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時代を見通す日本の基礎情報

日本を取り巻くアジア情勢の変化 世界の情報を辛口で伝える情報部ログ 世の中はめまぐるしくかわっていきます その中で取り残されない為の情報をお伝えします Changing Asian situation surrounding Japan Tell the world information by information Department log The world is rapidly mood In order not to lag behind in its informed the <a href="https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3BDZ68+72TSYA+4IRQ+5YJRM" rel="nofollow">なんでもまとめてお売りください!宅配買取「いーあきんど」</a> <img border="0" width="1" height="1" src="https://www19.a8.net/0.gif?a8mat=3BDZ68+72TSYA+4IRQ+5YJRM" alt="">

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日本車のパクリ、中古車市場で叩かれる・

中国汽車工業協会の統計によると、今年1~3月の中国乗用車市場の販売台数は、日系車が48万2600台、韓国系車が33万6800台だった。ただ、メーカー別では北京現代が21万6000台で日系各社を上回っている。

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日本車のパクリ、中古車市場で叩かれる・・「韓国車を買わない10の理由」に様々な反応―中国ネット


先日、中国国内の自動車情報サイトの掲示板に「韓国車を買わない理由」とのスレッドが立ち、多くのネットユーザーの注目を浴びた。

スレ主は、韓国車を買わない理由を10点挙げ、それぞれについて細かく解説した。その内容は以下のとおり。

1.韓国車は燃費が悪い。そしてボディが薄っぺらく安全性に欠ける。

2.特に走行距離10万キロメートルを超えると、あちこちに故障が出る。

3.日本メーカーのパクリ商品が多く、おしゃれな車を出したことがない。

4.排気量1.8リットルの韓国車が1.6リットルの国産車より非力に感じるほど、動力系統が弱い。

5.韓国車の知名度は中国車より高い程度で、世界の安物市場がメインである。

6.韓国車はすぐに価値がなくなり、中古市場で思い切り値段が叩かれる。

7.韓国メーカーは本当の意味のスポーツカーを製造しない。高級車もない。

8.韓国で韓国車が売れるのは、韓国車が好きだからではなく外車に掛けられる関税が高いから。

9.物価が安いはずの韓国で生産された車が、中国では日本車が買えるほどの値段で売られている。

10.価格面、製造面いずれにおいても中国ブランドは韓国ブランドに引けを取らず、安価な車が欲しいのであれば国産車を買えばいい。

スレ主の主張に対して、多くのネットユーザーから以下のような意見が出た。

「賛成。まず日本車を検討して、お金があればドイツ車を考える。韓国車なんて考えたこともない」

「韓国車は日本車にかなわないが、国産車よりはいいと思う」

「韓国車の最大の敗因は、価格が日本車より安くないこと」

「個人的な理由により、韓国車は選ばない」

「いずれにせよ、国産車を応援するほうがいい」

一方、韓国車の肩を持つネットユーザーも見られた。

「韓国車は進歩し続けている。オリジナル性を持ち始めているぞ」

「ホンダの販売量は現代に及ばない」

「韓国車にそんなひどい所はない。特にここ数年の新車は進歩が目覚ましい」

「今の韓国車の品質は欧米よりはるか上を行っているし、故障率もトヨタやホンダと同じレベルにまで下がった」

「韓国人は進歩を続けている。人にやさしい内装デザインはもはや完全に欧米を超えた」

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<ヒトラー賛美の隠語>洗剤宣伝のはずが…ドイツで出荷停止

<ヒトラー賛美の隠語>洗剤宣伝のはずが…ドイツで出荷停止

<ヒトラー賛美の隠語>洗剤宣伝のはずが…ドイツで出荷停止

<ヒトラー賛美の隠語>洗剤宣伝のはずが…ドイツで出荷停止
家庭用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G、本社・米国)がドイツで売り出した洗剤の容器に、ナチス・ドイツの独裁者ヒトラーを賛美する隠語として極右ネオナチが使う「88」や「18」がデザインされているとして、同社は商品の出荷を中止した。DPA通信などが9日伝えた。

【ヒトラーの成算なき賭け】

 アルファベットの8番目がHのため、ドイツでは「88」はハイル・ヒトラー(Heil Hitler=ヒトラー万歳)を表す隠語とされる。同様に「18」は最初のアルファベットのAと8番目のHでアドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)を示すとされている。

 粉末洗剤の容器には6月開幕のサッカー・ワールドカップ(W杯)に向けてドイツ代表のユニホームがデザインされ、背番号として「88」が印刷されていた。洗剤の増量サービスをアピールするため、通常より多い88回の洗濯が可能という意味だった。液体洗剤の「18」も同様に洗濯可能な回数を示していた。

 ドイツではナチス賛美につながる宣伝が刑法で禁じられている。同社は消費者の指摘を受けこれらの洗剤の回収を決めた。AP通信によると、同社は「誤解を与えたのは残念だ。私たちは明確に極右思想とは距離を置いている」と意図的ではなかったことを強調した。5日以降は出荷されていないという


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11日も「小規模衝突」依然緊迫と越副司令官

11th is still strain and a gow.second-in-command "a small collision", too
The go. gozk toe second-in-command of the Vietnamese Coast Guard stated, "the situation still extremely grew tense" after having done it when there was "a small collision" on the same day in a sea area of the neighborhood of para-cell (name of a country,
and a collision of the Chinese vessels got up on 11th. I answered coverage of the joint communication.

I avoided making reference to it for more information about a collision. It is said that the vessels of the Vietnamese side keeps distance from a Chinese ship to evade a large-scale collision.
According to Mr. toe, in the Vietnamese side, 29 ships, China present 82 vessels from 28 ships in the spot. When Vietnamese side vessels is going to approach the oil digging facilities which China installed, it is said that it is the situation that 5-7 China ships surround for one Vietnamese side.


ベトナム沿岸警備隊のゴ・ゴック・トゥー副司令官は11日、同国と中国の艦船の衝突が起きた南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島付近の海域で、同日も「小規模な衝突」があったとした上で「状況は依然極めて緊迫している」と述べた。共同通信の取材に答えた。

 衝突の詳細については言及を避けた。大規模衝突を回避するため、ベトナム側の艦船は中国船から距離を置くようにしているという。

 トゥー氏によると、ベトナム側は28隻から29隻、中国は82隻の艦船を現場に展開。ベトナム側艦船が、中国が設置した石油掘削設備に近寄ろうとすると、ベトナム側1隻に対し5~7隻の中国船が取り囲むといった状況だという
11. sind, überanstrenge immer noch und ..... "ein kleiner Zusammenstoß" auch

Das gow.gozk toeZehensekunde in-Befehl von der vietnamesischen Küstenwache gab an, "die Situation wurde immer noch sehr gespannt", nachdem sie es gemacht hatte, als es am gleichen Tag in einem Meeresgebiet der Nachbarschaft des para-Zelle (Name von einem Land, Xisha)-Archipels vom South China Meer, wo das Land und ein Zusammenstoß der chinesischen Gefäße auf 11. aufstanden, "einen kleinen Zusammenstoß gab." Ich beantwortete Berichterstattung von der gemeinsamen Kommunikation.


11ème sont tends encore et un sous-chef "une petite collision", aussiLe.go.gozku.toe.. le sous-chef de l'orteil du Garde de Côte vietnamien a déclaré, "la situation encore extrêmement a cultivé le temps" après l'avoir fait quand il y avait "une petite collision" le même jour dans une région de mer du voisinage d'archipel de cellule (nom d'un pays, Xisha) de para de la Mer de Chine Du sud où le pays et une collision des vaisseaux chinois se sont levées 11ème. J'ai répondu à couverture de la communication commune.
J'ai évité de faire la référence à lui pour plus d'information au sujet d'une collision. Il est dit que les vaisseaux des nourritures latérales vietnamiennes distancent d'un bateau chinois pour éviter une collision à grande échelle.
D'après M. orteil, dans le côté vietnamien, 29 bateaux, présent de Chine 82 vaisseaux de 28 bateaux dans la tache. Lorsque les vaisseaux latéraux vietnamiens vont approcher les installations du creusement de l'huile que la Chine a installé, il est dit que c'est la situation que 5-7 bateaux de Chine entourent pour un côté vietnamien. (

Ich vermied, Hinweis darauf für mehr Informationen über einen Zusammenstoß zu machen. Es wird gesagt, daß die Gefäße vom vietnamesischen Seiten Bergfriede-Entfernung von einem chinesischen Schiff, um einem großangelegten Zusammenstoß auszuweichen.
Herr Zehe, in der vietnamesischen Seite, zufolge 29 Schiffe, China präsentiert 82 Gefäße von 28 Schiffen in der Stelle. Wenn sich vietnamesische Seitengefäße dem Öl nähern werden, das Einrichtungen gräbt, die China installierte, wird es gesagt, daß es die Situation ist, die 5-7 China Schiffe für eine vietnamesische Seite umgeben.











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慰安婦問題で“正論”が封殺された現場 韓国に「言論の自由」はない

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日韓の歴史認識をめぐって韓国で反日世論が起こると、特に筆者を含む保守的論調の日本人記者は、反日系の市民団体や左派系メディアから“いい顔”をされず、居心地の悪さを覚えることがしばしばある。ただ、「日本人記者の主張」として受け止められたうえで、反発を受けるわけだが、韓国人による親日的な言動、あるいは日本に理解を示すような発言への反応はその比ではない。当地では確実に、猛批判にさらされる。そんなことを象徴する光景を、最近、目の当たりにした。(ソウル 名村隆寛)

日本人の慰安婦は?

 ソウル中心部のプレスセンターで4月29日、慰安婦問題の解決を図ろうという趣旨で、「慰安婦問題、第三の声」と題したシンポジウムが開かれた。韓国側からは学者、慰安婦支援団体の幹部、記者がパネリストとして参加。日本側からは慰安婦への「償い」のための事業「アジア女性基金」(1995~2007年)に設立当初から関わった和田春樹東京大学名誉教授がパネリストで出席した。

 韓国で「良心的な日本人学者」として知られる和田名誉教授を韓国に招いたシンポジウムは、全体的には慰安婦および慰安婦問題に理解を示すことをベースに進められた。約4時間におよぶシンポジウムの全てをここでは再現はしない。ただ、その中で興味深いやりとりがあった。

パネリストの発言が一通り終わったあと、一般参加者とパネリストとの間で質疑応答が行われたときのこと。2人目か3人目かに手を挙げた若い男性が和田氏にこう質問した。

 「(慰安婦の強制性を認めた河野談話=1993年=の際に)日本政府は日本(人)の慰安婦に謝罪しましたか?」

 和田氏は「河野談話は(対象を)韓国人に限定していません。理論的には日本の慰安婦をも前提にしています」と答え、日本政府が日本人の慰安婦も対象に謝罪したことを説明した。

 質問者の男性はさらに尋ねた。「それでは、日本の慰安婦には補償がなされましたか?」

 和田氏は「日本人(慰安婦)には補償されたことはない」と事実通り答えた。

 2人の対話はこのようなもので、客観的に見ても、和田氏は事実に基づき、分かりやすく丁寧に答えていた。

感情的にねじ伏せる

 一悶着あったのはこの後だ。質問者の男性は和田氏の回答を受けこう言った。「日本に対して法的な責任を求めるのは変じゃないですか。補償金(償い金)を(一部の韓国人慰安婦は)もらっていますねえ。あれこれ言うのならわが国(韓国)の政府にも言えばいいじゃないですか」

男性は「今や慰安婦問題は韓国の国内問題になっている」と主張したかったようだ。同じ会場にいた日本人記者の1人もそう認識したという。“よくぞ、そこまで言った”と韓国人自身の発言とその度胸に内心驚いた。

 ところが、そのとき、慰安婦支援団体の高齢女性が声を張り上げ始めたのだ。「なんてこと言って怒らせるの」「そんなこと言わないでよ。侮辱だよ!」と。さらにこう続けた。「あなた、どこに住んでいる人なの?」とすごいけんまくで男性をしかり始めた。

 途中から訳が分からなくなり、議論がかみ合っていないのかと思ったが、とにかく男性の主張が許せないようだ。司会者らがなだめて、その場は収まった。しかし、多勢に無勢。質問者の男性は感情的な言葉で押さえつけられ、見事に“黙らされて”しまった。

 韓国では償い金をもらった慰安婦もいるが、頑としてこれを拒む者もいる。現に韓国の慰安婦支援団体「韓国挺身隊問題対策協議会」は日本の「法的責任」をあくまで求め、日本政府に「賠償」としての措置を要求し続けてきた。

 それ以前に、慰安婦問題をめぐっては1993年に当時の金泳三大統領が「徹底的な真相究明が重要であり、日本に物質的な補償は求めない」と断言している。同時に金大統領は「(韓国の)政府予算で慰安婦への生活保護をする」とも表明している。

自らの主張をねじ伏せられた質問者の意見は、全く的を外しているとは思えない。

当日のヒット発言

 シンポジウムではその後、一般参加者の女性学者が手を挙げ、質問どころか長々と演説調で主張し、話し続けるなど、うんざりする時間もあった。パネリストが発表している最中、突然立ち上がって大声を張り上げた一般参加者(男性)も。「冷静に話し合えない人はこの場にいる資格がない!」とパネリストから言われ、この一般参加者は腹を立てて退場してしまった。

 いずれも韓国でのこの手のセミナーや討論会では、ありがちな光景ではある。そんな中、「韓国の国内問題」との趣旨で簡潔に語った男性の素朴な意見は、抹殺されながらも、「当日のヒット発言」だった。こじれている慰安婦問題の問題点の一つを冷静かつ的確にとらえ、提起していた。「言いづらかったろうに。画期的で勇気のある質問だ」と思い、「韓国国内にはこんな人もいるんだ」と感心さえした。

 シンポジウムが終わったあと、パネリストの方に他の報道関係者が集まるかたわら、その男性に話しかけてみた。名前を聞いたら「ただの一般人です」と名前は名乗らず、24歳という年齢だけ教えてくれた。「言論の自由はありますからね」と言うと、苦笑いしつつも、彼の表情は一瞬和らいだ。

多様な意見に耳を?

 シンポジウムでのほんの数分の出来事だったが、この“言論封殺”は、「日本との歴史」をめぐった韓国での典型的な光景である。決して例外ではない。日本の某深夜番組での討論会で、議論が白熱した際、キイキイと感情的に相手の言葉をさえぎる人が以前にいたことを記憶しているが、韓国ではそれを相当上回っている。

 日常生活ではなく、記者会見や韓国メディアの一部記者と話すときに感じることがある。保守系(韓国では右派、右翼と呼ばれることが多い)日本人記者としての“少数派”としての、言いようのない妙な孤独感とでも言おうか。

 しかし、韓国人が日本に政治的な理解を見せるような発言は、はるかに言いにくい環境にあり、まず否定される。公の場では確実に、先のシンポジウムでのように封殺される。朝鮮半島の日本統治時代について肯定的な書物を書いた人物が、過去に何人も「親日派」と韓国メディアから猛バッシングを受けている。学者、文筆家として完全に“干される”のだ。

 旧日本軍での経歴を持つ高齢の男性は、日ごろは優しい孫にも慰安婦問題に関しては相手にしてもらえない。「慰安婦問題は日本の左派(革新)系新聞が火をつけた誤報から始まった」と言いつつも、慰安婦と女子勤労挺身隊までが一部で混同され、一人歩きしている韓国の現状に対して、力なく笑うしかない。

 先のシンポジウムでは、韓国人学者のパネリストが「慰安婦問題の解決には主流の意見だけではなく、多様な声を聞く必要がある」と話しており、議論を今後も続けていく考えを示した。「多様な意見」の意味合いや範疇(はんちゅう)はともかく、まず現在の韓国社会に、多様な意見に耳を傾ける風土があるのか。そこから考える必要があると思うのだが。

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侮っていた日本に脱帽した韓国が得たもの、失ったもの

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死者・行方不明者約300人を出した旅客船「セウォル号」沈没に続き、240人以上が負傷した地下鉄追突事故は、韓国社会に多大なショックを与えた。一部乗務員が犯した「人災」というよりむしろ、社会にはびこる安全意識の麻痺(まひ)が背景にあるとみたからだ。「過敏過ぎる」と侮ってきた日本の安全意識の高さに見習えとの声も出てきたが、交通機関への信頼など、韓国が失ったものは計り知れない。(桜井紀雄)

「セウォル号の二の舞」乗客が即座に取った行動は

 ソウル市の地下鉄2号線・上往十里(サンワンシムニ)駅で2日、列車が追突した直後、パニックに陥った乗客らが真っ先に取った行動は、自ら手動でドアを開け、車内から脱出したことだった。

 「セウォル号沈没が頭をよぎった」と韓国メディアに話す乗客も多く、「セウォル号事故は、指示通りじっとしていて皆死んだんだ」と叫んだ男性もいたという。

 セウォル号沈没では、「その場にとどまって」という船内放送を信じ、逃げ遅れたことが犠牲者を拡大したといわれる。

 指示通り救命胴衣を着てじっと待つ高校生らの姿が携帯電話の動画で残されており、韓国当局によると、犠牲者の9割が既に救命胴衣を着用していた。

 2号線を運行するソウルメトロは「その場で待機してください」と車内放送を流したというが、放送さえ聞かずに線路に飛び出した乗客も少なくなかった。

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ソウルの地下鉄追突事故現場で、復旧作業をする職員ら=2日(共同)

ソウルの地下鉄追突事故現場で、復旧作業をする職員ら=2日(共同)

われ先に逃げようと押し合いになった乗客がいた一方、子供や女性を先に下ろし、お年寄りや体の不自由な人を支えながら秩序だって脱出する乗客らの姿も伝えられている。

 「セウォル号の教訓が生きた」という評価もある半面、線路上は高圧電流の危険があるうえ、勝手に線路に出て他の列車が入ってくれば、二次災害が起きる恐れがあった。一歩間違えば、大惨事となりかねない危険な「自己判断」だったと言わざるを得ない。

 深刻なのは、セウォル号沈没で「交通機関側の対応が信じられない」との感覚を国民に植え付けたことだ。

 韓国紙はコラムで、校則違反に対し、「校則を破る練習をしておかないと、セウォル号事故みたいなとき、助からないから」と答えたという中学生の言葉や、「校則を守れ」と叱れない高校教諭の話を伝えている。

 セウォル号事故は、こんなエピソードが冗談にならないムードを韓国社会にもたらした。ネットでは「待機しろという放送は、究極の非常信号だ」との皮肉が出回ったという。

「安全不感症超えた」「国が崩壊しかねない」

 地下鉄2号線追突事故は、信号や自動列車停止装置(ATS)の故障が原因とみられている。だが、その後の調査でより根深い事故の構造が浮かび上がってきた。

ソウルメトロなどによると、信号は事故数日前から異常がみられたというが、社員が異常に気付きながら「よくあるエラー」として無視していたことが、捜査当局の調べで分かった。

 先行列車が大きく遅れていたにもかかわらず、報告さえしていなかったことも判明。二重三重に事故の“芽”が放置され、韓国紙のハンギョレ新聞は「何か一つの段階で誰かが安全を最優先して規則通り働いていたら避けることもできた事故だ」と断じた。

 同紙はさらに、200人近くが死亡した2003年の大邱(テグ)地下鉄火災を挙げ、人員や安全設備コストのカットなど、「当時の問題をそっくり抱えたまま、地下鉄は走っている」と表した。

 セウォル号事故はいっそう深刻だ。乗客を残し真っ先に逃げた船長ら乗組員の行動や船体の無理な改造、過積載の放置など、幾重にも重なった「人災」であることは繰り返し伝えられている。その上に、安全設備や積み荷の点検は一切行わず、「問題なし」とする虚偽の報告書を提出するよう指導していたことが、事故当時操船していた女性3等航海士の供述で明らかになった。組織として安全対策を放棄していたことになる。

 いわば怠慢が慣例化し、業界全体がこのような安全認識にあった疑いが極めて強い。

韓国メディアは、社会のさまざまな分野に広がる安全意識の希薄さを「安全不感症」と称し、中央日報は社説で、「『安全不感症』で説明できる段階はもう過ぎた。『安全』という言葉をハナから念頭に置かない無感覚が支配する『高度危険社会』の兆候を見せている」と警鐘を鳴らす。

 別の韓国紙、朝鮮日報は、セウォル号沈没に地下鉄追突と続き、徹底した対策に取り組まなければ、「国全体が本当に崩壊しかねない」とまで社説で憂えた。

“安全敏感症”の日本見直し 水泳授業まで注目

 セウォル号事故直後から韓国メディアは、日本の事故対応や救難体制に注目し、盛んに比較を行ってきた。地下鉄追突事故後にも、鉄道の安全を管理・監督する政府の専門職員が日本では英国と並んで約120人いると伝え、安全監督官が5人しかいない韓国の脆弱(ぜいじゃく)さを際立たせた。

 中央日報は「日本では災害の発生が多いが、安全教育が定着しているため、生存確率が高い」と指摘。岩手県釜石市で、津波を題材にした授業を日常的に行い、東日本大震災で小中学生の99・8%が助かったことを強調した。

 セウォル号事故を念頭に日本で水泳が必修科目であることにも触れている。韓国では、水泳が必修ではなく、体育で水泳を教える学校は多くない。事故後すぐに海に飛び込む乗客が極端に少なかったのも、「船室にとどまれ」との船内放送のほかに、水への不慣れも影響したかもしれない






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同紙の東京特派員はコラムで、一昨年4月に関越自動車で乗客7人が死亡した高速ツアーバス事故に対する日本での対応を、当時「オーバーな“安全敏感症”」だと表現したことを「恥ずかしい」と自己反省し、「安全意識においては、行き過ぎも足りないことより百倍いいと切実に感じる」と記した。

 セウォル号事故直後には、乗客を置き去りにした船長らのあまりに非常識な行動に、韓国世論の非難の矛先が乗組員に集中した。韓国で以前、「タシズム」という言葉がはやった。「タッ」は「~のせい」という意味で、何でも他人のせいにする風潮を揶揄(やゆ)した言葉だ。

 だが、地下鉄事故まで重なったことで、社会全体の安全意識の希薄さに原因を求め、事故を自分に照らし合わせて考えようとする風潮が広がりつつある。

 「韓国が丸ごと病んでいる。終わりなき反省と謝罪、悲しみと怒りが続く」という、韓国社会がいまだ鎮魂の中にあるが、同時にこのことに希望の光も垣間見える。

ルール無視が生んだ「良心冷蔵庫」

 韓国の地下鉄では、ホームドアも整備され、駅ごとに後続の列車がどこまで来たかを知らせる電光掲示板も備えられている。見た目では、日本の地下鉄の先をいくようにも思える。


だが、2号線の追突事故を最初に通報したのは、乗客の1人だった。セウォル号事故でも亡くなった高校生が第一通報者だったことが後に判明している。

 ソウルメトロ関係者は「管制システムが旧型なので、列車が正確にどのような状況にあるのか全て把握するのは難しい」と韓国紙に語った。これが事実なら、見かけ倒しも甚だしい。

 地下鉄に加え、ソウルではバス路線も網の目のように張り巡らされ、バス停留所施設や専用路線が日本以上に充実している。しかも速い。日本の公共バスと比べると、ウサギとカメ以上の差だ。

 腕に自信のある運転手も多く、前の車との車間距離をほとんど空けずに停車する。車間を空けようものなら、割り込まれる-これが韓国で車を運転する上でのいわば“交通常識”だ。

 律義に停車線で止まる車は珍しく、交通規則通り、停車線で止まろうものなら、後続車からクラクションを鳴らされかねない。

 韓国で以前、街角を観察して停車線で止まるなど、公共ルールを守る人に「良心冷蔵庫」と名付けた本物の冷蔵庫をプレゼントするという番組が人気を博した。こんな番組が成立するほど、ルールを守る人が“希有(けう)な”存在だったといえる。

 取り締まる側の交通警察官も、兵役替わりに勤める学生年代の若年者が少なくないこともあって、交通違反を注意しようものなら、怒鳴り返されるという光景もみられた。

 東亜日報はコラムで、韓国社会にはびこる「安全不感症」について「安全のためのコストと時間を無視して生きてきた韓国人の習慣が簡単に変わるのか疑わしい」と悲嘆した。

 ただ、社会全体で反省が唱えられているいまこそ、変わるチャンスなのではないか。いま変われなければ「いつやるの」と言われかねない。少なくともルールを破ることが常識としてまかり通り、ルールを守る人が、ばかを見る風潮が変わる潮目が見えて初めて、「セウォル号事故の教訓が生きた」といえるのかもしれない。

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