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時代を見通す日本の基礎情報

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北朝鮮もあきれた「韓国ハリボテ軍隊」

韓国全土を沈鬱な黒雲が覆っている。


「4月16日、韓国南西部の珍島付近で起こった大型旅客船セウォル号(定員921人)沈没事故が原因です。事故発生から2週間近く経った時点で、死者、安否不明者は300人を超え、関係者の怒りや無念さは深まる一方です」(在ソウル通信社記者)


そんな中、沈没船を所有していた企業と乗務員たちの破廉恥な行動や、救助の指揮に当たった政府関係者の右往左往ぶりが次々と明るみに出て、事故に遭った乗客や家族たちは怒りを募らせている。


「まず怒りを買ったのが、乗客を置き去りにして真っ先に逃げ出た船長と、全員"無傷"で逃げた機関士ら操船関係者たち。あきれたことに、彼らは乗客の命の綱、救命ボートをほったらかしにして、我先にと逃げ出してしまったんです」(前同)


かたや、救助の指揮に当たった韓国政府も、乗客者数の把握に3日もかかったほか、ダイバーが進入できていないにもかかわらず、「船内で捜索開始」と発表するデタラメぶり。


さらに、現地に赴いた安全行政省の幹部が、"記念撮影"をしようとしていたことが発覚。

被害者家族らの大反発を招いた。


朴槿恵大統領は、すぐにこの幹部をクビにし、"逃げた"船長らを逮捕。

「殺人罪に相当する」と糾弾してみせた。


現在、セウォル号を運航していた企業の幹部には出国禁止令が出され、当局の取調べを受けているというが、政府の稚拙な対応への韓国国民の怒りが収まったわけではない。


「事故原因は操舵システムの不具合を放置したこと、船舶の建て増し工事や過積載がささやかれています。この事故が"人災"の色を強めるにつれ、怒りは沸点に達しようとしています。自国を礼賛することが多い韓国大手紙の『朝鮮日報』ですら、"先進国ではあり得ない大惨事"とか"韓国は三流国家だった"と報じたのには驚きましたね」(全国紙外信部記者)


北朝鮮などはウェブサイト『わが民族同士』で、「事故の責任は全面的に無能な現政権にあり」と痛烈にアジってみせた。


これまで、携帯電話や自動車などで市場を席捲する勢いだった韓国だが、今回の事故対応を巡っては、有事対応のまずさを世界中に露呈してしまった。


デタラメぶりは、韓国を代表する企業も同じだった。


グループ全体で韓国GDPの2割近くを占め、「サムスンが咳をすれば韓国経済が風邪を引く」とまで言われた同社で先日、新製品スマートフォンのベンチスコア(コンピュータのハードウェアやソフトウェアの処理速度)を不正に吊り上げていたことが発覚。


「確たる技術基盤があるわけではなく、日本の技術者をヘッドハンティングして現在の地位を築いた企業ですからね。さらにサムスンは、11年のスマホの販売台数を倍近く水増しして宣伝していた疑惑が中国メディアにスッパ抜かれています。世界に名だたる企業では考えられませんよ」(商社関係者)


それは、韓国を代表するもう一方の雄・現代自動車も同じだった。


「同社はロゴマークをホンダに似せて作り、性能ではなく、価格の安さとデザイン性の高さで世界の市場に殴り込んできました。ただ、新型SUVの雨漏りや燃費性能の偽装などが相次いで発覚したことで、ブランドイメージが急降下しています」(前同)


国を代表する企業が問題を抱えていると、国家防衛の砦である軍隊にも大きく影響するという。


「自国で兵器を開発できることが精強な軍隊の条件ですが、そのためには民間企業の技術が成熟していないと成り立ちません。韓国軍は総兵力60万人超を擁し、海兵も備えた巨大な軍隊ですが、その実、問題が山積していると言えますね」(軍事ライター・黒鉦(くろがね)英夫氏)


そのお寒い韓国軍の実態を以下、報告しよう。

まずは韓国空軍。


軍事評論家の古是三春氏が言う。

「韓国空軍の主力戦闘機F-15Kは、主要部分を除いた部品を米国から持ち込み、現代が組み立てるノックダウン方式を取っています。ところが、技術的に未熟なためか、組み立てがうまくいかず、ランディング・ギア(着陸装置)が折れるなどのトラブルが続出しているんです」


2000年以降、韓国では30機以上の戦闘機が墜落し、40名近いパイロットが死亡している。


「それだけではありません。韓国空軍は、ご法度も犯しています。F-15Kのタイガー・アイ(暗視装置)を分解し、技術を盗用しようとしたんです。この装置は、いわゆるブラックボックス(開発国から指定される分解してはいけない秘密部分)です。激怒した米国は以後、米軍の最新技術供与を拒否したばかりか、新たにタイガー・アイを購入する際は、値段を6倍にすると通告したようです」(防衛省関係者)


航空自衛隊で戦闘機パイロットを務めた、佐藤守・元空将(軍事評論家)が言う。

「韓国はブラックボックスを分解したばかりか、その最先端技術を海外に流失させようともしました。これは言語道断の行為です」


前出の古是氏が続ける。

「ブラックボックスは開けると、そこから電波が発生。それを衛星がキャッチ、米軍に情報が入る仕組みです。

韓国がいくら否定しようが、ブラックボックス破りはバレてしまうんです」


味方ヘリを敵機と見なす火砲


ほかにも、ハープーン対艦ミサイルやMLRS(ロケット弾を発射するシステム)、戦車など、米当局が韓国によって技術を不正流用されたと見る装備は、実に16種類に及ぶという。


当然、米国はブチぎれた。

「韓国空軍が次期主力戦闘機に予定しているF-35ステルス戦闘機の導入に、制限をかける模様です」(前出・黒鉦氏)


F-35はレーダーに探知されずに北朝鮮上空に入り、火砲や弾道ミサイル基地を爆撃する能力を持つ。

導入が制限されれば、韓国軍の能力が大きく削がれることになるわけだ。


「航空自衛隊も同じF-35を導入しますが、4機を完成品で買い、残る40機近くは、その大半のパーツを日本でライセンス生産が許可されています。ところが韓国には、40機すべてを完成品で買えと言うんです。これは技術力を値踏みされているから。さらには、コピーを警戒されて、意図的に性能を落とした機体を買わされることになりそうです」(前同)

身から出たサビとは、まさにこのこと。


一方、パクリでは韓国海軍も負けてはいなかった。

ドイツが開発し、現代重工業がライセンス生産した主力潜水艦「孫元一(ソンウォンイル)」(214型潜水艦)でも、F-15K同様、ご法度のブラックボックス分解を強行。


「ブラックボックスをそっと開けてこれをコピーするには、かなり高度な技術が必要です。ですから、韓国は分解したはいいが、元に戻せなくなったと言います。一説には、潜水艦技術に長ける日本の防衛産業関係者に泣きついたところ、"悪事に加担はできない"と、けんもほろろに断られたと聞いています」(前出・防衛省関係者)


ニッチもサッチもいかなくなった同潜水艦は、現在もドック深くに"潜りっぱなし"だという。


その韓国海軍、さらなる醜態も演じて見せた。

問題となったのは韓国が誇る強襲揚陸艦「独島(ドクト)」。


独島は日本領「竹島」の韓国名。

挑発的な艦名である。


「独島艦も設計上のミスが数多く発覚しています。就役から4年も経過した11年になって、艦尾側甲板上の自軍ヘリコプターを敵と認識し、機関砲が射程に収めてしまう重大な欠陥が発覚。昨年9月には火災事故の不手際で発電機が故障、航行不能に陥っています」(黒鉦氏)


また先日などは、護衛艦が友軍艦艇に向けて30ミリ砲を誤射、負傷者を出す事故も起こしている。

ほかにも、「対空ミサイルは半分命中すれば上出来。

韓国版イージス艦とされる『世宗大

王(セジョンデワン)』級駆逐艦も、細部の開発が間に合わず、"胴体だけ"と噂されています」(前同)


空海軍だけではない。

陸軍も、お粗末を地でいく。


たとえば、現在配備中のK-1戦車。設計は米クライスラー社だが、それを韓国で"改良"したものだから、さあ大変。


「まず、105ミリ砲を120ミリ砲に取り替えた結果、重量バランスが崩れて変速機に異常が発生。次いで、火災検知器を当初の米国製から韓国製へと変えたところ、砲塔を左に向けて発射すると消火用のハロンガスが車内に噴射する欠陥が生じました」(防衛省関係者)


この戦車、泥沼に嵌(はま)って抜け出せないことなど日常茶飯事(!)だという。


その"ハリボテ戦車"の後継として韓国が満を持して開発に乗り出したのが、初の国産戦車を目指して設計されたK-2だ。


北朝鮮暴発に対応できない!?


1500馬力に120ミリ主砲、ミサイルを迎撃する防護システムを装備する意欲作だが、「国産で強力なエンジンを開発しようとしたんですが、自力では完成させられませんでした」(前同)


試行錯誤を重ねるも不具合は解消されず、「結果的に、ドイツに泣きついてエンジンを輸入。自国での開発はおろか、改良すらできないのが韓国の軍事技術力の実態です」(前出・古是氏)


その韓国軍を震え上がらせた出来事があった。

なんと、ソウルにある青瓦台(大統領府)が、"北朝鮮"の無人機で丸裸にされてしまったのだ。


3月末のことで、韓国領内で墜落した無人機が発見される。

「同機に搭載されていたカメラから、青瓦台(大統領官邸)上空を撮影した画像が発見されたんです。これらは、無人機主翼の伝送装置を通じてリアルタイムで北朝鮮に伝送されていたと見られています」(軍事評論家・神浦元彰氏)


この現実を前に、北朝鮮無人機が大統領府を目がけて攻撃した場合、韓国軍はなす術なし、と震え上がってしまったという。


首都防衛を巡っては、過去にも大失態を演じている。

青瓦台にも据えられている35ミリ対空機関砲の砲身が、訓練時に破裂する事故を起こしているのだ。


「韓国の国防関係者はこの対空機関砲を、首都圏中でも大統領府上空を防御する核心戦力で、対空火砲の中で最も性能が優秀"と豪語していたんですが」(前同)


後日、その機関砲が"粗悪なコピー品"だったことが判明。

「これまでの射撃訓練で、一度も正常に作動していなかったことも露見した」(同)というから、凄まじい。
ご存じのように、韓国と北朝鮮は"休戦中"の関係。

にもかかわらず、前線を守る兵士の士気の低下も問題化しているという。


「志願兵ではなく徴兵制であることも一因ですが、最近の若い兵士のロッカーは男性化粧品だらけ。歩哨中の兵士がスマホのゲームに熱中するなど、士気の乱れも深刻のようです」(黒鉦氏)


実際、北朝鮮の兵士が韓国軍の監視網をすんなりかいくぐり、兵舎に押しかけ脱北を告げるという信じられない事件も起きている。

こうした"冗談だらけ"とも思える韓国軍には、最大の試練が待ち受けている。


来年12月1日に朝鮮半島有事における指揮権が、米国から韓国側に移譲されるのだ。

現在、もし北朝鮮が暴発したら、有事の指揮を執るのは在韓米軍の司令官。


韓国軍は米軍司令官の指揮下に入る。

これを戦時作戦統制権と呼ぶのだが、韓国側は米側に対し、これを譲り渡すよう、これまで執拗に要求し続けてきた。


その甲斐あってか、韓国は"念願の"指揮権を手にする。

そうなれば、最高司令官は朴槿恵大統領ということになるのだが……。


「いま、北朝鮮は戦時作戦統制権返還を待っていたかのように、韓国への挑発をエスカレートさせているように思います。米国側は、韓国側の軍事的水準を重々承知しているでしょう。ですから、統制権の返還を不安に思っているはずです。1950年、韓国は北朝鮮に攻め込まれ、崩壊寸前に至った。その二の舞とならなければよいのですが」(前出・佐藤元空将)


朝鮮半島有事になれば、自衛隊も米軍の後方支援で出動する可能性が高い。

韓国軍の体たらくは、対岸の火事ではないのだ。


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