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時代を見通す日本の基礎情報

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むいても向いても疑惑の総合商社玉ねぎ男の反撃

「タマネギ男」ことチョ国(チョ・グク)法相一族の疑惑をめぐり、ソウル中央地裁は9日、チョ氏の50代弟に対する背任容疑などの検察の逮捕状請求を棄却した。チョ氏は検察による直接捜査の縮小や長時間・深夜の取り調べ禁止など「検察改革推進計画」も打ち出した検察は反撃できるのか。

 チョ氏の弟は、学校法人から資金を引き出すために民事訴訟を偽装したり、学校法人が運営する中学校の教師採用の裏金として数億ウォン(数千万円)を受け取った疑いがもたれている。腰の具合を理由に逮捕状の発付延期を申請していたが、検察が主治医と協議、審査を進めて問題ないと判断し、地裁のあるソウルまで連行していた。

 しかし地裁は、民事訴訟の偽装容疑を「争いの余地がある」とし、既に家宅捜索など広範囲に証拠が収集されており、弟も裏金の受け取りを認めていることから逮捕する必要がないとの判断を示した。

 これまで検察から“サンドバッグ状態”だったチョ氏だが、「検察改革推進計画」を発表。月内に法令制定などを行い、年内には改革を完成させたい考えだという

検察とチョ氏の溝は今後も深まりそうだ。

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