9位に上昇した。「客の待遇」の項目では1位になるなど、東京五輪誘致でアピールした「おもてなし」の精神が高く評価された。
凋落ぶりが目立つのが前回の25位から29位に順位を落とした韓国だ。中国が45位から17位へ大きく順位を上げただけに独り負けともいえそう。
特に「安全と警備」の項目では、日本は22位だったが、韓国は61位と低評価だった。
夕刊フジで「新・悪韓論」を連載するジャーナリストの室谷克実氏は、「13年7月に(米サンフランシスコで)起きたアシアナ航空の着陸失敗事故や、昨年4月の旅客船セウォル号事故など、ここ数年、大きな事故が立て続けに起きている。こうした安全面の懸念も国際社会での評価下落を招いている」と指摘する。
韓国は「外国人観光客数」でも日本に水をあけられている。
朝鮮日報によれば、今年2月の訪韓観光客数は105万人で、昨年11月から4カ月連続で日本に逆転を許したという。同月の訪日外国人観光客数は前年同期比58%増の139万人で過去最多だった。反日姿勢の強まりを受けて、日本人観光客が訪韓を敬遠したことも影響しているとみられる。
焦りを強める韓国は、日本で韓流ブームの起爆剤となったドラマ「冬のソナタ」の制作会社が、「冬ソナ2」を制作する計画を進めるなど日本人観光客の呼び戻しに躍起となっている。
ところが、これに水を差すような動きもある。ソウル市は6日、日本の植民地支配解放70年の記念行事の一環として、「従軍慰安婦」の被害をアピールする新たな像を年末までに設置すると発表したのだ。
室谷氏は「朴政権が発足してから、韓国では中国人観光客への依存を強めてきたが、今年の旧正月『春節』では、渡航先に韓国より日本を選ぶ中国人が多かった。リピーターの獲得にも苦戦しており、日本から中国にシフトした観光業界の戦略にほころびがみえてきた。日本人観光客を呼び戻さなければジリ貧になる。このまま反日路線を突き進んでも、自らの首を絞めることになるだけだ」と語っている。