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今や多くの国から「キワモノ」と見られつつある韓国。その隣国に穏やかとはいえない事態が舞い降りている。国内の不満を解消するかのように、日本に「歴史」問題で絡むのはマニュアル通りといえるが、友好ムードを演出してきた北朝鮮から敵視政策を再開され、同盟国である米国からは「嘲笑外交」の裏の顔が暴露されてしまうという「三重苦」に見舞われているのだ。自業自得というのは簡単だが、隣国として向き合わなければならない日本政府の後始末にかかる時間と苦労を考えると、いい加減にしてもらいたいと思うのは私だけではないだろう。「世界をリードする大韓民国」を目標に掲げた文在寅大統領を待ち構えているのは、「二枚舌」の清算という厳しい現実かもしれない。
「世界の歴史で最も悲しい戦争を終わらせるための努力に大胆に乗り出すことを望んでいる」。文大統領は朝鮮戦争開戦から70年の節目を迎えた6月25日、北朝鮮にこう呼びかけた。少し前ならば、平和的な「統一」を志向する文大統領のほほ笑みに共鳴する向きもあったかもしれないが、さすがに今は「で、本心はどこ?」と感じてしまう人々は少なくない。その理由は、不運にも米国からその「二枚舌」の数々が明かされてしまったからだ。
ドナルド・トランプ政権の内実を暴露した回顧録を6月23日に出版し、注目を浴びているジョン・ボルトン前米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)の回顧録『The Room Where It Happened』は、文大統領の実態を知るには欠かせない「教科書」ともいえる。詳しくは売れ行き好調なボルトン氏の著書を読んでほしいが、そこには「おいおい、こんなことで本当に良いのか」という驚愕(きょうがく)の証言が記述されている。
それによると、2019年4月に米ワシントンで開かれた米韓首脳会談で、トランプ大統領が北朝鮮への軍事オプションについて触れた際、文大統領は対北軍事協力を行うことができるとの意向を示した。同盟関係にある両国が軍事オプションの可能性について協議していること自体は当然ではある。
問題といえるのは、文大統領のぎこちないほほ笑みに隠された「二枚舌」の部分で、それは度が過ぎれば歴史をも変えてしまう危険性があることを物語る。ボルトン氏の回顧録によれば、文大統領は2018年4月27日、板門店で11年ぶりとなる南北首脳会談を開催。その翌日、トランプ大統領との電話会談で「金委員長が豊渓里(プンゲリ)核実験場の閉鎖、完全な非核化を約束した」と伝達したという。文大統領は執拗(しつよう)に米朝、米韓朝の首脳会談開催を要請し、米国は文大統領による「仲介」の結果を含めて対北戦略を練ってきたが、この根幹となる「完全な非核化の約束」という部分が「二枚舌」だった可能性が指摘されている。こうした一連の動きについて、東亜日報は「文氏が金正恩氏の意図を誤認したか、自分が望むように拡大解釈した可能性を排除できない」と報じている。
回顧録にある通り、文大統領が米韓朝3カ国での首脳会談という「テレビ映り」を気にしていただろうことは容易に想像がつくが、文大統領による情報に基づいてマイク・ポンペオ米国務長官が平壌訪問で非核化に向けた措置を協議した際、北朝鮮側が「一方的で強盗のような要求」と反発したことを考えれば、かなり恐ろしいものがある。これ以外にも北朝鮮側が提案していると思われたシンガポールでの「終戦宣言」についても、ボルトン氏は「文大統領によるもの」との疑いを持っている。
さすがに米国は世界最高レベルにある独自の情報網を駆使した上で米朝首脳会談などに臨んでいたと信じたいが、国益がかかる外交で事実と異なる「二枚舌」がもしも生じていたとすれば、あまりにも恐ろしい。2019年4月にホワイトハウスで開催された米韓首脳会談で、トランプ大統領はわずか「2分間」しか文大統領と向き合わなかったが、その背景にはあまりにも無茶な文大統領による「歴史修正」への怒りがあったのかもしれない。朝鮮日報は6月23日配信の記事で、2019年4月と2018年5月の米韓首脳会談に関する青瓦台の発表とボルトン氏の回顧録にある記述を比較する記事を配信し、「信じ難いほど隔たりが大きい」と評している。
嘲笑外交を繰り返す文大統領の就任後、握手を求められてきた北朝鮮側がボルトン氏の回顧録を読んでいるのかは不明だが、男女間に入る仲人ではあるまいし、双方に「相手が会いたがっている」とささやいていたとすれば、どこかの時点で話がチグハグになって当然だろう。2018年6月にシンガポール、2019年6月に板門店で開催された米朝首脳会談による成果は今のところ具体的に見えてはいない。
文大統領による「二枚舌」外交の欺瞞(ぎまん)を知るのは、他ならぬ同じ民族の北朝鮮なのかもしれない。最近では、金正恩朝鮮労働党委員長の実妹、金与正第一副部長がカンカンだ。その理由は多くのメディアが解説しているので省くが、北朝鮮は今月16日に南北共同連絡事務所を爆破し、南北軍事境界線付近への軍進出の動きを見せた。だが、その後は何だかよく分からないうちに振り上げた拳をおろしている。
外務省担当の全国紙記者の1人は「北朝鮮と韓国は、高めのボールを最初に投げて相手を脅かし、ブラフを見抜かれると一転して落としどころを探るという点では同じやり方をする。原因はすべて相手のせいにするところも一緒だ。吉本新喜劇もびっくりのショーを見せられるのはいい加減飽きた」と語る。文大統領は6月25日の演説で「韓国の体制を北朝鮮に強要するつもりはない」「仲の良い隣人になるよう望む」と再びほほ笑み外交に舵を切ったが、軍事オプションをトランプ大統領との間で協議しておきながら、「右手で握手、左手で拳」の姿勢を持ち続けるハートはさすがとしか言いようがない。
韓国統計庁が発刊している「北韓の主要統計指標」によると、2016年の北朝鮮の国民総所得は韓国の45分の1にすぎない。北朝鮮の兵力は陸軍を中心に約130万人近くとされ、韓国軍は60万人以下ではあるが、いざとなれば「ドラえもん」役の米軍に助けを求めることができるという優越的地位にある。南北間には1972年の南北共同声明、1991年の南北基本合意書、2000年の南北共同宣言、2007年の南北首脳宣言、2018年の板門店宣言と平壌共同宣言―といった数々の「成果物」があるものの、いずれも時の大統領が形だけにこだわった結果が今も「火薬庫」であり続ける根源にあるとさえ思えてくる。
米国に「正体」を見透かされ、格下と見ていた北朝鮮に激怒された文大統領の怒りの矛先は最近では日本に向いている。韓国外交部は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」を紹介する展示内容にからみ、歴史を歪曲しているとしてユネスコに世界遺産登録取り消しの可否を検討するよう要請し、韓国の与党「共に民主党」の国会議員約100人は6月23日、糾弾する決議案を韓国国会に提出。市民団体は安倍晋三総理を「ピノキオ」に例えたポスターをSNSで拡散している始末だ。安倍総理が「また、やっているよ」と顔も合わせたくないのは当たり前だろう。
誤解ないように触れておくが、日本にいる韓国人をはじめ韓国国民の多くは礼儀正しく、責任感があり、熱心に働き、そして約束を守る人々である。しかもイケメンぞろいで、韓流ドラマにうっとりとしている日本人も多い。だが、国家としての韓国、とりわけ文大統領はギャグにしてはあまりにも「寒すぎる」特性をお持ちなのである。
安倍総理は近く新たな外交・安全保障戦略を練ることにしているが、外交においては主張しない国や人間は相手にされず、不利な状況に追い込まれることがしばしば見られる。文大統領の支持率が3週連続で下落したとはいえ、いまだ5割を超え、任期も残り2年あることを踏まえれば、いつまでも無視しているだけではいられない。
ならず者国家の北朝鮮と、キワモノ国家の韓国が「キツネとタヌキの化かし合い」を思わせるようなチキンレースを続けているうちに、わが国は令和時代の新たな外交・安保戦略を持つべき重要な局面にある。数々の合意や約束事を覆すような国家に対しては毅然(きぜん)と対峙し、国際舞台の場でその欺瞞を追及していくべき時を迎えている。