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時代を見通す日本の基礎情報

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韓国版ウィキペディア「独島の歴史」は“ファンタジー史論”の極致

2月22日は、韓国が不法占拠している島根県・竹島(韓国名・独島)の返還を求める「竹島の日」だった。そこで、韓国語版ウィキペディアで、「独島の歴史」(2015年2月3日更新、原文はハングル)という項目を読んでみた。


日本固有の領土である島根県・竹島(聯合=共同)【拡大】



 そこに出ていたことは、「(日本海に浮かぶ韓国の)鬱陵(ウルルン)島から、かすかに(独島が)見えたはずだから“わが領土”」という論法でしかない。この論法でいけば、長崎県・対馬からは釜山が明瞭に見えるから、半島南部は間違いなく日本領-となる。

 「4世紀ごろに作られた新羅様式の土器が鬱陵島で発見された。これは鬱陵島住民たちが新羅と交流していたことを示す。鬱陵島の人々は漁業を主にしたし、周辺に豊かな漁場を保有した。当時、鬱陵島の人々はこの島(=独島)が見えるので、この島の存在が分かっていたであろうと推定される」

 「こう推定してみるとき、鬱陵島に住んでいた居住民が誰より先にこの島を見つけたことが分かると韓国学者は主張する」

 韓国語版ウィキペディアは、こう始まる。

 のっけから「…と推定される」「こう推定してみるとき…」では、韓国の民族派も何とも心もとないのではあるまいか。

 韓国語版ウィキペディアの記述は、新羅の武将、異斯夫(イサブ)が于山(ウサン)国(鬱陵島)を征服した話に飛ぶ。『三国史記』(朝鮮半島に残る最古の正史)の「新羅本紀」の引用だ。

 『三国史記』には、新羅の基礎を築いた4代目の王が日本列島から流れてきた人物だったとの記述がある。そんなこともあり、韓国の民族派は『三国史記』を否定している。しかし、他に史料がないからだろう、「都合の良い所だけ“つまみ食い”」しているのだ

それでも、韓国語版ウィキペディアの執筆者は、まだ良心的なのだと思う。『三国史記』の「地理誌」には、于山国に関して一切の記録がないことに触れている。于山国の記載がないのだから、独島の記載がないのは当然だ。于山国を征服したことはあるが、新羅の領土としては認識されていなかったのだ。

 ウィキペディアの引用は『高麗史』『李王朝実録』と飛ぶのだが、記述されているのは于山国のことばかりで、表題の「独島」は出てこない。

 おそらく、「鬱陵島の人々はこの島が見えるので、この島の存在が分かっていたであろうと推定される」ことを大前提にして、その于山国(鬱陵島)を征服した史料があることをもって「独島も…」と言いたいのだろう。

 もちろん「ウィキペディアに、こう書いているから…」とは、学術・史実とは無縁だ。それでも○○国版ウィキペディアの記述内容は、○○国の主張の総合的な、いや何よりも知的レベルを示すのではあるまいか。

 「…と推定される」「こう推定してみるとき…」-推定を都合よく積み重ねた結果を「史実だ」と喚(わめ)き回る手法を、世界の常識では「ファンタジー史論」と言うのである。

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「領収書」売買で月5万円を稼ぐ不良社員“秘密の副業”

1人の出入り業者によって持ち出された個人情報により、200億円もの損害を被ったベネッセコーポレーションを引き合いに出すまでもなく、いつの世にも、どんな組織にも不良社員は存在する。個人情報や企業情報の漏洩、商品の横流し、収賄にキックバック……その手口はさまざまだ。サラリーマンとして越えてはいけないラインを軽々とまたぐ“脱法社員”の生態に迫った!

◆領収書の売買で月に5万円を地道に稼ぐ

 某大手出版社で女性誌を担当する編集者の川崎肇氏(仮名・37歳)には、秘密の副業がある。

「編集の仕事って、取材費名目で会社に経費を請求しやすいんですよ。そうなると、架空請求を
【出版社 社員】川崎肇氏(仮名・37歳)

【出版社 社員】川崎肇氏(仮名・37歳)

して、小遣いをつくろうとする輩も出てくる。僕の顧客はそうした不届きな会社員たちです」

 現在の顧客は出版社、広告代理店、印刷会社などの社員30人ほど。

「全員知り合い。どこからバレるかわからないので、新規の客は取っていません」

 具体的な手口はこうだ。

「領収書を売る“バイ”と、白紙領収書などに宛名や金額を記入する“書き子”です」

 “バイ”の金額は、金額入りの領収書で1枚2000円、白紙で3000円。“書き子”は、1枚記入して500円だという。

 “バイ”に使う領収書はどのように集めているのか。

「常連の個人経営の店の主人にいくらか渡して、領収書一冊丸ごと買ったり、あとは、客からの買い取りです。金額は一律1枚1000円です」

 地道な副業だが、月に最低でも5万~6万円の収入になるという。

領収書【出版社 社員】
大手出版社勤務、独身。最初は仲間内で領収書の回し合いをしていたが「これは小銭になる」と思い、副業化。客から領収書を買い取り、それを転売して利ざやを稼ぐ。宛名、金額記入専門の「書き子」も数人抱える

<中村得郎弁護士の見解>
会社に対する詐欺罪の共同正犯が成立します。私文書の偽造罪にも該当しそうですが、偽造罪は領収書そのものを作成した場合に成立するのでこのケースでは該当しません。補足ですが、金額を書き換えた場合には変造罪が成立する可能性があります

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タクシー運転手たちのサービス競争

02年の新道路運送法施行後、規制されていた新規参入や保有車両、運賃などの自由化が進み、車両台数が急増しているタクシー業界。車両の稼働率は低下し、ドライバーの営業収入も激減しているなか、営業成績を上げようと“私的サービス”に精を出すドライバーも多いという。その新手法を、ケース別に見ていこう。

●探偵顔負けの顧客リストが存在
「売人の隠れ蓑として最適です」 タクシー運転手の“私的サービス”とは?

客の奪い合いは熾烈を極める


 一昨年頃から、タクシー会社の垣根を越えて、交通機関の情報をtwiiterやLINEなどのSNSで共有しながら売り上げをあげる“ツイドラ”と呼ばれるドライバーたちが増えている。個人ドライバーのHさん(45歳・タクシードライバー歴20年)も“ツイドラ”の一人だ。

「列車の遅延情報や交通事情、それとコンサートとかのイベント情報をスマホでチェックしてライバルに差をつけることができます。ただ、高齢のタクシードライバーが多いとはいえ、スマホを一人一台持つことが普通になった今、それだけでは通用しません。今は、どこの会社のだれが遠距離で深夜残業が多いとか、お客から得た情報をリスト化してドライバー仲間と共有してます。深夜残業でマンシュウ(注:1万円以上の乗車料金)が見込めるお客さんには、小分けにされたナッツとビールを名刺と一緒に渡したりもしますね。タクシーといってもサービス業ですから、そこまでしないと稼げません」

 探偵顔負けの情報を活用するのみならず、最終的には自腹を切ってまで優良客を獲得するしかないのだ

●意外に好評な「ドライバー占い」

 法人ドライバーのAさん(37歳・タクシードライバー歴8年)は、ある風変わりな私的サービスで営業成績を上げている。

「自分は口下手だから、乗車中の会話は苦手でした。ある時、泥酔したお客に『面白い話をしろ!』と絡まれて、急場しのぎで適当に姓名判断したら、ウケたんですよ。それから、お客と会話するために占いを始めました。それがなぜか当たるって評判になっちゃって……。名刺を渡して、占いをエサにリピート客を増やしてます。わざわざ、占いのために遠方から呼び出すお客さんもいますよ(笑)。昔ショーパブでモノマネ芸人をやっていた同僚にその話をしたら、『よし、じゃあ俺はモノマネで客を掴む』って張り切ってました」

 疲れているときに好きでもないタレントのモノマネをされたらタマったものではないが、芸の精度によっては、ご贔屓さんを掴めるのかもしれない。

●違法な“私的サービス”も横行

 昨年5月、都内でタクシーを“貸切”表示にし、覚せい剤の売人を同乗させ販売させていたドライバーが逮捕される事件が発生。車内の密室を利用して1日に10人程度に販売し、年間2000万円の売り上げをあげていた。が、「この手の違法ドライバーは多いですよ」としたり顔で語るのは、自身も違法行為に手を染める法人タクシーのSさん(32歳・タクシードライバー歴2年)。

「細々と売人として活動していたのですが、やはり一番のネックは売買時に捕まるリスク。そこで、売人の“隠れ蓑”としてタクシードライバーになることを思いつきました。移動中の職質も少ないし、意外にも新規開拓にも繋がるんです。その手口は、ホテル街を流して男性客にバイアグラなどのED治療薬を初回無料で提供して連絡先を交換。その後、女性の斡旋をしたり、危険ドラックから始まって大麻、覚せい剤と教え込んで客を育てる――ってのが一連の流れですね。太客を掴むことができれば、それだけで月10万円相当の副収入を得られます。“客”の送迎も増えるので、本業(タクシー)の営業成績も上がり一石二鳥です(笑)」

 個々のドライバーが繰り広げるサービス合戦は乗客には嬉しい限り。だが、違法なサービスの斡旋は、くれぐれも慎んでいただきたい

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春夏のトレンドはデニム! デートスタイルに取り入れる方法は?

暦の上では春。とはいえ、まだまだコートが手放せないこの時期。ファッション界は既に春夏コレクションが発表され、アパレルショップにも春物アイテムが並ぶようになりました。となると、気になるのは今年のトレンドアイテム。2015年春夏コレクションでも、多くのハイブランドがデニムのアイテムを続々と発表しています。
今年は日本でも“デニム”が大流行の兆し。とはいえ、ジーンズは定番アイテムなだけに、今年っぽく着こなすにはどうすればいいのでしょう? 今回は、女性スタイリストがそれぞれの体形に合った美脚ジーンズを一緒に選んでくれる美脚ジーンズ専門店クリスピンオーナーの林麻夕美さんにお伺いしました!

今年はジーンズが大ブームと聞いていますが、実際どんなジーンズが人気?


今年はデニム生地のアイテムが注目を浴びています。特に昨年からベーシックアイテムが見直されていますので、ジーンズは今季欠かせません。
シルエットは今までのスキニーやスリム以外にも、大人の抜け感を演出してくれるボーイズや70年代風のワイドなシルエットのバギーやフレアなどが人気ですね。カラーもバリエーション豊富ですが、今年は特に生デニムのような色落ちのない濃いめの色がオススメです。
難易度高めのバギーパンツも短め&タイトなトップスを合わせることで一気にスタイル抜群に。存在感のあるアクセサリーをつけると更に◎

それらのアイテムをどんな風に着こなしたらいい?


今年ぜひ挑戦して頂きたいのは“デニムオンデニム”のコーディネートです。同じ素材を上下合わせるのは難易度が高そうですよね。でも、Iラインを意識した同系色コーディネートはスタイルアップ効果も抜群なんです。濃い色のジーンズに薄い色のデニムシャツを組み合わせるなど濃淡をハッキリさせるとコーディネートしやすいです。
それでもやっぱり難しい……という方は、デニムシャツの上にニットを重ね着したり、デニムジャケットにホワイトジーンズを合わせたり、などデニム色以外のカラーを足すと挑戦しやすいはず。
すぐに実践できる着こなしでオススメなのが、ジーンズとシャツのコーディネート。シンプルなものから少し個性的なデザインのものまで、色々と出てくるかと思うので、ぜひチェックしてみて下さいね。
他には、レトロな花柄やフリンジなどが印象的な70年代テイストやミリタリーで外せないカーキ色のトップスなどを合わせるのも今年らしくてステキです。

カジュアルになりがちなデニムオンデニムもちょっとした工夫でおしゃれな今年らしいスタイルに。腰に巻いたシャツもポイント

カジュアルになりがちなジーンズ。デートで着ていきたい場合はどうすべき?


デートなどでジーンズを着こなす時には、“カジュアルすぎない女らしさ”を出すことがだいじです。
特にロールアップで足首を出してヒールの靴を合わせたスタイルは、女性らしさを強調してくれます。ジーンズはマニッシュな印象が強いので、トップスにはレース素材や柔らかな質感のシャツなど女っぽさを演出してくれるものを選ぶのがオススメ。
カバンやアクセサリーなどの小物も女性らしいものを選ぶだけで、より一層デート向きのフェミニンな印象になりますよ。
フェミニンなデザインのトップスと女性らしいサンダルや靴を合わせるだけで、キュートなデートコーデに

お客様は、ジーンズと一緒にどんなアイテムを購入される方が多い?


お客さまは、お手持ちのものとすぐに合わせられて印象に変化をつけられるアクセサリーやスカーフなどを購入される方が多いですね。常設で置いているのは当店だけ、という作家物のアクセサリーも人気ですよ。
定番アイテムなだけに、ちょっとした小物づかいで個性を出して、オシャレを楽しまれているようです。
これから春夏に向けては、ジーンズスタイルの差し色にぴったりの明るい色のカバンやシャツ、帽子などが注目を浴びそうです。

今年流行のジーンズをスタイルよく(できれば痩せて)見せるにはどんな工夫をすべき?


まずは、自分のサイズに合ったジーンズを選ぶことです。コンプレックスに感じている部分を隠すために大き目のサイズを選んでしまう方も多いですが、実はこれが逆効果な場合も。キチンとしたサイズのジーンズを選ぶようにして下さいね。
それから忘れがちなのが”後ろ姿”。ポケットの大きさや位置によって、ヒップの見え方も変わるので、ぜひ自分のヒップの一番高い位置にポケットの位置がくるものを選んでみてください。ヒップがキュッと上がってみえます。この2つを実践するだけでも、いつもよりもスタイルがキレイに見えるんです。
最後に大切なのが、たくさん試着すること。自分の体型が良くないからジーンズが似合わない、と思っている方も実は“ジーンズの選び方が間違っている”ことが多いのです。1,2本試着するだけで似合うジーンズを見つけられることは、ほぼありません。サイズやシルエットなどいろいろな種類を履き比べて、自分の身体にフィットするサイズ、脚をキレイに見せてくれるシルエットなどをご自身で見比べてみて下さい。

オーナーの林さんオススメの”ロールアップ&ヒール”スタイルや、女性らしい小物づかいで演出すれば、今年らしいデートスタイルになるんですね。男性にとっても馴染み深いアイテムだけに、ジーンズをセンス良く着こなす女性はぐっと評価が上がりそう。
ぜひ、自分に合った1本をじっくり探して、カジュアルからエレガントまで様々な着こなしにトライしてみては?

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朝日の責任逃れのお先棒を担いだ「報道ステーション

「朝日が捏造して何が悪い!」

 【アホの古舘】報道ステーション慰安婦特集反省会「朝日新聞は関係ない、日本は性奴隷20万人に謝罪を」
 その日、ネット掲示板2ちゃんねるには、こんなトピックが立てられた。
「要約 吉田証言は河野談話にもクマラスマミ報告にも影響を与えていない/強制的に連行したかどうかはもはや問題では無い。家に帰りたい女性を慰安所に管理していた事が問題だ/日本は20万人の慰安婦を管理し、殺戮した事をしっかりと受け止めて、韓国と仲良くしよう/これがTV朝日の結論です/酷すぎ」
 まぁそういう番組であった。ネット民を大いに憤慨させたのも当然だろう。
 報道ステーション(以下「報ステ」)である。ことの詳細について、「『吉田証言はでたらめだった』テレ朝・報道ステーションが朝日新聞報道を検証」と題する産経の報道を引用してみよう。
  《テレビ朝日系「報道ステーション」は(9月)11日、朝日新聞の謝罪会見を受け、吉田証言や慰安婦問題に関する朝日新聞の報道について検証した。番組の中では、同局が平成3~5年の報道番組などで「慰安婦の強制連行」を証言した吉田清治氏を計5回、取り上げたことも明らかにした。キャスターの古舘伊知郎氏は「吉田証言はでたらめだったということが明確になった」と述べた。
 番組では朝日の訂正内容を伝えたうえで、吉田証言が国内外に与えた影響を約40分にわたって特集。石原信雄元官房副長官や韓国外務省元幹部らへのインタビューを通じ、河野談話の成立過程や国連報告書(クマラスワミ報告)の内容などを伝えた。
 古舘氏は特集終盤で「クマラスワミ報告に吉田証言が盛り込まれている事実はある。日本国内や韓国、国際社会への影響があった点を考えると、朝日新聞がもっと説明し、きちっと謝ることが大事だ」と述べた(以下略)》(14年9月12日)
 武士の情けなのか、この産経新聞の記事は、報ステの姿勢に対して実に慈悲深い。そもそも、朝日新聞が慰安婦問題における吉田清治証言を虚偽であり記事は誤報であるとの訂正が8月5日の朝刊に掲載されてから9月11日に報ステがこの特集を放送するまで、実に37日が経過している。その間、各メディアが朝日の責任を厳しく追求する中で、報ステはこの大事件についてただの一言も視聴者に報じてこなかった。司会の古舘伊知郎は、この隠蔽や情報操作と言われてもやむを得ない呆れた番組の姿勢について、その意思決定者についても責任についてもひと言もなかった。古舘は、「『なぜお前は報道しない』と毎日頂きました。毎日取材を続けていました」と、プロの報道関係者とも思えぬまるで幼稚園児のような言い訳だけでお茶を濁し、追求逃れを図ったのである。
 テレビ朝日が、報道機関にあるまじきプロパガンダ団体にすぎないことは1993年、テレ朝報道局長椿貞良がなんでもよいから反自民の連立政権を成立させる手助けになるような報道をしようではないか」と発言した「椿事件」ですでに明らかだ。報ステの特集に呆れるというのも今更感はある。ジブリアニメ「天空の城ラピュタ」の登場人物である海賊のドーラに「当たり前さね。海賊が財宝を狙ってどこが悪い!」という名言があるが、さしずめ「当たり前さね。朝日が捏造してどこが悪い!」というところだ

 報ステが過去、「捏造」や「偏向」との批判を受けたことはまさに数知れない。07年9月29日に沖縄県宜野湾市で開かれた「教科書検定意見撤回を求める県民大会」で、実際の参加者数を数倍に水増しし「11万人が参加」と報じ批判を受けた際には、10月4日に古舘自ら仮に2万人だったとして、なにがいけないんですかねぇと、反日のためなら嘘をついてもかまわぬとのまるで支那や北朝鮮そのままの恐ろしい本音を吐露している
 そもそも、この日「朝日新聞社長が謝罪会見 原発特ダネ記事を取り消し」とのトップニュースから始まった報ステは、朝日新聞の「ガキの使い」とでも言わざるをえない程度の杜撰なシロモノであった。社長の責任問題について古舘は「社長自身に関しては会社内の改革を終えた後に進退を決めるという〝ニュアンス〟を発表」などという戯言が登場する始末社長への批判など一切なく、新聞社のトップとして責任をどう取るのかどうかの重大事を「ニュアンス」などという曖昧模糊とした言葉でごまかし、それを〝発表〟ともっともらしく取り繕う。とてもではないがニュース原稿とは言えない。2万人の参加者を11万人に水増ししたニュースも「ニュアンス」として垂れ流しただけだったのかもしれない。
 08年、報ステの番組関係者が逮捕された際には、同年8月14日の放送で河野明子アナが東京都内のテレビ番組制作会社の社員らが、社内で大麻を譲り渡しているなどとして逮捕されていた事が分かりました」と、身内が犯人であることを隠蔽して他人事のような態度を貫き通したことさえあった政府や企業などの他人に対しては異常に厳しく雪印に至っては廃業にまで追い込みながら自分や身内には甘いという卑劣な体質は、今に始まったことではないのだ。
 大体、世間では「あの朝日新聞が、さらにはあの報道ステーションが謝罪した!」と驚く向きもあるようだが、事実は謝罪からは程遠い。報ステの「謝罪」にしても、朝日新聞の「訂正が遅きに失したことについて読者のみなさまにおわび申し上げます」との謝罪文を紹介した程度にすぎない旧日本兵を強姦魔扱いし、旧日本軍を女衒か置屋であるかのようなプロパガンダを行ったことも、それによって日本人全体の名誉を傷つけ日韓関係を毀損したことにも、なんら謝罪していないのだ。
 それどころか、特集中では、いわゆる国連人権委員会の「クマラスワミ報告」(1996年)で知られるスリランカ人の特別報告官ラディカ・クマラスワミにインタビューを行い彼女のこんな主張を紹介しているのだ。
 「吉田証言はほんの一つの証言にすぎません。独自に行った聞き取り調査などに基づき、慰安婦には逃げる自由がなく性奴隷と定義したのは妥当。報告書の修正は必要ありません」
 つまり、朝日新聞の誤報など大したことではない、日本人が強姦魔だったという「事実」には何の変わりもないというわけだ。

悪質! 印象操作を暴く

 このような、「ニュアンス」だけで日本を悪魔化し謝罪とも言えない言い訳とごまかしに終始した番組づくりについては多くの批判が出ている。「報ステ・古舘氏の『慰安婦検証報道』批判 論調は朝日が検証記事で主張した中身と同じ」と題した9月12日付のJ‐CASTニュース(ニュースサイト)でも、「番組の論調は、朝日が検証記事などで主張していた通りになっていた。番組では、強制連行があったとまでは言えないものの、広義の意味における慰安婦への強制性はあったということを繰り返し紹介していたのだ。古舘氏は、強制性があったとする河野談話を擁護する立場も明確に宣言しており、これに対し、ネット上では、慰安婦問題はどの国でもあったのになぜ日本だけが悪いということになるのか、などと疑問が出ている」と批判的に報じている。
慰安婦問題を取り上げた朝日新聞の記事(手前が昭和58年10月19日付、奥が同年12月24日付) 
 報ステの謝罪や反省とは無縁な卑劣さは古舘の私としても、番組としても、元官房副長官である石原信雄さんの証言は非常に重いという立場を取っております。従って、強制的あるいは強制性と表現できる様々なことがあったという立場を取っております」という発言からも明らかだ。
 特集中、「性奴隷」の「強制連行」を事実であると認定したクマラスワミ報告についてクマラスワミ本人の弁明を紹介しその正当化に加担したばかりか、その直後に93年のいわゆる「河野談話」作成に携わった石原のインタビューを持ってきて「最終的には慰安所の運営につきまして深く政府が関わっておったと、それから慰安婦とされた人たちの輸送とかについても政府が関わったと。輸送について安全を図ってほしいとかあるいは慰安所の運営について衛生管理あるいは治安の維持をしっかり頼むという趣旨の文書は出てきたわけですね」との石原の発言を取り上げた。そこに古舘は「強制性があった」と強弁したのだ。あたかも石原が吉田証言そのままの「性奴隷」の「強制連行」を認めて河野談話を作成したかのように視聴者を混乱させようと意図していたような番組構成だ。そればかりかわざわざテロップで、河野談話当時の政府関係者の「河野談話の焦点は〝日本軍が強制連行したかどうか〟ではなかった」との発言を強調した直後、「女性たちが〝意に反して集められたかどうか〟が焦点」と表示した。どのように「意に反して集められたか」については何ら証拠を紹介することなく、あたかも「意に反して日本政府や軍が性奴隷を奴隷狩りのように狩り集めた」と視聴者が勘違いするように仕向けていたのである
 問題はまだある。韓国ソウルの日本大使館前で毎週水曜日に行われている韓国挺身隊問題対策協議会(以下、挺身協)によるデモを紹介し、挺身協の元代表で慰安婦問題を作り上げた責任者である尹貞玉(ユン・ジョンオク)にインタビュー映像で「吉田氏の著作は読んだし会ったこともあるわ」と語らせた直後、「91年に初めて名乗りでた元慰安婦金学順さん」の映像を流し、さらにインタビュアーの「吉田さんの本が出たことによって慰安婦の方が名乗り出やすくなったか」との質問に、尹が「それは違うと思います」と答えるやりとりを放映したのだ。吉田証言と韓国の慰安婦問題への受け止めはまったく別ものだと視聴者に印象付けるイメージ操作である。吉田の著作は92年7月に韓国政府が公表した慰安婦の実態調査報告書にまで引用されている。吉田証言は韓国の対日非難・攻撃の材料だったのである。この悪質さは、北朝鮮のテレビ番組と見まごうばかりだ。
 特集の最後を、朝日新聞論説委員恵村順一郎はこう締めくくった。「朝日新聞の慰安婦報道に誤りがあり、それを長く正してこなかったことについて、私自身もお詫びしなければならないと思っています。同時に、目を背けてはならないことがあると思っています。それは、慰安婦の問題というのは消すことのできない、歴史の事実であるということです。旧日本軍の管理の下で、自由を奪われ、人権や尊厳を踏みにじられた女性がいたことは確かなことなんです
 真摯を装い、会社(朝日新聞)を擁護する。こんな醜悪な言い逃れを真に受ける者は、もはやおられまい。報道ステーション、いや、テレビ朝日に羞恥心だけでも残っているのであれば、「報道」の看板を自ら下ろし、「妄動ステーション」とか「騒動ステーション」とでも改名してはいかがであろうか。

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