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時代を見通す日本の基礎情報

日本を取り巻くアジア情勢の変化 世界の情報を辛口で伝える情報部ログ 世の中はめまぐるしくかわっていきます その中で取り残されない為の情報をお伝えします Changing Asian situation surrounding Japan Tell the world information by information Department log The world is rapidly mood In order not to lag behind in its informed the <a href="https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3BDZ68+72TSYA+4IRQ+5YJRM" rel="nofollow">なんでもまとめてお売りください!宅配買取「いーあきんど」</a> <img border="0" width="1" height="1" src="https://www19.a8.net/0.gif?a8mat=3BDZ68+72TSYA+4IRQ+5YJRM" alt="">

新入社員を家庭訪問する社長の信念…経営の極意「人材が一番大事」

組織の最大の財産は「人材」だといわれる。しかし大手企業のような知名度がなく、給与水準が高くないベンチャー企業では、いかにして効果的に優秀な人材をつなぎ止めるかが成長の行方を左右する。そんな中、食品業界の人材紹介サービスを手がけるクックビズ(大阪市北区)は採用を決めた社員の自宅を藪ノ賢次社長が「家庭訪問」するというユニークな取り組みを行っている。家族の会社への理解を深めてもらうことで、社員が働きやすい環境を整える狙いだ。成長を続ける原動力は、人材第一の理念にあった。
真剣に雇いたい!

 「夫の気持ちに任せます」。3年前の冬、現在の営業本部長の男性を採用する際、家庭訪問を初めて決行した藪ノ社長。初めはけげんそうにしていた男性の妻のこの一言に、緊張が一気にほぐれた。

 それまで社員は藪ノ社長1人で、営業担当が必要になり男性をヘッドハンティング。藪ノ社長は、社員1人の会社に入るのは「家族の反対があったのではないか」と懸念し、家庭訪問で自分の思いを伝えようと思い立った。

 「(男性には)奥さんに子供さんもいる。真剣に雇わなくては」と考え、男性の魅力や、会社の事業やサービス内容、今後のビジョンなどを熱弁した藪ノ社長。その思いは見事伝わった。これ以降、社員を採用した後に自宅を訪問するのが慣例に。これまで10人以上の社員宅を訪問したという。

家族が仕事を理解してくれれば、残業などで帰りが遅くなっても家庭の雰囲気が悪くなりにくいという。さらに藪ノ社長は「家族に会えば本人のことも分かる」とし、「あらゆる面で相互理解が深まる」と強調。社長が足を使って職場と家庭の環境をよくしているのだ。

残業なしの「正社員」も

 クックビズのユニークな人事の取り組みは家庭訪問だけではない。今年6月には残業をしなくてよい「ワーク・ライフ社員」制度を導入。きっかけは子供を持つパートの女性社員だった。正社員になりたいが保育所は午後7時で閉まってしまう。そこで残業を免除し、早く帰宅できるようにした。

 同社は通常、祝日も出勤だが、ワーク・ライフ社員は休み。それでも無期雇用で賞与も支給され、待遇は正社員とほとんど変わらないという。現在、この制度を利用しているのは1人だが、今後、まだまだ増えそうだ。

 こうした取り組みは社内の結束を高めている。同月、課長クラス以上の社員を集めた幹部合宿を初めて開催。会社の課題、弱みを分析してもらったところ、「食事の時間も惜しんで考えてくれ、心を打たれた」(藪ノ社長)。課長らが経営意識を持ってくれていることに驚いたという。

社員が働きやすい環境を

 「自分たちで仕事を作れることが、ベンチャー企業で働く上でのモチベーションとなる」と藪ノ社長は語る。社長として工夫を凝らした人事制度を整えることで、社員1人1人が働きやすい環境を生み出しているというわけだ
家族が仕事を理解してくれれば、残業などで帰りが遅くなっても家庭の雰囲気が悪くなりにくいという。さらに藪ノ社長は「家族に会えば本人のことも分かる」とし、「あらゆる面で相互理解が深まる」と強調。社長が足を使って職場と家庭の環境をよくしているのだ。

残業なしの「正社員」も

 クックビズのユニークな人事の取り組みは家庭訪問だけではない。今年6月には残業をしなくてよい「ワーク・ライフ社員」制度を導入。きっかけは子供を持つパートの女性社員だった。正社員になりたいが保育所は午後7時で閉まってしまう。そこで残業を免除し、早く帰宅できるようにした。

 同社は通常、祝日も出勤だが、ワーク・ライフ社員は休み。それでも無期雇用で賞与も支給され、待遇は正社員とほとんど変わらないという。現在、この制度を利用しているのは1人だが、今後、まだまだ増えそうだ。

 こうした取り組みは社内の結束を高めている。同月、課長クラス以上の社員を集めた幹部合宿を初めて開催。会社の課題、弱みを分析してもらったところ、「食事の時間も惜しんで考えてくれ、心を打たれた」(藪ノ社長)。課長らが経営意識を持ってくれていることに驚いたという。

社員が働きやすい環境を

 「自分たちで仕事を作れることが、ベンチャー企業で働く上でのモチベーションとなる」と藪ノ社長は語る。社長として工夫を凝らした人事制度を整えることで、社員1人1人が働きやすい環境を生み出しているというわけだ

クックビズの本業は人材紹介サービス。藪ノ社長は、「自社の採用すらうまくいっていないのでは、利用者から『大丈夫か?』と思われてしまう」と強調する。その上で「採用活動の成果が、企業としての存在価値を高めることにつながる」とも。

 クックビズは3年前に最初の社員を採用してから、現在、20人以上を抱えるまでに成長した。この間の離職者はわずか2人だ。売上高も年々順調に拡大している。順風満帆の経営の極意は、「人材が一番大事」という経営理念にある。

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