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時代を見通す日本の基礎情報

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日韓関係壊した根源は慰安婦問題の大誤報だ高齢者の「嫌韓感情」を問題視する朝日新聞

 朝日新聞10月19日朝刊のオピニオン欄に、耕論「嫌韓論の正体」という記事があった。3人の人物へのインタビューが載せられていたが、文筆業の男性のものが注目された。

 冒頭で、男性は「今春、がんのため77歳で亡くなった父は晩年、ネット右翼的な言動が著しく増えました」という。

 「名門とされる大学の出身で企業戦士だった父は、ノンポリでしたが、知的好奇心にあふれていました」というから、ごく普通の常識的な人であったことが分かる。それが右翼的な雑誌やネットの、「嫌韓ビジネス」に躍らされて、その被害者になってしまったのはまことに残念だ、というのである。

 同じような話は、朝日新聞11月16日朝刊、「悩みのるつぼ」という相談コーナーにも出ている。

 歌手で俳優の美輪明宏さんに相談している20代の女性の悩みは、「同居する80代の祖母が、ある近隣の国について、いつもバカにするようなことを言うので困っています」という。国の名前は出ていないが、韓国であることは明らかだ。

 「最近ではそういう祖母を見るたびにいやな気持ちになります。私のことをいつもかわいがってくれて、頭もよく、ずっと大好きで尊敬していました。しかし、これではネトウヨと同じです。最近では顔を合わせるのも避けたくなってきました」

 そこで何かアドバイスを、というものである。

 

美輪さんの回答は「相談者のおばあさまに、そんな正論を説いても恐らく通じることはありません。近隣国の話をしだしたら、その場を去って耳を傾けないことが一番です」というものである。

この2つの記事で、全く言及されていないのは、この高齢者の感情は、韓国側の数々の理不尽な言動に対する、極めて自然な反応に過ぎないという事実である。

 老人の認識が形成される前提として、慰安婦問題や、いわゆる「元徴用工」問題、韓国海軍駆逐艦によるレーダー照射事件、韓国国会議長による「天皇陛下(現上皇さま)への謝罪要求」、旭日旗問題など、あまたの問題が存在したのであろう。

 しかも、今日の日韓関係が破壊された根源に、朝日新聞による慰安婦問題の大誤報があったことは、紛れもない真実である。

 肉親の反応を嫌悪する、文筆家や20代の女性こそ、朝日的な虐日洗脳教育に踊らされた、見事な被害者ではないのか。

 この2人の方が、その洗脳状態を解くには、韓国の間違った歴史教育を解明した、元通産省(現経産省)官僚で、在韓日本大使館参事官や埼玉大大学院教授などを歴任した松本厚治氏の『韓国「反日主義」の起源』(草思社)や、韓国人が自己検証した、ソウル大学名誉教授の李栄薫(イ・ヨンフン)氏の「反日種族主義」(文藝春秋)を読むべきだろう。

 ただし、朝日新聞はこの貴重な著作を記事でも読書欄でも、紹介はしていないようだ

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