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時代を見通す日本の基礎情報

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MH370便失踪の最新調査状況=機長が全員を道連れに?

海外網は7月13日、いまだ謎に包まれたままのマレーシア航空MH370便失踪事件の捜査の進展について、海外メディアの報道を集約して伝えた。

記事はまず「2014年3月8日、乗員、乗客239人を載せたMH370便がクアラルンプールから北京への飛行中に失踪して以来、その航跡は謎に包まれている。関係機関はこれまでにいくつかの地点からこの旅客機のものとみられる残骸27片を発見しているが、そのうちMH370便のものと確認されたのは3片のみだこの便の重要な飛行データを入手したフランスの捜査官はMH370のパイロットが『最後まで』航空機を制御しており、また他の何者かがコックピットに入ったという形跡がないことに疑いを持っている」と述べた。

続けて「フランスの日刊新聞ル・パリジャンは最近、英国のデイリー・テレグラフ、オーストラリア放送協会など多数の海外メディアの報道を総合して、MH370便の事件を捜査しているフランスの捜査当局が5月末にボーイング社から米シアトルの航空機製造本部からMH370便の重要な飛行データを取得したと明らかにした。新たな情報は、飛行機に起こった幾度かの異常な方向転換は手動操作でしかできないことから、ザハリエ・アフマド・シャー機長が失踪直前まで旅客機をコントロールしていたことを暗示している」とした。

さらに、「『このデータ通りなら、飛行機がインド洋でクラッシュしたとき、誰かが操縦桿を握っていたことになる。MH370便の何度かの異常な方向転換は手動操作によってしかできない。現時点で断定するのは時期尚早だが、誰かがコクピットに入ったことを示す形跡は一切ない』フランスの捜査官はボーイング社との機密保持の取り決めのため、匿名を条件にこのように語っている」と続けている。

また、「これについて、オーストラリアのメディアは、フランスが発表した新情報は、シャー機長が機上のすべての人々を巻き添えにしたことを暗示していると考えている。米国の『ザ・アトランティック』の最近の報道は、シャー氏の友人がこの機長は事故が起きる前、「悲しみと孤独感」にさいなまれていたと述べたことに言及している。これ以前にマレーシアの捜査官が導いた結論ではシャー機長とファリク・アブドル・ハミド副操縦士以外、他の10人のクルーは操縦訓練を受けたことはいっさいなかった」と続け、機長の何らかの関与が疑われているとしている。

最後に「2018年7月、マレーシア側の捜査官は長文のリポートを発表し、MH370便の制御装置が誰かに故意に操作され、そのため航空路を逸脱した可能性があるものの、誰にその責任があるのかは判断するのは不可能だと述べている。リポートが出た後、引き続きこの事件について司法調査を行っているのはフランスだけだ。数名のフランス人乗客が含まれていたため、フランスはこの事件に対する技術的な調査を行うことを許可されている。フランス民間航空総局はマレーシア側の調査リポートについて、リポートでは飛行機は損傷した可能性があり、飛行機の失踪にはある程度はパイロットの責任もあるという一部の「論調」を無視していると批判している」として、この事件の捜査に関わるフランスの執念を紹介している。(翻訳・編集/坂下晃)

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