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時代を見通す日本の基礎情報

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伊ジェノバ崩落の高架橋、残り部分を爆破解体

伊ジェノバで行われた高架橋爆破解体の様子(2019年6月28日撮影)。
(c)Vincenzo PINTO / AFP

AFP=時事】イタリア北部ジェノバ(Genoa)で昨年、43人が死亡する崩落事故が起きた高架橋の残り部分が28日、新たな橋建設のため爆破解体された。当局が発表した。


 爆破されたのは、崩落したモランディ(Morandi)橋(総重量4500トン)のうち、事故後も残っていた塔2基。市当局によると、解体は午前9時37分(日本時間午後4時37分)に行われた。現場には粉じんが雲状に巻き上がり、解体はわずか7秒で終了した。


 爆破に先立ち、住民4000人近くが避難し、塔の周囲には粉じんの拡散を防ぐため貯水タンクが配置された。爆破直前には橋の下から空中に向けて放水が行われ、爆発で橋は半分に折れて崩れ落ちた。


 昨年8月の事故では、イタリアの老朽化したインフラの問題が浮き彫りとなり、極右のマッテオ・サルビーニ(Matteo Salvini)副首相兼内相は欧州連合(EU)の財政規則によりイタリアのインフラ維持能力が制限されているとの見解を示していた。

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