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この活動家は、オーストラリア在住の30代の女性。SSのフェイスブック上の公式ページを通じ、「太地町での野生イルカの捕獲を記録しようとしただけだ」などと主張。入国許可と即時解放を求め、支持者らに協力を呼びかけている。
関係者によると、女性は平成27年11月ごろにも来日し、太地町でSSのキャンペーンに参加。当局は、女性がリーダー格として再度来日する可能性があるとみて警戒していた。
法務省はこれまでも、太地町で違法行為や悪質な嫌がらせを繰り返すSSの活動家らを入国拒否にしている。一方、国際手配されているSS創設者のポール・ワトソン容疑者はSSの公式ページで「9月1日に太地町の恥が再び繰り返される」と、太地町でのイルカ漁への妨害活動を“予告”。今後も日本へ活動家を送り込むとみられる
捕鯨問題では9月中旬にブラジルで国際捕鯨委員会(IWC)総会が開催予定で、日本は商業捕鯨の一部再開を求める方針。SSは2年後に東京五輪が開催される日本に世界的な注目が集まっていることから、日本をターゲットにした批判キャンペーンを強化し、勢力拡大を図っている。
悪天候で初日は漁を取りやめ
和歌山県太地町で1日、小型鯨類の追い込み漁が解禁された。午前5時ごろ太地いさな組合の漁船12隻が太地漁港を出発したが、悪天候のため漁を取りやめ、午前6時ごろに全ての船が港に戻った。