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「父の名前さえ知らない」…3万人いるコピノ
WSJによると、コピノ(Kopino)は韓国人(Korean)とフィリピン人(Fillipino)をあわせた造語だ。基本的にはフィリピン在住で、韓国人が父親、フィリピン人の母親を持つハーフの子供をそう呼ぶ。
正しい数字はないようだが、コピノの支援団体の推計によると、これまで1万人程度だったのが、過去2、3年で3万人にも膨れあがった。WSJは、コピノの置かれた現状を、フィリピン人の妻を持ち、コピノの支援活動を行っている韓国人の男性らの話をもとに伝えている。
それによると、父親である韓国人男性は、安い費用で英語を学びに行った留学生のほか、韓国に妻子を残したビジネスマンや観光客。養育費などの支援をしているケースもあるが、この男性は「こうした男たちは、フィリピンで女性と交際し、妊娠しても何の責任もとらない」と指摘する
相手側のフィリピン人女性は貧しい層が多く、シングルマザーとなって生活するのさえ難しい。WSJはそうした母親と子供のコピノに取材しているが、20歳になる青年はこう述べている。
「私は私の父親について何も知らない。名前さえ」
売春婦を求めた末に…子を捨てる
「韓国は長い間、米国や日本に性的搾取されたと訴えてきたが、経済的に豊かになるにつれ、韓国人男性はフィリピンのような国に行き、(性的被害の)加害者に変貌している」
フィリピンで子供たちの支援活動を続ける女性は、WSJに対し「問題の根源は、韓国人男性がフィリピンに売春婦や、密通を求めていること」とした上で、そう述べている。
こうした実態を、コリア・ヘラルド紙(電子版)は2011年の記事の中で、マニラ大学に学んでいた韓国人女性が実際に見聞した話をもとに伝えている。
裕福な家庭に育った韓国人男性がフィリピンに留学し、クラブで出会ったフィリピン人女性と恋人関係となった。そして女性は妊娠したという。だが、それを知った男性は、少しのお金と「キム」という名前だけ残して、逃げ帰ったという。
フィリピン政府は昨年、フィリピンを訪れた外国人470万人のうち25%が韓国人で、外国人観光客1位だと推計したという。全員が、こうした男というわけではないが、欲望を剥(む)き出しにした男たちの振る舞いが「嫌韓」感情につながっているともされる。
韓国は、世界に「性被害国」であるかのように喧伝し、米国の各地で慰安婦像を建立している。その一方で、自らはいまなお性的加害者であり続けているという現実。いずれも自己都合の、剥き出しの欲が根底にある。WSJの記事は、そうした韓国の実像を明らかにしている。