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時代を見通す日本の基礎情報

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パスタとの境界線壊した下北沢の「ナポラそば増える「まぜそば専門店」のナゼ 




最近「まぜそば専門店」という業態が増えてきた。ラーメン店において一番時間がかかるのはスープ作り。そのスープを作らないのだから当たれば効率的。今月だけで3軒食べてきたので紹介したい。


 1月5日オープンのまぜそば専門店「まぜそば謙」(下北沢)。店の場所が実にわかりにくい。通り沿いにはなく、路地裏でもない。建物住人のための通路(?)のさらに奥。基本メニューは店名が付いた「謙まぜそば」で魚介醤油。頼んだのは2番目の「ナポラそば」。他にまぜそばが2種類。汁物はない。


 ナポラそばはナポリタンと油そばのコラボメニュー。チーズをトッピング。よく混ぜて食べてみる。麺が極太幅広麺。これはうまい。まぜそば=ラーメンの一種を食べてるつもりだが、こういうパスタがあってもおかしくない。もはや洋風まぜそばはパスタとの境界線を壊し始めている気がする。でも悪いことではない。


 パスタとして食べたい人はパスタ屋さんに行けばいいし、まぜそばとして食べたい人は、ラーメン屋さんに行って食べればいい。トマトソースにチーズが溶け気味に絡んで実においしい。


 「Japanese Noodles 真」(大久保)。昨年11月オープン。券売機が4カ国語対応になっていて驚き。時代は変わるものだ。基本的な油sobaと麻婆油soba、辛味噌油soba、などの他に黒トリュフ油soba3200円などもあり、「食べる人いるのかな?」と思っていたら、私の次の人が頼んでいた。サイドメニューもお酒もさまざま。頼んだのは麻婆油sobaにパクチーと温泉玉子をトッピング。なかなか面白い味付け


「せんだが家」(北参道)。2015年4月オープン。店名から家系の流れなのかと思っていたら全く違っていた。近くにステーキ店と焼き鳥も経営している会社のまぜそば専門店。ちなみにステーキ屋さんの方は、あの有名な「肉山」(吉祥寺)監修。今年に入ってメニューをリニュアルしたと聞いて行ってみた。


 基本メニューは台湾まぜそばで「赤」(辛さ)「白」(マイルド)「黄」(カレー味)の3種類。麺は台湾まぜそばの本家と同じ名古屋の「林製麺」から送ってもらっている。そして新メニューとして誕生したのが「罪」。まぁ、思い切ったメニュー名だがメニューを読むとしっかり「二郎系まぜそば」と書いてある。


 昼だったのでニンニクを抜いてもらい、辛さを加えるスーパーにしてもらった。インスパイアとしてはまあまあ。ものすごくオシャレな店内は「女性向きラーメン」の特集があったら絶対紹介したい店内。まだまだ「まぜそば専門店」は増えていきそうだ。


 ■ラーメン耳寄り情報 「まぜそば謙」(下北沢)1月5日オープンのまぜそば専門店。さまざまなタイプのまぜそばを4種類提供。王道、洋風、辛味、塩味、とある。トッピングや調味料でどんどん味を変えることができ、何度でも通えそう。



 ■大崎裕史(おおさき・ひろし) 自称「日本一ラーメンを食べた男」。2017年3月現在で1万1950軒、2万3550杯のラーメンを食破。株式会社ラーメンデータバンク代表取締役、日本ラーメン協会理事。Webおよび携帯の「ラーメンバンク」を運営してい









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