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時代を見通す日本の基礎情報

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権藤博氏が語る落合私が仕えた監督たちとは違う

今季限りでの退任が決まった中日・高木守道監督の後任に、前監督の落合博満(59)の名前が取りざたされている。

 落合前監督は11年シーズン限りで退団。球団フロントは、8年間の長期政権によるマンネリとそれによる観客動員減を理由に、リーグ優勝を果たしながらクビを切った。たった2年でその前監督を呼び戻すことになるとしたら、格好のいい話ではない。

 関係者は複雑だろうが、今季12年ぶりのBクラスに沈んだ今の中日を立て直すには、落合が最適任だと私は思う。在任中、優勝すること4度。2位からクライマックスシリーズ(CS)を勝ち抜いた07年にはチームを53年ぶりの日本一に導き、8年で一度もBクラスに落ちなかった。

 落合という監督の凄みはなにか。改めて考えていた矢先の先日、落合の右腕として辣腕を振るった森繁和前ヘッドコーチと話す機会があった。森は落合から「オレは投手のことは分からん。すべておまえに任せる」と投手陣の全権を委任されていたというのが通説になっているが、実は私は信じていなかった。

 私はこれまで計4球団で延べ18年、投手コーチを務めた。仕えたほとんどの監督が「投手のことはすべて任せる」と最初は言うものの、その約束が守られることはまずなかった。特に野手出身の監督はとにかく動きたがる。一年のシーズンをトータルで考える私が、「ここは我慢。ここで投手をコロコロ代えたら、最後まで投手が持たない」と進言しても、まず聞く耳を持たない。近鉄時代の仰木監督も昨年の高木監督もそうだった。必然的に監督と投手コーチは衝突してしまう。

 しかし、森は「いや、落合さんは本当に投手のことには一切、口を出さない。その日の先発投手を当日の試合前に知ってたくらい。継投もすべて自分に任せてもらいました」と言った。これが、監督落合の凄さだろう。

 オレは投手のことは分からん、という落合の言葉を真に受けるわけにはいかない。投手コーチを天職だと思っている私も実は、野手の方にむしろ一家言を持っている。常に投手の視線で打者を見るから、「そんなバッティングをしていたら、相手投手はラクなもの」「さっきのボールを狙われたら、向こうのバッテリーは困る。それでいいんだ」と、下手な打撃コーチより有益なアドバイスができると自負している。

 あれだけの大打者だった落合博満が、投手のことを分からないわけがない。誰よりも鋭い視線で、投手を分析できるはずである。にもかかわらず、「オレは分からんから」と言い、本当に口を挟まない。

 自分が口にしたことは絶対に曲げない。信念を貫き通す。これこそ、監督落合の最大の長所だろう。指揮官がブレれば、選手はなにを信用すればいいのか分からない。チームはガタガタになる。今の中日がまさにそれ。これを立て直せるのは、落合を置いて他にいない。

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