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時代を見通す日本の基礎情報

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神戸の救難飛行艇「US-2」の開発秘話描いた“超理系コミック”が話題

世界で唯一、波高3メートルの外洋での離着水が可能な救難飛行艇誕生の舞台裏を描いた漫画「US-2救難飛行艇開発物語」(小学館のビッグコミック増刊号で連載中)が好評だ。

 飛行艇は新明和工業の甲南工場(神戸市東灘区)で製造され、海上自衛隊が運用する。技術面の課題を乗り越えてゆく開発プロジェクトの軌跡が精密なタッチで描かれ、“超理系コミック”としても話題に。

 作者の月島冬二さん(53)は「当初はフィクションを随所に盛り込もうとしたが、うまくはまらなかった。取材で壮大なプロジェクトに触れるにつれ、自衛隊や新明和工業の関係者の言葉をそのまま描いた方が深みがあって面白いのではないかと考えた」と執筆にかける思いを話す。

     ■ □ ■US-2救難飛行艇開発物語

 「戦闘機みたいに外見上の強さはないが、丸みを帯びた温かみのあるフォルムがUS-2の魅力かな」

 第2次大戦後の占領期、日本の航空機製造は連合国軍総司令部(GHQ)に禁じられた。約7年に及ぶ空白期間は講和後も大きく影響。今でも日本の空の交通は欧米製の民間機が“支配”し、技術の溝を埋めるに至っていない。

日本の飛行艇はそうした欧米優位の中での例外的存在として世界に君臨し、数十年にわたりノウハウが受け継がれた。先代機のUS-1に続き、平成15年にはUS-2が初飛行。主な任務は海上遭難者の救出や離島の急患搬送で、約4700キロに及ぶ航続距離と、波高3メートルの荒波でも低速度で離着水できる性能を持つ。

     ■ □ ■

 作品づくりは、「日本のものづくりを描きたい」と願う編集者に共感しスタート。「丁寧に開発の順を追う」。リアリティーの追求に腐心し、取材を続けていた最中の27年4月、高知県沖でUS-2の水没事故が起きる。

 「作品の企画が半年ほど頓挫した。搭乗取材がキャンセルとなり、作品づくりもピンチに陥った」。それでもなんとか昨年から連載にこぎ着け、今年3月には単行本1巻が出版された。

 もともと軍事や国防に強い関心を持っていたわけではなく、飛行機を描くようになったのもプロの漫画家になってから。

 「マニアの方は詳しいだろうから、間違いがあれば指摘されるだろうと思い緊張した。専門的な表現をどう扱うべきかなど悩みは尽きない。ただ、US-2を知らない人に楽しんでもらうとともに、マニアの方にも納得してらえるような作品にしていきたい」(岡嶋大城)




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