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時代を見通す日本の基礎情報

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中国が繰り返す官製“主戦論” 防空圏で懸念される反日下士官の暴走

中国による一方的な防空識別圏の設定で、沖縄県尖閣諸島上空での不測の事態が危ぶまれている。日本の航空機と人民解放軍の戦闘機が空中で衝突する危険性が高まっているのだ。過去に中国・海南島付近の上空で、米軍機と中国軍機が接触する事件があり、軍事専門家は「同じような事態が起こりかねない」と指摘する。警戒すべきは中国軍機による自爆テロ、反日軍人の先走りだ。

 「中国側は国際法と国際慣例に合致していると強調した。米国は客観的かつ公正な態度で尊重しなければならない」

 バイデン米副大統領と習近平国家主席との会談から一夜明けた5日。中国外務省の洪磊(こうらい)・副報道局長は、バイデン氏が防空識別圏について「深い懸念」を示したことに、こうコメントした。自国の暴挙を正当化し、「口出しするな」と言わんばかりの厚顔な見解だった。

 習氏が国家主席に就任して以降、対日強硬路線は一段と加速している。

 尖閣を含む東シナ海上空に防空圏を設定した後の先月29日には現地紙の「環球時報」が社説で、「中日の軍用機が空中で接近した場合、不測の事態を怖がらない決心と勇気が必要だ」と主張した。

 同紙は、中国共産党の機関紙「人民日報」の国際版で、この記事が党指導部の意向を反映しているのは明白。

 現地メディアは連日、こうした官製報道を繰り返している。「党指導部の強硬姿勢は、形だけのもの」(中国公安筋)とする見方もあるが、高まる好戦ムードはかなりの危うさを秘めている。
軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「習指導部は、完全に軍部を掌握しきれていない。心配なのは、防空圏内の日本の航空機に対して、空軍や海軍航空隊が、党指導部の承認を得ないまま、独自の判断で戦闘機を飛ばすケースだろう。無謀な挑発が衝突事故を招く危険がある」と指摘する。

 実際にこんな事例がある。2001年4月の「海南島事件」だ。

 米軍の電子偵察機EP-3Eが、海南島から東南に110キロ離れた公海上で、中国の海軍航空隊所属の殲撃8(J8)戦闘機と空中衝突した。

 中国機は墜落し、損傷した米軍機は海南島に不時着。米軍パイロットが拘束されて、米中が武力衝突しかねない危機に直面した。

 事件の引き金を引いたのは、事故死した中国人パイロットの無謀な挑発だった。

 「このパイロットは、日ごろから米軍機の至近距離まで近づいて、自分の電子メールのアドレスを紙に書いて見せるなど過激な挑発を続けていた。米軍は、彼を映画『トップガン』の主人公『マーベリック』と名付けて危険視していた」(防衛筋)

 当時、両国は“冷戦”の真っただ中。1999年にコソボ紛争で旧ユーゴスラビアの首都、ベオグラードの中国大使館を米軍機が誤爆したことをきっかけに、中国で反米暴動が起きるなど緊張が高まっているなかでの事件だった。

 「反米意識が最高潮の雰囲気のなか、パイロットが『英雄になろう』と無謀な行動に出た側面がある。死も覚悟した、いわゆる自爆テロ。パイロットは死後、『軍神』とあがめられ、中国軍はプロパガンダに利用した
「反米」を「反日」に置き換えると、いまの状況は驚くほど似ている。

 「ある日、防空圏内の日本の航空機に中国の主力戦闘機、殲撃10(J10)、殲撃11(J11)がスクランブル(緊急発進)をかける。レーダーで機体の位置情報をキャッチして進路を阻んだり、数メートルの距離まで幅寄せたり。あるいは航空機の進行方向に30ミリ機関砲で威嚇射撃し、ロックオンを仕掛けてミサイルの発射姿勢をみせる。挑発はどこまでエスカレートするか」(同)

 平均時速800キロで飛行する戦闘機だけに接触するようなことがあれば、大事故になりかねない。それをきっかけに緊張は高まり、一気に有事へとなだれ込む…。

 「英雄になろうとする下士官の暴発が、再び起きかねない」と危険視する世良氏。

 事態は想像以上に深刻だ。


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軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「習指導部は、完全に軍部を掌握しきれていない。心配なのは、防空圏内の日本の航空機に対して、空軍や海軍航空隊が、党指導部の承認を得ないまま、独自の判断で戦闘機を飛ばすケースだろう。無謀な挑発が衝突事故を招く危険がある」と指摘する。

 実際にこんな事例がある。2001年4月の「海南島事件」だ。

 米軍の電子偵察機EP-3Eが、海南島から東南に110キロ離れた公海上で、中国の海軍航空隊所属の殲撃8(J8)戦闘機と空中衝突した。

 中国機は墜落し、損傷した米軍機は海南島に不時着。米軍パイロットが拘束されて、米中が武力衝突しかねない危機に直面した。

 事件の引き金を引いたのは、事故死した中国人パイロットの無謀な挑発だった。

 「このパイロットは、日ごろから米軍機の至近距離まで近づいて、自分の電子メールのアドレスを紙に書いて見せるなど過激な挑発を続けていた。米軍は、彼を映画『トップガン』の主人公『マーベリック』と名付けて危険視していた」(防衛筋)

 当時、両国は“冷戦”の真っただ中。1999年にコソボ紛争で旧ユーゴスラビアの首都、ベオグラードの中国大使館を米軍機が誤爆したことをきっかけに、中国で反米暴動が起きるなど緊張が高まっているなかでの事件だった。

 「反米意識が最高潮の雰囲気のなか、パイロットが『英雄になろう』と無謀な行動に出た側面がある。死も覚悟した、いわゆる自爆テロ。パイロットは死後、『軍神』とあがめられ、中国軍はプロパガンダに利用した
「反米」を「反日」に置き換えると、いまの状況は驚くほど似ている。

 「ある日、防空圏内の日本の航空機に中国の主力戦闘機、殲撃10(J10)、殲撃11(J11)がスクランブル(緊急発進)をかける。レーダーで機体の位置情報をキャッチして進路を阻んだり、数メートルの距離まで幅寄せたり。あるいは航空機の進行方向に30ミリ機関砲で威嚇射撃し、ロックオンを仕掛けてミサイルの発射姿勢をみせる。挑発はどこまでエスカレートするか」(同)

 平均時速800キロで飛行する戦闘機だけに接触するようなことがあれば、大事故になりかねない。それをきっかけに緊張は高まり、一気に有事へとなだれ込む…。

 「英雄になろうとする下士官の暴発が、再び起きかねない」と危険視する世良氏。

 事態は想像以上に深刻だ。


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