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時代を見通す日本の基礎情報

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韓国メディアが指摘する内容は…GSOMIA合意内容を日本が“勝手に”変えた?

2019年11月26日、韓国・チャンネルAは「日韓政府が軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の維持を電撃発表したが、その合意内容をめぐっては激しい対立が続いている」とし、「日本が勝手に合意内容に二つのことを追加した」と指摘した。

日本の発表に対し韓国政府は「日本の勝利だとして合意内容を歪曲(わいきょく)している」と指摘している。また「(歪曲したことについて)日本が謝罪してきた」とも主張しているが、日本政府は否定している状況だ。

チャンネルAは「日本政府は発表の際に合意していない二つのことを追加した」と伝えている。それは、「韓国政府が先に世界貿易機関(WTO)提訴の手続きを停止する意向を伝えてきた」ことと、「半導体素材の輸出規制強化措置が維持される」ことだと説明。その理由についてそれぞれ「韓国が先に頭を下げてきたため協議に応じたという点を強調するため」「日本が何も譲歩していないよう見せかけるため」と分析している。

当初は両国がそれぞれ二つずつ発表することになっていたという。日本は「輸出管理関連の局長級対話を始めること」と「その進行状況を見つつ輸出規制措置を再検討すること」。韓国は「GSOMIAを条件付きで延長すること」と「WTO提訴の手続きを停止すること」だったそうだ。

また、韓国政府の発表の「日韓間の輸出管理政策の対話が正常に行われている間、日本の3品目の輸出規制に対するWTO提訴の手続きを停止する」との文章についても、「韓国はホワイト国指定の再検討と明記したかったものの、日本が反対したため輸出管理政策というあいまいな表現になった」と説明している。

これを受け、韓国のネットユーザーからは「これまでに何度も裏切られているから、韓国政府の主張はどうも信じられない」「北朝鮮のミサイル情報すら隠そうとする政府だ」「いくら何でも勝手に追加はしないだろう」「韓国政府は日本が謝罪したと証明できる文書を提出すべき。言うだけなら簡単」など韓国政府の主張を疑う声が上がっている。

一方で、「日本を信じたのが悪い。どうせこうなると思ったよ」「合意内容に違いがあるならGSOMIAはすぐに破棄されるべき」「こんな屈辱を味わってまでGSOMIAを延長したい理由は何?」との声も。

また、「どっちが本当であれ、韓国が得たものは何もない」と嘆く声も見られた。(翻訳・編集/堂本)

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