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時代を見通す日本の基礎情報

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W杯2018ロシア大会「大根」ネイマールに批判集中、史上初PK判定覆る



優勝候補大本命のブラジル(FIFAランキング2位)が1次リーグE組2戦目で、コスタリカ(同23位)の堅守をロスタイム弾で突き破り初勝利。エースFWネイマール(26)にも待望の初ゴールが生まれたが、“大根役者”ぶりで世界の反感を集めた。

 今大会初ゴールを決めた直後に試合終了を告げる笛を聞くと、ネイマールはその場に座り込み、肩を振るわせ号泣した。


 ほどなく自身のインスタグラムに涙の意味を投稿。「泣くことは喜び、克服、強い気持ち、勝利への意志だ。僕の人生が簡単に運ぶことなど決してなかった。今もまさにそう! 夢は続く。いや夢じゃない、目標だ」


 情緒的にうたい上げる本人に対し、母国の最大紙オ・グローボは「1次リーグ第2戦の後で泣くなんて尋常じゃない。チームは精神的な強さを示す必要があるのに、ネイマールが泣いたのは心配だ。情緒不安定の症状なのか、ナルシシズムのせいなのか」と冷ややか。 さらに辛辣だったのが紳士道を尊ぶサッカー発祥の国だ。英大衆紙サンは「VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)での赤っ恥の後、ゴールを決めて感涙を流した。このブラジル人ストライカーは栄光に値しないと言って差し支えない」と非難を浴びせた。


 問題視されたのは、W杯史上初めてPK判定が覆ったシーン。ネイマールは試合早々から相手の激しいチャージやタックルにいらだち、ファウルを取るよう主審に何度も不満を訴えていた。後半33分、ペナルティーエリア内で相手DFと接触して後方に倒れると、主審はPKを指示。再三のアピールがようやく実を結んだかと思われたが、VARで大げさに転んだだけと判断されPKは取り消しに。この演技力では千両役者とは言い難い。


 同じく英紙のガーディアンは「瀕死の青二才の滑稽なパントマイム」とバッサリ。「この試合は実際、コウチーニョのファインゴールやコスタリカの素晴らしい守備、チームの勝利よりもネイマールのばかげた行動によって記憶にとどめられるだろう」と皮肉った。


 コスタリカの堅守に前後半90分を過ぎても得点を奪えず、2戦連続引き分けのわなにはまりかけた。しかしロスタイム突入直後、左サイドからのクロスをエリア内の攻撃陣が折り返し、走り込んできたMFコウチーニョがゴールへ蹴り込んだ。重圧から解放されたネイマールも終了間際、右サイドからの絶妙クロスに左足を合わせて今大会初得点をマークした。


 本人はひと安心だろうが、テクニシャンらしからぬお粗末な“パントマイム”には、今後も厳しい視線が注がれそうだ。


 ■1次リーグE組


      試 勝 分 敗 得 失 得失


 (1) ブラジル 4 2 1 1 0 3 1 2


 (2) スイス 4 2 1 1 0 3 2 1


 (3) セルビア 3 2 1 0 1 2 2 0


 ●(=□4) コスタリカ 0 2 0 0 2 0 3 -3



 注】22日現在。勝は勝ち点、試は試合数、得は得点、失は失点、得失は得失点差。四角数字は1次リーグ敗退決定



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