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時代を見通す日本の基礎情報

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教科書が教えない歴史 ミャンマー、インドネシア独立に尽力した日本人に勲章

 夕刊フジで先日、話題の『英国人記者が見た 連合国戦勝史観の虚妄』(祥伝社新書)の著者で、英フィナンシャル・タイムズや、米ニューヨーク・タイムズの東京支局長などを歴任したジャーナリスト、ヘンリー・S・ストークス氏をインタビューしたのは好企画だった。

 キャロライン・ケネディ駐日米国大使は、和歌山県太地町のイルカ漁批判を皮切りに、反日的言動が目立つ。米民主党リベラル派に属する彼女だが、この派の中には、中国や韓国のロビイストに洗脳されている政治家が多い。ぜひ、ストークス氏を大使館に呼んで、じっくりと話を聞いてほしい。

 ストークス氏は本来の意味でのリベラリスト(自由主義者)である。来日時には「日本=戦争犯罪国家」論と南京大虐殺を信じていたが、滞日50年、今や完全にそれを否定し、「大東亜戦争はアジアを解放した反植民地戦争だった。日本はアジアの希望の光だった」と主張している。それは中国と韓国、北朝鮮以外のアジアの声を聞けば、当然の結論なのだ。

 例えば、ケネディ大使は、旧日本軍の軍人がミャンマー(ビルマ)とインドネシアから、国家最高の勲章をもらったことをご存じだろうか。

 ミャンマー政府は1981年4月、元南機関・機関長の鈴木敬司大佐、泉谷達郎・日本ミャンマー歴史文化研究会初代会長ら7人に、国家最高の栄誉「アウンサン・タゴン(=アウン・サンの旗)勲章」を授与した。皆、ミャンマーの独立に貢献した旧日本軍人ばかりである

ネ・ウィン大統領(当時)自らが、勲章を手渡して最高の敬意を表した。ビルマ独立を推進した南機関の鈴木大佐はすでに他界されていたので、大佐の未亡人の節子さんが勲章を受け取った。この勲章は独立の英雄、アウン・サン(かつてはオン・サンと呼ばれていた)将軍の名前を取ったもので、アウン・サン将軍の娘が、有名な民主化運動指導者アウン・サン・スーチー氏だ。

 アウン・サン将軍やネ・ウィン大統領は、「独立三十人志士」のメンバーで、彼らは海南島で日本陸軍の訓練を受けた。彼らを中心にビルマ独立義勇軍(BIA)が創設され、BIAは日本陸軍とともにビルマに進軍し、祖国を英国から解放したのであった。

 インドネシアのスカルノ大統領(当時)は1988年8月17日の独立記念日に、同国の独立に尽力した金子智一氏ら旧軍軍人を中心とする6人の日本人に国家最高の栄誉「ナラリア勲章(=独立名誉勲章)」を授与している。教科書が教えないアジア解放の歴史がそこには息づいている。

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