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時代を見通す日本の基礎情報

日本を取り巻くアジア情勢の変化 世界の情報を辛口で伝える情報部ログ 世の中はめまぐるしくかわっていきます その中で取り残されない為の情報をお伝えします Changing Asian situation surrounding Japan Tell the world information by information Department log The world is rapidly mood In order not to lag behind in its informed the <a href="https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3BDZ68+72TSYA+4IRQ+5YJRM" rel="nofollow">なんでもまとめてお売りください!宅配買取「いーあきんど」</a> <img border="0" width="1" height="1" src="https://www19.a8.net/0.gif?a8mat=3BDZ68+72TSYA+4IRQ+5YJRM" alt="">

謎多き最福寺法主の素顔 

謎多き最福寺法主の素顔 

メインフォト

総連本部の購入断念を発表した最福寺の池口恵観法主=10日、神奈川・江の島の最福寺別院(時吉達也撮影)

 在日本朝鮮人総連合会朝鮮総連)中央本部(東京都千代田区)の土地・建物の競売について宗教法人「最福寺」(鹿児島市)が45億1900万円で落札した。最福寺「法主(ほっす)」の池口恵観(いけぐち・えかん)氏(76)は「炎の護摩行」で有名で、政界に顔が広く「永田町の怪僧」との異名を取る。一方、北朝鮮への渡航歴が複数あり、落札後は総連への貸し出しも検討したいとしている。その真意と巨額資金の出どころは-。

 池口氏が法主を務める最福寺は、元プロ野球の金本知憲氏や阪神の新井貴浩選手ら有名アスリートが、オフシーズンに護摩行に訪れることで知られる。

 「池口氏は、真言密教の道を究めた大僧正で過酷な護摩行をこなす姿から『炎の行者』と呼ばれている。スポーツ界のみならず政財界などにも豊富な人脈を持ち、安倍晋三首相や鳩山由紀夫元首相と親交があるほか、小泉純一郎元首相らの『指南役』も務めたとされる」(同氏を知る関係者)

 宗教家の立場から医療のあるべき姿を講演や著作で説き、1999年には山口大医学部から医学博士号を贈られた。

 だが、その一方で、北朝鮮との関係は深い。

 「96年に、よど号グループの1人、田宮高麿氏の葬儀を取り持ったことが縁でグループとの交流を深めた。その後、信者でもある地方議員の仲立ちで総連と急接近し、2009年秋に初めて北朝鮮を訪問した 池口氏はこれまでに5度、北に渡り、訪朝時には北の政府要人とも接触したとされ、「そのなかで総連本部の競売問題が持ち上がった」と先の関係者は説明する。

 落札した26日、池口氏は「今まで中央本部にいた人を追い出すということではない。残ったところをお貸しするのはいいのではないか」と総連側への貸し出しを考えていることを明かし、「ビルはそのまま残し、北朝鮮を含むアジア民族の融和と英霊の供養の拠点にしたい」と明かした。

 落札に必要な巨額資金については「ある程度目途がついている」と語る。ただ、最福寺の関係者は夕刊フジの取材に対し、「落札資金には銀行などの複数の金融機関から融資を受けて、それを充てる予定だが、総連の関係者に出ていってもらうことが融資の前提になっている」と説明した。

 落札が正式に決まるのは29日で、この間、東京地裁は最福寺が買い手としての資格を満たすか審査する。専門家はどう見るか。

 元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は「債務者である朝鮮総連の身内なら別だが、単に関係があるというだけでは、落札者として不適格と判断されない。すんなりお金が支払われれば、1カ月以内に総連本部の土地と建物が最福寺のもとに渡る」と解説する。

 だが、競売が不成立になる恐れも残る。

 都内の不動産関係者は「債務者と同じ立場の法人や個人は競売への参加は認められない。北朝鮮や総連が深く関与していることが明らかになれば、国からの異議申し立てが出て、落札にストップがかかる可能性はある」と話す。

 『ヤメ検-司法エリートが利欲に転ぶとき』(新潮文庫)のなかで、朝鮮総連本部ビルの売却をめぐる詐欺事件(2007年)の真相などを描いたノンフィクション作家の森功氏はこう語る。

 「総連のビルは、整理回収機構の競売開始決定が出る直前、(北朝鮮通の)元公安調査庁長官が、自ら社長を務める会社にビル名義を変更する事件が起きるなどして社会的に注目を集めた。結局、競売になったが、総連としてはできれば手放したくないはずだ。こうした過去があるだけに今後、どう処理されていくか、注視していかなくてはならない」

 さまざまな思惑が絡み合うビルの行方に注目が集まる。

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総連本部の購入断念を発表した最福寺の池口恵観法主=10日、神奈川・江の島の最福寺別院(時吉達也撮影)

 在日本朝鮮人総連合会朝鮮総連)中央本部(東京都千代田区)の土地・建物の競売について宗教法人「最福寺」(鹿児島市)が45億1900万円で落札した。最福寺「法主(ほっす)」の池口恵観(いけぐち・えかん)氏(76)は「炎の護摩行」で有名で、政界に顔が広く「永田町の怪僧」との異名を取る。一方、北朝鮮への渡航歴が複数あり、落札後は総連への貸し出しも検討したいとしている。その真意と巨額資金の出どころは-。

 池口氏が法主を務める最福寺は、元プロ野球の金本知憲氏や阪神の新井貴浩選手ら有名アスリートが、オフシーズンに護摩行に訪れることで知られる。

 「池口氏は、真言密教の道を究めた大僧正で過酷な護摩行をこなす姿から『炎の行者』と呼ばれている。スポーツ界のみならず政財界などにも豊富な人脈を持ち、安倍晋三首相や鳩山由紀夫元首相と親交があるほか、小泉純一郎元首相らの『指南役』も務めたとされる」(同氏を知る関係者)

 宗教家の立場から医療のあるべき姿を講演や著作で説き、1999年には山口大医学部から医学博士号を贈られた。

 だが、その一方で、北朝鮮との関係は深い。

 「96年に、よど号グループの1人、田宮高麿氏の葬儀を取り持ったことが縁でグループとの交流を深めた。その後、信者でもある地方議員の仲立ちで総連と急接近し、2009年秋に初めて北朝鮮を訪問した 池口氏はこれまでに5度、北に渡り、訪朝時には北の政府要人とも接触したとされ、「そのなかで総連本部の競売問題が持ち上がった」と先の関係者は説明する。

 落札した26日、池口氏は「今まで中央本部にいた人を追い出すということではない。残ったところをお貸しするのはいいのではないか」と総連側への貸し出しを考えていることを明かし、「ビルはそのまま残し、北朝鮮を含むアジア民族の融和と英霊の供養の拠点にしたい」と明かした。

 落札に必要な巨額資金については「ある程度目途がついている」と語る。ただ、最福寺の関係者は夕刊フジの取材に対し、「落札資金には銀行などの複数の金融機関から融資を受けて、それを充てる予定だが、総連の関係者に出ていってもらうことが融資の前提になっている」と説明した。

 落札が正式に決まるのは29日で、この間、東京地裁は最福寺が買い手としての資格を満たすか審査する。専門家はどう見るか。

 元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は「債務者である朝鮮総連の身内なら別だが、単に関係があるというだけでは、落札者として不適格と判断されない。すんなりお金が支払われれば、1カ月以内に総連本部の土地と建物が最福寺のもとに渡る」と解説する。

 だが、競売が不成立になる恐れも残る。

 都内の不動産関係者は「債務者と同じ立場の法人や個人は競売への参加は認められない。北朝鮮や総連が深く関与していることが明らかになれば、国からの異議申し立てが出て、落札にストップがかかる可能性はある」と話す。

 『ヤメ検-司法エリートが利欲に転ぶとき』(新潮文庫)のなかで、朝鮮総連本部ビルの売却をめぐる詐欺事件(2007年)の真相などを描いたノンフィクション作家の森功氏はこう語る。

 「総連のビルは、整理回収機構の競売開始決定が出る直前、(北朝鮮通の)元公安調査庁長官が、自ら社長を務める会社にビル名義を変更する事件が起きるなどして社会的に注目を集めた。結局、競売になったが、総連としてはできれば手放したくないはずだ。こうした過去があるだけに今後、どう処理されていくか、注視していかなくてはならない」

 さまざまな思惑が絡み合うビルの行方に注目が集まる。

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