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時代を見通す日本の基礎情報

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嘉手納基地の目と鼻の先まで突き出した中国の防空識別圏は米国への挑戦状

中国が、安倍晋三政権に挑戦状を突き付けた。沖縄県・尖閣諸島の上空を含む東シナ海上空に、一方的に防空識別圏を設定したのである。当然、わが国の防空識別圏と重なり合っているため、偶発的な紛争に発展する可能性がある。中国の民間機や無人機の領空侵犯に対し、自衛隊機が緊急発進(スクランブル)をかけた場合、中国の戦闘機がそれに対してスクランブルをかける事態も想定されるからだ。

 そうなれば、「日本国の施政下にある領域における武力攻撃」になり日米安保第5条の発動となる。つまり、中国は日本ばかりではなく、米国に対しても挑戦状を突き付けたことになる。

 先日、ケネディ元大統領の長女、キャロライン・ケネディ氏が駐日米大使に着任した。この状況は、キャロライン大使にとっては「キューバ危機」の再来と写るかもしれない。

 時は1962年、就任したばかりの若いケネディ大統領をナメたソ連のフルシチョフ書記長は、キューバにミサイルを配備しようとした。ワシントンのノド元に、核弾頭ミサイルを突き付けられたらたまらない。この時、ケネディ大統領はソ連との全面核戦争を覚悟して、ソ連の挑戦を真っ向から受けた。結果、ソ連が譲歩し、以後、米ソ関係は緊張緩和へと向かう。
中国の防空識別圏は、極東最大の米空軍嘉手納基地の目と鼻の先まで突き出している。中国の防空識別圏の発表直後、安倍首相は「わが国の領空・領海侵犯に対する万全の態勢を整えるように」と防衛省に指示した。それと間髪を入れず、米国のケリー国務長官とヘーゲル国防長官は、(中国の防空識別圏設定は)「米国や同盟国の利益に影響を与える」と中国を強く批判した。両高官は先月日本を訪問し、中国に尖閣周辺での行動を抑制するようメッセージを発したばかりであった。

 来週には、バイデン米副大統領が来日する。バイデン氏は中国に対して、強い態度で臨むことになろう。

 折しも、バイデン氏の日中韓3カ国歴訪に先立ち、ライス大統領補佐官は20日、米ジョージタウン大学での講演で「中国とは『新たな大国関係(=利害が一致する問題で協力関係の深める)』を模索している」と述べ、ラブコールを送っていた。

 米国の対中政策は常に「和戦両様」である。ライス氏の「G2体制(=米中共存)」の呼びかけに対する、中国の回答は「ノー」であったわけだ。米国では「日米同盟へのあからさまな挑戦」(軍事筋)に対し、国家安全保障会議(NSC)が開催された。

 今後とも、中国はさまざまな形で安倍首相へ挑戦状を突き付けてくるはずだ。しかし、安倍政権はその挑戦状を受けて立つだろうし、そのことは、日本の防衛力強化と日米同盟強化のための「レバレッジ(=てこ)」となっていることを、中国は知るべきである。


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