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時代を見通す日本の基礎情報

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女性が急増中…年配者を犯罪に追い込む「4つの条件」

「近所の奥さんが万引したと聞いてびっくり。お金に困っている様子はなかったのに……」――。 定年を迎えたばかりの沢田賢治さん(仮名、65歳)が言う。聞けば、そのご婦人は夫に先立たれ、娘夫婦とは別居の70代後半。長い間一人暮らしだったそう。近頃、そんな高齢者が増えている。

■20年で女性高齢者の検挙割合は約5倍

 法務省から発表された「犯罪白書 平成25年版」によると、刑法犯の検挙人員は、平成17年をピークに全体では減少傾向ではあるものの、60歳以上の構成比は平成5年の約6%から平成24年の23.8%と年々増え続けている。特に目立つのが女性検挙者の高齢化だ。65歳以上の検挙者の中で女性の割合は平成5年の5.7%から平成24年の27.3%と、20年間で約5倍。今や刑法犯では高齢者の検挙者の3人に1人が女性なのだ。

 高齢者で最も多い犯罪は窃盗で、男性の5割、女性の8割に及ぶ。その中でも男性の6割、女性の9割を万引が占める。

「高齢者女性の場合、一人暮らしの人が犯罪を引き起こすケースが多いんです」と話すのは、法政大学文学部心理学科教授、越智啓太氏だ。

「夫に先立たれる、親戚とは疎遠、子供はいない、生涯独り身など、最近の女性高齢者は一人暮らしになりやすい。独居老人は、経済的な問題よりも自分にブレーキをかけるものがないことが問題です」

 越智教授によれば、“なぜ万引をしてしまうのか”ではなく“なぜ万引をしないのか”を考えると原因がわかってくるという。

「欲しいものをとりたくなる気持ちは誰にでもあります。でも普通は実行しないもの。これは米国の社会学者T・ハーシーの社会的絆理論ですが、人には犯罪のブレーキになるものが大きく4つあります。(1)愛着(2)投資(3)暇がないこと(4)ルールです。愛着は家族が迷惑するとか、友達を失いたくない気持ち。投資は職を失う、将来が不安になる思い。妙なことを考えてしまうほど暇すぎない暮らしも大切で、ルールは社会的規範を守ろうとする理性です」

 独居の老人はこのすべてを失いがち。趣味の友人関係や地域に貢献する活動などで、他人や社会とのコミュニケーションを保つことが予防につながると越智教授は言う。

■脳の衰えが拍車をかける

 また、加齢による脳の衰えがこれに拍車をかける、という見方もできる。
 和歌山県立医科大学理事長・学長で脳神経外科学会専門医の板倉徹氏は、著書の中で「脳は前頭前野から衰えていく傾向がある」と書いている。

 脳の司令塔と呼ばれるこの前頭前野は前頭葉の一部で、感情や理性などをつかさどっている場所。それが衰えると、感情のコントロールができなくなり自分を抑制できなくなる。

 昨今、「誰でもいいから殺したかった」といった理由なき犯罪が増えているのも、前頭前野の衰えが関係しているともいわれている。
 では、それを防ぐにはどうすればいいのか?

 著書によると「音楽を聴きながら読書する」や「ラジオを聴きながら掃除をしながら一日の予定を考える」など2つ3つのことを同時にするのが効果的だそうだ。

 つまり、シニアで刑務所暮らしをしたくなければ、孤独にならないようにすること。そしてもし孤独になったら、生活の中に“ながら作業”を積極的に取り入れること。それが秘訣なのだ

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