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時代を見通す日本の基礎情報

日本を取り巻くアジア情勢の変化 世界の情報を辛口で伝える情報部ログ 世の中はめまぐるしくかわっていきます その中で取り残されない為の情報をお伝えします Changing Asian situation surrounding Japan Tell the world information by information Department log The world is rapidly mood In order not to lag behind in its informed the <a href="https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3BDZ68+72TSYA+4IRQ+5YJRM" rel="nofollow">なんでもまとめてお売りください!宅配買取「いーあきんど」</a> <img border="0" width="1" height="1" src="https://www19.a8.net/0.gif?a8mat=3BDZ68+72TSYA+4IRQ+5YJRM" alt="">

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韓国の宿泊施設に外国人客のクレーム急増、中国人も背を向ける

2015年5月11日、韓国・朝鮮日報によると、韓国を訪れる外国人観光客の宿泊施設に関する苦情がここ2年間で急増し、年々増加する中国人観光客も再訪率が減ってきている。韓国内では今後の観光産業の拡大に悪影響が出かねないと懸念する声が出ている。

そのほかの写真

韓国観光公社が2月に発行した「観光客の苦情 総合分析書(2014)」によると、外国人観光客の宿泊に関する苦情が2012年から37%増加した。背景には、個人宅の一部を使ったゲストハウス、窓もなく狭い部屋が密集した施設など、違法宿泊施設が増加する一方、取り締まりが進んでいない状況がある。

また、年々増加する中国人客については、複数回訪れる比率が下落したとの調査結果が出た。2014年に韓国文化体育観光部が発表した外国人観光客実態調査によると、韓国を再訪する中国人客の割合は2010年に37.4%だったが、2013年には25.8%に下がった。

これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「いずれにせよ、中国人観光客も一時のもの。中国人だけを相手にしていたら、観光産業はダメになるだろう」
「中国人観光客はちょっと度が過ぎるところはあるけど、韓国を訪ねてくれるお客様。不良業者はきちんと是正されるべきだ」
「どこの国に行っても、良くない宿はあるもの。違法施設に泊まれば不便は我慢しなきゃならないし、安ホテルの部屋が狭くて窓も小さいのは当然。それが韓国のイメージかのように書いてる記事を読むと、井の中の蛙に思える」
「昔から言うように、安かろう悪かろうってこと(笑)。ちゃんとしたホテルに泊まればいいだけだ。客の宿選び自体が間違ってるのを、直しようがない」

「天災がなくても観光客が簡単に減ってしまう、それが韓国のレベル」
「僕も外国人だったら韓国には行きたいと思わない」
「見る物も多くて、人も親切な日本に行けば?」
「国際的ないじめに遭ってるのは、日本じゃなくて韓国だな」
「なんで韓国に来るの?僕たちも仕方なく住んでるのに」
「韓国に来る中国人客10万人、日本に行くのは45万人。為替レートのせいとはいえ、ずいぶん奪われたんだなあ

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韓国に二度と来なくなるだけでは済まない」と危機感、韓国観光業の問題点とは

「韓国に二度と来なくなるだけでは済まない」と危機感、韓国観光業の問題点とは?―韓国紙

11日、韓国・朝鮮日報は、韓国の無許可で営業するホテルに対する印象の悪さが中国人観光客のリピート率低下を招いていると伝えた。写真はソウルの繁華街。

2015年5月11日、韓国・朝鮮日報は、韓国の無許可で営業するホテルに対する印象の悪さが中国人観光客のリピート率低下を招いていると伝えた。12日付で環球時報が伝えた。

【その他の写真】

今年の春節期間中に妻と共にソウルを訪れた陳(チェン)さんは、市の中心部にあるホテルを予約したが、とんでもない状況に遭遇した。初日にトイレの便器が故障したが誰も修理してはくれず、夫婦は2日間にわたって同じ建物内の店舗のトイレを利用するはめになった。

実は、陳さんが予約していたのは許可を受けたホテルではなく、ネット上で自分が所有している住宅などをホテルとして貸し出す「無許可ホテル」だった。陳さんに部屋を貸した人物は「春節の間は私も実家に帰っていて、しっかりと管理ができなかった。申し訳ありません」と謝罪した。陳さんは納得したものの、やはり「不快だった」との評価を下した。

こうした違法な宿泊施設が問題となるケースは年々増加している。今年2月に発表された2014年度の外国人観光客の苦情に関するデータでは、宿泊施設に関する苦情が118件となっており、2012年の86件から大きく増えている。

訪韓する中国人観光客は増えているが、リピート率は年々下がる一方だ。文化体育観光部によると、2010年の中国人観光客のリピート率は37.4%だったが、2013年には25.8%に下がった。韓国観光ホテル業協会の事務局長は、「ホテルは観光の基本となる施設。観光客がホテルに不満を抱けば、韓国に二度と来なくなるだけでなく、韓国全体に対するイメージも大きく損なわれる。関連機関は無許可ホテルに対して適切な措置をとるべきだ」と話している

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韓国、観光国ランク低迷に拍車も

朴槿恵(パク・クネ)大統領率いる韓国が歯ぎしりしている。ダボス会議で知られるスイスの団体「世界経済フォーラム(WEF)」が発表した2015年の観光競争力ランキングで、日本が141カ国・地域中、総合9位だったのに対し、29位に沈んだのだ。前回調査から躍進した中国(17位)にも抜かれ、明暗がはっきりした。こうしたなか、ソウル市に新たな慰安婦像の設置計画が浮上しており、韓国離れに拍車がかかる可能性もある。

 ランキングは、観光関連のインフラや自然・文化資源などの14分野を細分化し、項目ごとに指数化して算出したもの。

 総合首位はスペインで、フランス、ドイツと続き、日本は前回13年の14位から、アジア地域の最高位である9位に上昇した。「客の待遇」の項目では1位になるなど、東京五輪誘致でアピールした「おもてなし」の精神が高く評価された。

 凋落ぶりが目立つのが前回の25位から29位に順位を落とした韓国だ。中国が45位から17位へ大きく順位を上げただけに独り負けともいえそう。

 特に「安全と警備」の項目では、日本は22位だったが、韓国は61位と低評価だった。

 夕刊フジで「新・悪韓論」を連載するジャーナリストの室谷克実氏は、「13年7月に(米サンフランシスコで)起きたアシアナ航空の着陸失敗事故や、昨年4月の旅客船セウォル号事故など、ここ数年、大きな事故が立て続けに起きている。こうした安全面の懸念も国際社会での評価下落を招いている」と指摘する。

 韓国は「外国人観光客数」でも日本に水をあけられている。

 朝鮮日報によれば、今年2月の訪韓観光客数は105万人で、昨年11月から4カ月連続で日本に逆転を許したという。同月の訪日外国人観光客数は前年同期比58%増の139万人で過去最多だった。反日姿勢の強まりを受けて、日本人観光客が訪韓を敬遠したことも影響しているとみられる。

 焦りを強める韓国は、日本で韓流ブームの起爆剤となったドラマ「冬のソナタ」の制作会社が、「冬ソナ2」を制作する計画を進めるなど日本人観光客の呼び戻しに躍起となっている。

 ところが、これに水を差すような動きもある。ソウル市は6日、日本の植民地支配解放70年の記念行事の一環として、「従軍慰安婦」の被害をアピールする新たな像を年末までに設置すると発表したのだ。

 室谷氏は「朴政権が発足してから、韓国では中国人観光客への依存を強めてきたが、今年の旧正月『春節』では、渡航先に韓国より日本を選ぶ中国人が多かった。リピーターの獲得にも苦戦しており、日本から中国にシフトした観光業界の戦略にほころびがみえてきた。日本人観光客を呼び戻さなければジリ貧になる。このまま反日路線を突き進んでも、自らの首を絞めることになるだけだ」と語っている。

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北から連行された女性たちが韓国兵の「性奴隷」になった過去

韓国政府が旧日本軍の慰安婦関連史料を永久保存し、ユネスコの世界遺産登録を目指しているという。だが、そこに自国による「韓国軍慰安婦」の史料は含まれない。ならば、歴史の闇に埋もれる前にここで公開しよう。

 韓国軍が女性をどのように扱ってきたかという歴史的記録の数々を、在韓ジャーナリストの藤原修平氏が明らかにする。

 * * *
 朝日新聞が「吉田証言」(文筆家・吉田清治氏の「日本軍が朝鮮人女性を連行し慰安婦にした」という証言)の誤報を認めた昨年8月以降、強制連行のカードを失った韓国政府は、慰安婦の“人権蹂躙”を訴える戦術に舵を切った。日本政府から謝罪と賠償をもぎ取るための材料だった「強制性」の根拠が揺らいでいるからだ。

 人権蹂躙は、韓国が慰安婦問題で日本を非難するうえでの基盤となっている。これをクローズアップし国際社会からの同調を得て、自国に有利な国際世論を形成しようという算段だ。その一方で、「正しい歴史認識」が口癖の韓国政府は、自国が主導したもう一つの慰安婦の存在をひた隠しにしてきた。

 韓国軍慰安婦の存在が初めて韓国メディアで報じられたのは2002年2月。慶南大学の金貴玉・客員教授(現・漢城大学教授)が「朝鮮戦争中に韓国軍慰安婦がいた」という調査報告を、立命館大学の国際会議席上で発表したのである。このことは『朝鮮日報』をはじめとする韓国の主要メディアで大きく報じられ、韓国社会に衝撃を与えた。

 金教授が根拠の一つとして挙げたのが、1956年に韓国陸軍本部が編纂した公式資料『後方戦史・人事編』にある記述だ。

 現在、この資料を民間人が閲覧することは困難であるが、筆者はわずかな手掛かりから資料の入手に成功した。そこには朝鮮戦争(1950~1953年)時の「特殊慰安隊」設置の経緯が次のように記されていた。

「士気昂揚はもちろん、長期間の戦闘で異性に対する憧憬から惹起される生理作用がもたらしうる性格の変化、憂鬱症やその他の支障を未然に防止するために、特殊慰安隊を設置することになった」

 資料では、慰安隊として活動する女性を「慰安婦」と称し、「週2回、軍医官が厳格な検診を行い、性病に対する徹底的な対策を講じた」ことも明記されていた。性病検診を定期的に行うのは、慰安婦が不特定多数の兵士と性的な関係を持つことを前提としていたためで、韓国陸軍はそうした組織を公式部隊として運営していたことが判る。


慰安隊はソウル市中区忠武路周辺と、日本海に面した江原道江陵地区にそれぞれ3部隊、そのほか江原道の主要都市である原州、春川、束草にそれぞれ1部隊が配置され、計9か所に89名の慰安婦が動員された。

 慰安隊の運営開始時期については定かではない。ただ、設置目的が朝鮮戦争で戦う韓国軍のためであること、前述の『後方戦史』に1952年の特殊慰安隊実績統計表が掲載されていることから、1951年までには運営が開始されたと推定される。なお、慰安隊の廃止は1954年3月と明記されていた。

 統計表には、4部隊における1952年の利用実績が月ごとにまとめられている。利用者が多くなるのは春から夏にかけてで、最も多いのは8月の約2万2000名。1年間の利用者は延べ約20万5000名に上った。慰安婦は単純計算で1日平均6名以上の兵士の相手をしていた計算になる。

 金教授は、「上記9か所の固定式慰安所のほかに、移動式慰安所があった」ことも明らかにしている。後者は軍部からの要請があると、指示された部隊まで出張して特定期間テントを張り、そこで運営する形態をとっていた。

 移動式慰安所については、朝鮮戦争に参加した元韓国軍幹部の回顧録にも書かれている。例えば、全斗煥政権下で陸軍第二司令部司令官などを歴任した車圭憲氏は、回顧録『戦闘』(1985年)の中で、「24人用の野戦テントの内部をベニヤ板と防水布で仕切った野戦寝室に慰安婦は収容されていた」と、当時の移動式慰安所の光景を綴っている。

 また、同じ頃に首都師団の小隊長であった金喜午氏の回顧録『人間の香り』(2000年)によれば、移動式慰安所には「小隊ごとに2名(中隊全体で合計6名)の慰安婦が日中の8時間に限って宛がわれていた」という。

 さらに金氏は、慰安隊が「第五種補給品」と呼ばれていたことを同書に記していた。

 韓国軍の実際の軍補給品は食料や被服類、燃料など一~四種までで、慰安婦をそれに並列させるこの俗称は、慰安隊の女性たちが“物品”として扱われていたことを示している。これが「人権国家」を標榜する韓国の実態だった。

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南シナ海を睥睨する中国のコンクリート製「不沈空母」

Accident in Korea's past
Uncovering the truth in Korea this site
http://www.hamq.jp/i.cfm?i=D512005



 中国による埋め立て作業が進む南シナ海の7岩礁のうち、ガベン礁(中国名・南薫礁)ではすでに5階建て以上とみられるビルも建設中だ=2015年1月29日(フィリピン政府当局者提供・共同)

米海軍作戦部長のジョナサン・グリナート大将(61)は、4月下旬に行った中国人民解放軍海軍司令官の呉勝利・上(大)将(69)との初の《テレビ会談》を、さぞ後悔したことだろう。互いの顔が見えぬ《電話会談》にすればよかった、と。グリナート大将にしてみれば、米中海軍の軍服組トップ会談で笑い転げるわけにはいかず、懸命にこらえていたに違いない。呉上将のボケ役ブリは、漫才であれば名人肌と称賛されたはず。グリナート大将が、南シナ海における外国との領有紛争海域で、海面スレスレの岩礁や満潮時には水没する暗礁、サンゴ礁、砂州を埋め立て、次々と軍事基地を築いている侵略行為にツッコミを入れると、以下の如くボケた。

 「航行や飛行の自由を脅かすものではなく、国際海域の安全を守る義務の履行のため」

 「???」

 さすがに呉上将は補足した。

 「気象予報や海難救助などの能力向上につながる」

 「????」
「将来、条件が整えば、米国を含む関係国や国際組織が施設を利用することを歓迎する」

 「?????」

 中国海軍司令官のボケ

 呉上将はニコリともせず言い放ったようだが、笑いのツボを押さえる?辺りは喜劇役者・三木のり平(1924~99年)に迫る。三木を知らない世代には、桃屋の《ごはんですよ!》のCMキャラクターを思い出していただきたい。小欄はかつて、とある芸能人に、三木のおかしさについて教わった。映画で共演したベテラン俳優が撮影の際、皆笑ってしまうのだという。NGの連続だった。その芸能人は「のり平さんは笑いを取ろうとはしない。むしろ、真面目に演技するほど、周りは吹き出した」と話していた。

 1日の記者会見で「気象予報や海難救助などの能力向上につながる」としても「紛争地域での施設建設は平和と安定に寄与しない」と反論した米国務省副報道官代理も宮仕えとはいえ、深刻な顔でコメントしなければならぬバカバカしさを、噛み締めたであろう。

ただ、自由や民主主義、人権、法の支配といった基本的・普遍的価値を大切にするまともな国では、三木には腹の底から笑えても、呉上将のそれへは「冷ややかな笑い」になる。

 NGが許されぬグリナート大将と副報道官代理氏には同情申し上げるが、呉上将の8年前の発言を思い出して「冷ややかな笑い」どころか「背筋が寒くなった」と思量する。2008年3月、米太平洋軍司令官(海軍大将)が上院軍事委員会の公聴会で証言した。

 「昨年5月の訪中で、中国海軍幹部より『航空母艦を保有した場合、ハワイ以東を米国が、以西を中国が管理することで合意を図れないか』と打診された」

 7岩礁に基地

 「中国海軍幹部」は呉上将と観てよい。太平洋軍司令官は「冗談だとしても、人民解放軍の戦略構想を示す発言。中国は影響圏拡大を欲している」と、強い警戒感を表した。中国が伝統的国防圏としていた「沖縄以西」を大きく踏み出す野望を物語っており、「冗談のような本音」であったのだ。この脈絡に従えば、呉上将の言う岩礁埋め立てによる、世界の誰もが利用できる「海難救助」施設建設は「冗談のようなウソ」だと、世界の誰もが疑わぬ。

米太平洋艦隊司令官(海軍大将)は3月下旬、フィリピンの排他的経済水域(EEZ)を含む軍事基地の面積は現時点で、東京ドーム85個分に相当する「4平方キロ超」だと明言。中国が占拠・不法管轄する7岩礁の相当部分に「浚渫(しゅんせつ)船とブルドーザーで万里の長城を築いた」と形容したが、表現力が乏しい。万里の長城は異民族侵入に備えた防御壁の側面が強い。一方の南シナ海上の軍事基地は、強力な攻撃力を備えた「不沈空母」であり「不沈強襲揚陸艦」と呼ぶべきだ。

 各軍事基地にレーダー▽各種艦艇▽戦闘機▽対艦・対潜水艦ヘリコプター▽対艦・対空ミサイル▽水陸両用戦闘部隊-を配備すれば、南シナ海の軍事情勢が激変。海空軍力に乏しい周辺国を睥睨→ますます萎縮させ、米軍でさえ容易に手は出せなくなる。それどころか、日本をはじめ世界のエネルギー・食料の生命線が通る海域に、不沈空母と不沈強襲揚陸艦を核とする「7個艦隊」が出現し、経済面でも脅され、支配される。凶暴な中国漁民=海上民兵の資源乱獲も、中国の軍事・準軍事力の恫喝に支援され激化する。

初任務は水没救助出動?

 中国の南シナ海における武威による勝手し放題を威嚇に来る、米軍の介入を阻止する意味では万里の長城とも言える。南シナ海ほぼ全ての上空域に防空識別圏(ADIZ)を設定し、“侵入機”に対し不沈空母より戦闘機の発進が可能になれば、長城は完成する。

 埋め立てに際しては、周辺で掘り出したサンゴや砂・岩が投入され、大量のコンクリートを流し込み環境破壊も深刻。1つの基地だけで数百万トンの土砂が掘削されているもようだ。

 幸い、工事は中国の業者と軍工兵部隊が担う。党や政府、軍の高官が工事費をピンハネし、セメントの量や鉄筋の数を減らす手抜き(おから)工事を行うだろうから、厳しい洋上環境のこと。不沈空母の「自爆」も有り得る。呉上将はグリナート大将に、中国の軍事基地群が「海難救助」施設だと“説明”したが、駐留部隊の初任務は水没した隣接の中国軍基地に向けた救助出動も見込まれる。

もちろん、周辺諸国に協力依頼はできまい。「自分の庭で行う工事を他人にアレコレ言われる筋合いはない」(王毅外相)から、協力すれば大きなお世話となろう。もっとも、習近平国家主席(61)は3月下旬、中国海南省での国際会議《ボアオ・アジアフォーラム》で、「紛争の平和的解決」「武力行使や威嚇への反対」に加え、こう公言なされている。

 「海洋をアジアをつなぐ平和・友好・協力の海に」

 発言はセンス・ゼロ。前述した呉上将の「冗談のような本音」「冗談のようなウソ」には、多少の分析が必要だったが、習発言は「ウソのようなウソ」だと、習氏の家族にすらバレる。

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ただ、自由や民主主義、人権、法の支配といった基本的・普遍的価値を大切にするまともな国では、三木には腹の底から笑えても、呉上将のそれへは「冷ややかな笑い」になる。

 NGが許されぬグリナート大将と副報道官代理氏には同情申し上げるが、呉上将の8年前の発言を思い出して「冷ややかな笑い」どころか「背筋が寒くなった」と思量する。2008年3月、米太平洋軍司令官(海軍大将)が上院軍事委員会の公聴会で証言した。

 「昨年5月の訪中で、中国海軍幹部より『航空母艦を保有した場合、ハワイ以東を米国が、以西を中国が管理することで合意を図れないか』と打診された」

 7岩礁に基地

 「中国海軍幹部」は呉上将と観てよい。太平洋軍司令官は「冗談だとしても、人民解放軍の戦略構想を示す発言。中国は影響圏拡大を欲している」と、強い警戒感を表した。中国が伝統的国防圏としていた「沖縄以西」を大きく踏み出す野望を物語っており、「冗談のような本音」であったのだ。この脈絡に従えば、呉上将の言う岩礁埋め立てによる、世界の誰もが利用できる「海難救助」施設建設は「冗談のようなウソ」だと、世界の誰もが疑わぬ。

米太平洋艦隊司令官(海軍大将)は3月下旬、フィリピンの排他的経済水域(EEZ)を含む軍事基地の面積は現時点で、東京ドーム85個分に相当する「4平方キロ超」だと明言。中国が占拠・不法管轄する7岩礁の相当部分に「浚渫(しゅんせつ)船とブルドーザーで万里の長城を築いた」と形容したが、表現力が乏しい。万里の長城は異民族侵入に備えた防御壁の側面が強い。一方の南シナ海上の軍事基地は、強力な攻撃力を備えた「不沈空母」であり「不沈強襲揚陸艦」と呼ぶべきだ。

 各軍事基地にレーダー▽各種艦艇▽戦闘機▽対艦・対潜水艦ヘリコプター▽対艦・対空ミサイル▽水陸両用戦闘部隊-を配備すれば、南シナ海の軍事情勢が激変。海空軍力に乏しい周辺国を睥睨→ますます萎縮させ、米軍でさえ容易に手は出せなくなる。それどころか、日本をはじめ世界のエネルギー・食料の生命線が通る海域に、不沈空母と不沈強襲揚陸艦を核とする「7個艦隊」が出現し、経済面でも脅され、支配される。凶暴な中国漁民=海上民兵の資源乱獲も、中国の軍事・準軍事力の恫喝に支援され激化する。

初任務は水没救助出動?

 中国の南シナ海における武威による勝手し放題を威嚇に来る、米軍の介入を阻止する意味では万里の長城とも言える。南シナ海ほぼ全ての上空域に防空識別圏(ADIZ)を設定し、“侵入機”に対し不沈空母より戦闘機の発進が可能になれば、長城は完成する。

 埋め立てに際しては、周辺で掘り出したサンゴや砂・岩が投入され、大量のコンクリートを流し込み環境破壊も深刻。1つの基地だけで数百万トンの土砂が掘削されているもようだ。

 幸い、工事は中国の業者と軍工兵部隊が担う。党や政府、軍の高官が工事費をピンハネし、セメントの量や鉄筋の数を減らす手抜き(おから)工事を行うだろうから、厳しい洋上環境のこと。不沈空母の「自爆」も有り得る。呉上将はグリナート大将に、中国の軍事基地群が「海難救助」施設だと“説明”したが、駐留部隊の初任務は水没した隣接の中国軍基地に向けた救助出動も見込まれる。

もちろん、周辺諸国に協力依頼はできまい。「自分の庭で行う工事を他人にアレコレ言われる筋合いはない」(王毅外相)から、協力すれば大きなお世話となろう。もっとも、習近平国家主席(61)は3月下旬、中国海南省での国際会議《ボアオ・アジアフォーラム》で、「紛争の平和的解決」「武力行使や威嚇への反対」に加え、こう公言なされている。

 「海洋をアジアをつなぐ平和・友好・協力の海に」

 発言はセンス・ゼロ。前述した呉上将の「冗談のような本音」「冗談のようなウソ」には、多少の分析が必要だったが、習発言は「ウソのようなウソ」だと、習氏の家族にすらバレる。

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