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時代を見通す日本の基礎情報

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やっぱりね…… サムスン新製品の「韓国クオリティ」

サムスンの次世代端末が前途多難な船出を迎えている。10月17日に日本でも発売になった腕時計型タブレット「ギャラクシー・ギア」は、スマホに同期させて手首から電話がかけられるほか、従来の携帯端末にはなかった高画質のカメラ機能などが自慢の新製品だ。ライバルのアップルが12月にも「iWatch」を発売するとの噂を受けてか、いち早く販売に踏み切った模様だ。

 だが、日本より先行発売となったアメリカと韓国ではすでに出鼻をくじく“事件”が起きている。

 サムスンは10月4日、アメリカの主要媒体など10社に見開きの全面広告キャンペーンを張った。同期できるスマホ端末とともに「次なる重大事は、あなたの腕から話せるということ」と銘打ったものだ。

 しかし、広告を掲載したニューヨークタイムズが、そのわずか1日前に同製品を酷評していたのだ。

 同紙はギャラクシー・ギアについて、「信じられないほど野心的で印象的」と認めながらも、「世界最先端の企業が作ったにもかかわらず、互換性のある端末がサムスンの一部スマートフォンやタブレットのみ。それがなければ役立たずだ」とし、結論として「誰も買わないし、買うべきでもない」とまで断言した。

 LAタイムズも「サムスンは同製品の批判的記事への対抗策をよく知っている。それは、多大な広告だ」と、皮肉を交えて指摘したという。

 韓国内での評価も芳しくない。メーカーの出荷価格39万6000ウォン(約3万6500円)が「既存のタブレットより高い」などと指摘されている。

 そんな中、実際に1週間使用した韓国メディア・ファイナンシャルニュースの記者が「好評・酷評が入り混じる機種を使ってみる」と体験記を掲載した(15日付)。

 結果は、韓国人の目から見ても「未完の大器」。

 「確かにスマホをカバンの中に入れたままで時間を過ごせるが、かかってきた電話を取りにくかったり、この端末からチャットなどのメッセージが打ちにくい点は改善の余地あり」(記事より)

 アップルやソニーとの競争に執着するあまり、ユーザー目線を忘れたのだろうか

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