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菅義偉政権は、日本学術会議を「聖域なき行政改革」の対象として検証する方針を固めた。年間10億円もの税金投入を受けながら、自国の防衛研究に過度なブレーキをかける一方、中国や韓国とは協力してきた学術会議に対し、「民営化」や「廃止」を求める声も強い。元通産官僚で評論家の八幡和郎氏が行革の方向性について、緊急寄稿した。
菅首相が日本学術会議の新委員候補6人の任命を見送った問題は、学術会議自体の存在意義、「民営化」も含めた組織のあり方の議論に発展してきた。
学術会議の現状には2つの問題がある。
1つは、各分野の学会の集合体になって、彼らの「既得権益の守護神化」していることだ。
もう1つは、軍事研究の禁止のように、「特定の政治勢力が国策に影響を与えるための道具」になっていることである。
日本学士院会員の任命や、科学研究費助成事業(科研費)の配分に直接関わっているというのは不正確だが、既存学者ムラで近接した関係にあることは間違いでない。
これを可能にしているのが、アカデミズムにおける左派勢力、とりわけ日本共産党系の勢力の強さだ。なぜ、強いかを語れば長い話になるが、学生運動をやり過ぎると民間に就職しにくいとか、学者の世界でそういう派閥に属すると有利ということもあると思う。
「科学の向上発達を図り、行政、産業及び国民生活に科学を反映浸透させる」というのが法律で定められた学術会議の目的で、政府機関としている理由だが、現状では、そういう期待に応えているとは言い難い。
これを改革するのに、「パンはパン屋の言うとおりにつくらせておくしかない」という人もいる。だが、ホテルのパン部門に問題があるときに、改善策を任していてはダメだ。適度に人事にも介入したり、予算で締め上げたり、存廃を議論する刺激が必要だ。
民営化すべきだという人もいる。確かに、会費で運営するようにして、法律で特別に意見を尊重することもやめたら、目が覚めるかもしれない。だが、私は放りだしたら良くなるとは思わない。ますます、利権獲得に熱心になるだけではないか。
むしろ、政府として、科学技術研究者に期待する役割を高らかに宣言し、「守旧的セクショナリズムを克服する組織見直し」や「政治的動きの排除」を要求する。できなければ、予算配分や組織のあり方を根本的に見直すと、フェアに方針を明確化すべきだ。
こうしたなかで、「民営化」や、米国のように「人文科学系を外して、自然科学系だけに絞る」という改革を断行してもいいと思う。学問の発展には、「自由の許容」も大事だが、同時に、政府が政策的に一定の影響を及ぼすことは、政治の最重要課題でもある。
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