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米国は13日(米国時間)、英国とフランスと共同で、シリアの化学兵器関連と思われる3施設をミサイル攻撃した。
この攻撃で注目すべき点は、第1に、ドナルド・トランプ政権が「化学兵器の製造や拡散を断固許さない」という明確な態度を示したことである。これは北朝鮮への警告でもある。オバマ政権は、化学兵器使用をレッドラインと宣言しながら、何も積極的な行動をとることはなかった。
第2の特徴は、シリア攻撃を行いながらも
ロシアには最大限の配慮をした事実である。ジェームズ・マティス米国防長官は、攻撃予定を2度延期して、事実関係の確認と根回しを行った。マティス氏自身、「外国人(ロシア)兵士の被害を避けるよう、配慮した」と明言している。
米露間での偶発的衝突を回避するために、米国側は専用回線でロシア側に攻撃を通告している。ロシア側は、この情報をアサド政権に伝えたため、爆撃では、ほとんど人的被害が出なかった。
このため、ロシア側も対米批判は強烈に行ったものの、最大限の自制をしている。今回、シリアに駐留するロシア軍は、最新鋭の地対空ミサイル「S400」などの防空兵器を使用しなかった。
昨年4月にも、同様の危機が勃発していた。
この時、トランプ氏はミサイルをシリアに撃ち込んだが、実害は意外に少なかった。現地に駐在しているロシア軍に、事前にクルーズミサイルの発射時刻や着弾点を連絡していたのである。今回も同様であった。
なぜ、米国がこれほどの対露配慮を行うのかといえば、IS(過激派組織イスラム国)壊滅が可能になったのは、米露が協調したからである。IS壊滅作戦では、米露両軍が同士討ちを行わないように、緊密に連絡をとっていた。中東地域を安定化させるには、米露の協力が不可欠である。
現在、米国最大の頭痛の種の1つは、17年間も続いているアフガニスタン紛争である。アフガンのアヘン栽培も絡んでおり、状況は複雑である。アフガン安定化のためには、米国としてもロシアやイランとの連携がどうしても必要になる。こういった意味でも、米国はロシアとの戦略的な協調関係を必要としている。ギリギリのところで、米露間の信頼関係は維持された。
今回のシリア攻撃を最もあおったのは英国だ。3月上旬、ロシアの元諜報員が英国で神経ガスによる襲撃を受けた。テリーザ・メイ首相は、犯人をロシアと断定し、外交官追放などの措置を発表した。だが、この事件では確たる証拠は提出されていない。英国としては、米露対立をあおり、「漁夫の利」を得ようとしているのだろう。
米ソ冷戦時代、米国の忠実な同盟国の顔をしながら、巧みに漁夫の利を得ていたのが英国という国であった。