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時代を見通す日本の基礎情報

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香港メディアJ-20ステルス戦闘機、大量生産体制が整った可能性

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香港の英字紙、サウスチャイナ・モーニング・ポストは、中国空軍が運用するJ-20(写真)ステルス戦闘機が大量生産の体制に入ったとする見方を紹介する記事を発表した。


香港の英字紙、サウスチャイナ・モーニング・ポストは2019年9月4日付で、中国空軍が運用するJ-20(殲20)ステルス戦闘機が大量生産の体制に入ったとする見方を紹介する記事を発表した。中国メディアの新浪網は7日、同記事を引用した記事を掲載した。

記事は、中国人民解放軍空軍が3日、7機のJ-20が同時に飛行する動画を公開したことに注目。また、中国人民解放軍の創設記念日である8月1日には、5機のJ-20が編隊飛行する動画を公開したという。記事は、これらの動画は、中国空軍がすでに大量のJ-20を実戦配備したことを示すものとの見方を紹介した。

記事はJ-20のライバルとして、米国で開発されたF-22とF-35を紹介し特にF-35を重視した。米国が日本や韓国など友好国にF-35を売却しているためで、米太平洋空軍のチャールズ・ブラウン司令官によると、2025年までには太平洋地域にF-35が計200機配備されることになる。ブラウン司令官も、急速に軍事力を増強している中国は米国にとって「現実の脅威」になっており、F-35はその対策と述べたという。

記事は、J-20について「エンジンの問題」を指摘。J-20に搭載するWS-15(渦扇15)エンジンの開発が遅れており、WS-15を搭載したJ-20が中国空軍に引き渡されるのは2020年末になるとの見方を示した。

WS-15が使えない場合、J-20は中国製のWS-10エンジンまたはロシア製のAL-31FM2/3を使うことになるが、その場合には操縦性能や超音速飛行時のステルス性などが劣ることになるという。

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混乱続く香港、中国はなぜ手出しできないのか

9月5日、香港の民主化を求めるデモが長期化し、暴力的な様相が濃くなる一方なのに対し、中国政府は強硬手段による介入を辞さない姿勢を明確に打ち出している。写真は香港の金融地区。7月撮影(2019年 ロイター/Tyrone Siu)

[香港 5日 ロイター] - 香港の民主化を求めるデモが長期化し、暴力的な様相が濃くなる一方なのに対し、中国政府は強硬手段による介入を辞さない姿勢を明確に打ち出している。このため、政治・経済面で香港の将来への不安が高まっている。

中国側が軍による介入に乗り出せば、「安定した国際金融センター」「世界から中国本土への投資の玄関口」といった香港の地位は深刻なダメージを受けかねない。中国本土ではどの都市も、たとえ上海でさえ、近い将来に香港の役割を果たすことはできないだろう。

そこで中国本土が香港から受けている恩恵や、現在の枠組みが崩れた場合のリスクなどをまとめた

中国はなぜ今のままの香港が必要なのか

中国が依然として厳格な資本規制を実施し、しばしば金融市場や銀行システムに介入するのに対して、香港は世界有数の開放的な市場であり、株式と債券の資金調達の場としても最大級だ。

香港の経済規模自体は中国本土の2.7%程度と、1997年の中国への返還時の18.4%から低下したかもしれない。しかし世界水準の金融システムと法体系があるからこそ、経済規模以上の存在感を放っている。

そしてこうした仕組みを運営できるのは、「一国二制度」という独特の統治制度のおかげだ。この制度の下で、香港には中国本土にない表現の自由や独立的な司法などの自由が保障され、それによって、中国政府とは別個に貿易や投資に関する協議ができる国際的な地位を手にしている。例えば、米国が中国製品に課している関税は、香港には適用されない。また外国投資家は、共産党支配を支える中国本土の法体系よりも、香港の法体系に信頼を置いている。

◎脅かされているものは何か

中国は香港の通貨、株式、債券市場を利用して外国資金を呼び込んでいる。また外国企業は、香港を中国本土に進出する足掛かりにしている。外国から中国への直接投資の大半は、今も香港経由だ。

工商銀行<1398.HK>といった国有企業からインターネット関連の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)<0700.HK>などの民間企業まで、ほとんどの大手中国企業は香港に上場し、国際的な事業展開を目指す傾向にある。

リフィニティブのデータによると、昨年の中国企業による新規株式公開(IPO)を通じた資金調達額は642億ドル(約6兆8000億円)と、世界全体のIPO総額のほぼ3分の1に相当する。ただ上海ないし深センの上場での調達額は197億ドルにとどまり、香港上場の350億ドルに及ばない。

香港と上海・深センの株式相互接続制度も、外国人が中国本土の株式に投資する主な手段となっている。

中国企業が昨年海外市場で行ったドル建て起債1659億ドルのうち、33%を香港の債券市場が占めたことが、リフィニティブのデータで分かる。

さらにナティクシスが集計した香港金融管理局(HKMA)のデータを見ると、中国の銀行が香港で保有する資産は昨年段階で1兆1000億ドルと、他のどの地域の銀行よりも多く、中国の国内総生産(GDP)のおよそ9%に相当する。

こうした巨大な金融チャネルを失えば、既に減速している中国経済は一層不安定化し、共産党が過去数十年に渡って実績として示してきたような繁栄を今後も中国にもたらし続けることができるのか、信頼が揺らぐ恐れが出てくる。

香港の港が依然として中国の輸出入のかなりの部分を取り扱っていることや、香港が中国にとって昨年は国・地域別で最大のサービス貿易相手(中国商務省によるとシェア20%超、第2位は米国の17%)だったことなどからも、両者の結び付きの強さがうかがえる。

人民元を国際的に利用される通貨としてドルに対抗する存在にしようという中国の長年の野望を実現する上でも、香港は極めて重要な存在になっている。

◎全て台無しになる可能性

中国政府は、香港の騒乱が中国の安全保障や主権を脅かすならば決して座視しないと表明している。複数の政府高官からは、香港で起こっていることは内政問題であるとして外国の口出しを非難する声も聞かれる。

ただ主要国の政治指導者は、中国側に自制を求めている。

一部の米上院議員は、1992年に成立させた米国・香港政策法を修正し、香港を中国本土と別の関税エリアとする扱いを変更する意向を示唆している。こうした扱いをしてきたのは、香港が中国政府から十分に独立的と判断してきたためで、もし中国が何らかの形で武力を行使すれば、米国が同法を修正する決定的な要因になりそうだ。

たとえ中国政府が武力行使といういわゆる「核オプション」を手控えたとしても、香港問題でより公然かつ直接的な介入の兆しが見えて、街頭でデモ隊と警官隊の衝突が続くなら、海外の投資家はシンガポールなど、税率が低く法体系への信頼度が高い別の金融センターに機会を求めようとしてもおかしくない。

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文在寅政権の四面楚歌北朝鮮「GSOMIA破棄」でも韓国非難

北朝鮮の対韓国宣伝サイトである「ウリミンジョクキリ(わが民族同士)」は9月2日、韓国政府による日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄に関する記事を3本公開した。

 そのうちの1本は、「反日闘争の火柱も高く、親日積弊残滓を徹底的に清算してしまうことで、屈することを知らぬ民族の気概を大きく示すべきだ」などとして、GSOMIA破棄を支持する韓国民衆を煽る内容だ。

 もう1本は、韓国政府のGSOMIA破棄の決定に対して「憂慮と失望」を表明し、日米韓の3国協調の維持を主張する米国の態度は不当な干渉であると排撃する内容である。

 そして残る1本は、次のような書き出しで始まる。

 「先ごろ、南朝鮮では、『韓日軍事情報保護協定』の破棄が決定された。これは日本のサムライたちの横暴非道な経済侵略行為に反対し、正義の反日闘争に立ち上がった南朝鮮の民心が抱いてきた当然の結果である。刀を抜いて殺到する強盗と戦い、相応の罰を与えるのは誰も否定できない自衛的権利である」

 さらにはこの記事も、「憂慮と失望」を表明した米国を非難。日本の「経済侵略」に対しては見て見ぬふりをしながら、韓国の決定に激怒するのは「二重的な態度」であると断罪している。

 と、ここまで読めば、この記事の趣旨は韓国の文在寅政権にエールを送るものであると思えるのだが実はその正反対だった。記事は続ける。

「『韓日軍事情報保護協定』の破棄は『自主的決定』であると主張していた南朝鮮当局は、激怒した主(米国)の号令の前に縮み上がり、『韓米同盟には影響がない』『より堅固な韓米同盟のために努力する』、『米国との緊密な協議を通じて、日米韓共助を継続的に推進していく』などと機嫌とり、卑屈に振る舞っている。骨髄まで染みた事大的根性と、外勢依存政策の集中的発露であると言わざるを得ない」

 北朝鮮メディアは、韓国政府がGSOMIA破棄を決定してしばらくの間、論評することを控えていたのだが、この記事を読んで理由がわかった。文在寅政権が決定を繰り返さず、「破棄」をやり遂げられるかどうか怪しんでいるのだ。

 もとより文在寅政権としては、破棄そのものに目的があるわけではない。どこまでも日本を圧迫するためだったのが、当てが外れて米国を敵に回し、悩みが深まってしまったのが現状なのだ。北朝鮮はそこへさらに、圧力をかぶせてきた。「GSOMIA破棄を覆すようなら、いっそう信用できなくなる」と言っているわけだ

 多国間の錯綜する利害の調整は、文在寅政権が最も不得手とするところだ。GSOMIA破棄で自ら招いた悩みは、深まるばかりだ。

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安倍首相は突き放す「約束を守ってもらいたい。その一言GSOMIA破棄と日本の輸出管理をセットで協議したい韓国が“噴飯”提案

韓国の李洛淵(イ・ナギョン)首相が、日韓関係の改善をめぐって、「韓国による日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄決定」と、「日本の輸出管理強化」をセットで協議すべきだと提案してきたという。この2つは次元が違う話であるうえ、韓国が困っている問題であり、決して日韓の交渉材料にはならない。文在寅(ムン・ジェイン)政権の独善性が明らかになった。

 「根幹にある徴用工問題の解決が最優先だ。国と国との約束をしっかり守ってもらいたい。その一言に尽きる

 安倍晋三首相は3日、韓国訪問から帰国した河村建夫元官房長官(日韓議員連盟幹事長)と首相官邸で会談した際、李氏の提案を聞き、こう突き放したという。至極当然の判断だ。

 文政権の提案は、河村氏が先月31日から訪韓し、ソウルで李氏と会談した際、明かされたというが、あぜんとする。

 日本の輸出管理強化は、大量破壊兵器に転用可能な戦略物資について、韓国の輸出管理に疑わしい事案が続出したためである。韓国を輸出管理の優遇対象国「グループA(『ホワイト国』から改称)」に戻すには、韓国が輸出管理を徹底すればいいだけだ。

 一方、GSOMIA破棄は文政権が決めたことだ日本は偵察衛星を7基運用し、北海道から沖縄まで広範囲で北朝鮮の電波情報を収集し、哨戒機を70機以上保有しており、破棄されても大して困らない。韓国こそ、日本の情報が得られなくなり、協定締結を主導した米国を裏切ることになるため困るとみられる。

 安倍首相は、自分の都合だけ押し付ける文政権に立腹しただけでなく、こんな提案を持ち帰った河村氏にも内心あきれているのではないか日韓議連は必要なのか?

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長崎・対馬、逆転への一手は? 日本人に向けた魅力発信がカギか“反日”で韓国人観光客激減

過熱する“反日”によって韓国人観光客が激減する長崎県の離島、対馬。現地の商店や自治体を直撃すると、やはり打撃はあるようだが、現地では以前から韓国人観光客のマナーの悪さは目に余っていたとの声も聞こえてくる。韓国人以外の観光客も呼び込むことでピンチをチャンスに変えることはできるのか。

 対馬は九州北西の玄界灘に浮かぶ約709平方キロメートルの離島。リアス式海岸の浅茅(あそう)湾や国指定天然記念物のツシマヤマネコで知られる飛鳥時代には白村江(はくすきのえ)の戦いで、防衛のためにのろし台や防人(さきもり)が配置された島でもある。

 対馬市の発表によると、2018年の同市における韓国人観光客数は、40万9882人(前年比約5万4000人増)で、7年連続過去最多を記録した。今年上半期の観光客数は約22万人で、8年連続の記録更新が期待されていた。

 ただ、ここに来て、反日感情がヒートアップし、対馬と韓国・釜山(プサン)を結ぶフェリーが相次いで運休、街の至る所でハングルを目にする対馬だが、閑古鳥が鳴いているという。

 地元の食品を製造・加工する「うえはら」では、「多いときで1日に100人来ていた韓国人は現在7割減ほどで、売り上げも激減した」(担当者)と嘆く。

 一方で、今回の事態が起こる前に韓国人観光客のマナーの悪さに憤りを覚えて入店に制限を掛けていたことで、打撃が最小限にとどまっている商店もある

靴を販売する「やまさ屋」の東島茂孝さん(65)は、どこにでもタバコをポイ捨てし、ゴミ袋を隠し捨てる姿に憤りを覚えていた。過去には団体で入ってきた韓国人観光客に15万~16万円相当の商品を盗まれ経験もあることから、同店は日本語が通じて購入の意思がある観光客に入店を制限しているという。

 観光業が大打撃を受けている現状について東島氏は、「日本人のリピーターが増えるような対応をしてこなかったことで、外国人を呼び込む結果になった。これを機会に改めて、日本人観光客に向けた価格や歴史など魅力あるところを発信してもらいたい」と期待を寄せる。

 復活の打開策はあるのか。島が好きすぎて移住した対馬観光大使(非公認)の対馬おじさんこと松尾俊通さん(67)に話を聞いた。

 「歴史もあるし、山もあってトレッキングやサイクリングもできます。釣り場としても有名ですし、魚介類は本土では味わえない鮮度です。クエやエソ、アラなど高級魚がスーパーに並んでいますし、何といっても安い」と魅力をアピールする。

 松尾さんによると、以前は、韓国人が多すぎて、対馬には行かないという日本人の話も聞いたというが今なら魅力ある対馬を独り占めできそうだ。



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