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吉祥航空機の操縦士は「わが方も燃料切れ寸前」などと、うそをついていた。

上海市上空で13日午後、中国の吉祥航空機が管制の指示を無視して、燃料切れ寸前になったカタール航空機に航路を譲らなかったことが分かった。吉祥航空機の操縦士は「わが方も燃料切れ寸前」などと、うそをついていた。中国の航空当局は「大事故になった可能性もある」として調査を始めた。第一財経日報が報じた。

 上海市には、主に国際便が利用する浦東空港と、国内便が利用する虹橋空港がある。浦東空港は気象条件が悪くて使えず、カタール航空機は上空で旋回しながら待機していた。

 カタール航空機は燃料が減り、飛行可能な時間が30分以下になったため、管制に「メーデー」を通報。モールス符号の「SOS」に相当する緊急事態を告げる用語で、燃料切れの場合「残り30分」の時点で管制に告げることになっている。

 管制はただちに、カタール航空機の前方を飛行していた吉祥航空機に航路を譲るよう指示した。両機が相次いで着陸すると危険であるための、必要な措置だったという。吉祥航空機は「わが機も燃料がなくなる。あと4分しか飛行できない」と回答して、管制の指示を無視した。緊急事態の際、機長には管制の指示に従わない権限が認められているが、着陸後に調べた結果、吉祥航空機には、「残り1時間以上」は飛行できる燃料が残っていたことが分かった。

 両機はいずれも無事に着陸できたが、中国民用航空局華東地区管理局は、吉祥航空機の行為は大事故につながる可能性もあった重大な規則違反として、調査を始めた。同機の操縦士は暫定的に「乗務停止」の処分にしたが、永久的な操縦資格の取り消しになる場合もあるという。吉祥航空は「当局の調査に協力している。正式発表まで、弊社は詳細の公開ができない」と説明した。

 航空便が一定時間以上遅延した場合、航空会社は乗客に補償金を支払わねばならないことになり、各航空会社が操縦士に「定時運航」を厳しく求めていることが、吉祥航空機の「管制の指示無視」の背景にあるとの見方がある。また、中国では軍が占有する空域が極めて大きく、民間航空機が利用できる空域が全体の20%程度しかないことも、「空の混雑」に拍車をかけ、安全面に影響を及ぼしているとの意見もある。

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◆解説◆
 燃料切れによる旅客機事故は1990年1月に米国発生したアビアンカ航空墜落(死者73人、負傷者85人)がある。管制側に「緊急事態」の認識がなく着陸の順番を繰り上げただけだった

同機は1回目の着陸がうまく行かず、復行しようとして燃料がなくなり、墜落した。

 1996年11月にはハイジャックされたエチオピア航空機が燃料切れでインド洋のコモロ島近くの海に墜落した。燃料が足りないとの機長らの説明を聞かず、ハイジャック犯がオーストラリアまでの飛行を強行させた(123人死亡、52人負傷)。

 2005年8月にはキプロスのヘリオス航空機が与圧システムの故障で操縦士が意識を失い、燃料切れでギリシャ国内の山林に墜落した(乗客乗員121人全員が死亡

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