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スイッチ切り替わる
普段の柔和な表情がパトカーに乗ると一変する。不審人物に職務質問するときの威圧感。同僚は「俳優みたいにスイッチが切り替わる」という。
心がけているのは府民の目線。警察官意識は時にマニュアルに縛られる。どんなことにも臨機応変に対処したいからだ。その姿勢が功を奏した例がある。
平成22年11月29日午前、大阪市内をパトカー「二方面7号」でパトロールしていたときのことだ。
「本部から各局、西淀川署管内で刃物使用の郵便局強盗発生」
「犯人は50歳くらいの男、刃物を所持したまま徒歩で逃走」
府警本部からの一斉指令。車内の空気は一瞬で張り詰める。郵便局に一番乗りしたが、目の届く範囲に容疑者の姿はない。男性局長は「犯人はついさっき歩いて逃げた」と話した。
通常、最初に現場到着したパトカーはその場にとどまり、情報を集約して本部に無線で報告する「現場通信車」の役割を担う。だが局長の話では刃物を持った容疑者はまだ近くにいる。
「一緒に行きましょう」
局長をパトカーに同乗させ、付近を捜索することにした。異例の手法だった。本部への無線報告は捜索と同時並行で行った。
現場から250メートルの路上で不審な紙袋を所持した男を見つけた。局長に確認すると「間違いない」。パトカーを降り、腹を決めて男に職務質問する。
「ちょっと待って。さっき郵便局におったやろ」
男は驚いた表情を浮かべた。間を置かずに、一気にたたみかけた。「その紙袋に何が入ってるんや。変なものじゃなかったら見せられるやろ」
紙袋に隠されていたのは果物ナイフ。男は矢継ぎ早に浴びせられる言葉に圧倒され、抵抗するそぶりすら見せなかった。
「陰日なたなく」
警察官になったのは20歳のとき。「この仕事はやりがいがある。お前もやってみないか」と6歳年上の警察官の兄から誘われたのがきっかけだ。それから28年間、主に地域警察官の道を歩んできた。
「お巡りさん、ありがとう」。東日本大震災では発生直後から被災地に応援に入り、福島、岩手両県で約50日間、パトロール活動に従事。被災地で子供からかけられた言葉が忘れられない。住民とじかに接する地域警察官にとって「ありがとう」が何よりの励まし。
来春には警部に昇任予定。今以上に若手の育成に注力することになる。その分、現場に出動する回数は少なくなるが、地域警察官としての志は同じ。「府民のために陰(かげ)日なたなく、こつこつやっていく」