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鳩山由紀夫元首相が25日、新たな政治団体「共和党」の結成を目指す意向を表明した。鳩山氏は東京都内で開いた初の準備会で「日本の政治に一言、二言、申さなければならない。次の日本の姿を皆と一緒に考えていく」と意気込みを語った。ただ、悪夢の民主党政権を率い、「史上最低の宰相」と呼ばれた72歳の政治家の決起に、現職の国会議員は1人も参加しなかった。
同党では、鳩山氏が代表を意味する「棟梁(とうりょう)」に、首藤信彦元衆院議員が党首を指すという「物差(ものさし)」に就く見込み。「友愛外交の実現」「米軍基地の縮小・撤退、辺野古への移転阻止」などを掲げた。
鳩山氏は準備会で、いわゆる徴用工問題について、「(日本が)国際法を守っていないのは韓国だという批判ばかりを主張しているのは必ずしも正しい考えではない」と強調。在日米軍をめぐっては、「基地は縮小すべきだ」と語った。
政界屈指の資産を持ち、世俗にまみれない純粋な心を持つ鳩山氏には、国内外の多くの人々が「意図」を持って接近してくる。これ以上、晩節を汚さないよう、日本の国益を損なわないよう、心から願いたい
世界最強の米軍が、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権に最終警告を発するのか。米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長が11月中旬、日韓両国の歴訪を検討しているのだ。文政権が破棄を決めた日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)は11月22日に期限を迎える。ミリー氏が安全保障における「日米韓の連携」の重要性を説くことで、事実上、「反日・離米・従北・親中」の文政権に対し、「自由主義陣営に残るか、共産主義陣営に行くのか」という踏み絵を迫ることもありそうだ。
ミリー氏の訪日は議長就任後初めて。防衛省制服組トップの山崎幸二統合幕僚長と会談を予定するほか、安倍晋三首相、河野太郎防衛相とも面会する方向で調整している。
韓国では、軍制服組トップの朴漢基(パク・ハンギ)合同参謀本部議長らと会談するとみられている。
ミリー氏は、名門プリンストン大学を卒業後、コロンビア大学と海軍大学校で修士号を取得した知性派。陸軍総軍司令官や第10山岳師団司令官などを歴任し、2015年から陸軍参謀総長となった。01年の米中枢同時テロを受けた、イラクやアフガニスタンでの「テロとの戦い」にも参加した。
在韓米軍に服務した経験もあるといい、北朝鮮の核問題では、朝鮮半島有事を想定した軍事作戦の策定にも関与したとされる。韓国・東亜日報(日本語版)は2日、「昨年8月、韓米同盟に貢献した功労で報国勲章統一章を受けた」と報じている。
それだけに、韓国側による数々の「反日」暴挙が原因である「日韓関係の悪化」には憂慮しているとみられる。
ドナルド・トランプ米政権は、文政権によるGSOMIA破棄決定の撤回を求めている。ランドール・シュライバー米国防次官補は今月、ワシントンでの講演で、「(日韓対立で)利益を得ているのは中国、ロシア、北朝鮮であることを思い出させる必要がある」と語っている。
文政権は、日米両国から疑念視され、中国や北朝鮮からも距離を置かれつつある。米軍制服組トップの「忠告」を受け入れるのか、注目だ
韓国紙・中央日報は10日、同国の次世代戦闘機(FX)2期事業で米国製F35A戦闘機の導入が有力となる中で、青瓦台(大統領府)が敢えてF35B戦闘機導入の可能性を検討するよう空軍に指示したと報じた。すると翌日、青瓦台はこれを否定。「事実無根」だとして強く反発した。
韓国軍の武器調達は、陸海空軍の要請と合同参謀本部の承認を経て、防衛事業推進委員会が審議し、妥当との判断が出れば防衛事業庁が推進する、という流れになっている。個別の武器調達に、青瓦台は絡めない決まりになっているわけだ。
だから青瓦台の反発は当然の反応なのだが、気になるのはこうした報道が出た背景だ。
F35は米国のステルス機だが、A型は通常滑走で離陸するのに対し、B型は垂直離着陸が可能だ。同紙によれば、F35Bは「F35Aと比較して武装能力や作戦半径、機動力が落ちると評価される。このため空軍側はF35Aを好むという。空軍関係者は『F35AとF35Bは運用概念が異なり操縦士を別に養成しなければならない問題がある』と話した」という。
また、F35Bは価格もF35Aより高いとされる。それにもかかわらず、仮に青瓦台が空軍にF35Bの導入検討を指示したとしたら、その意図は何なのか。
思うに、青瓦台は艦載機にもなるF35Bの導入を急ぐことで、海軍が来年から始める大型輸送艦――事実上の軽空母の開発事業に弾みを付けたかったのではないか。ここへ来てにわかに浮上した韓国の軽空母導入構想は、日本の「いずも」型護衛艦の空母化計画から多分に刺激を受けた印象が強い。
だが、韓国海軍の空母保有には、同国内に慎重論も根強い。莫大な費用がかかる上に、空母そのものの価値への疑念もある。韓国紙・世界日本の軍事専門記者であるパク・スチャン氏は、対艦弾道ミサイルや極超音速ミサイルなど「海上攻撃兵器の発展速度が現在よりいっそう早まるならば、空母は『浮かぶ標的』に転落してしまう危険性がある」と指摘している。
この辺の事情は日本も同様だろうが、歴史の浅い韓国海軍は空母を保有したことがない分、リスクはより大きいかもしれない。
(参考記事:韓国専門家「わが国海軍は日本にかないません」…そして北朝鮮は)
「日本に負けない」をスローガンに掲げる文在寅政権にとって、空母は国民の関心を引くまたとないアイテムなのかもしれないが、拙速な判断が同国の防衛政策に大きな損害を与える可能性が少なくないように思える。
韓国海軍の大型輸送艦「独島艦」(韓国海軍提供)
チョ氏はコメントを発表し、「検察改革は学者と知識人として私の使命だったし、長らく追求してきた目標だった」として、「検察改革のため、文在寅政権の初めての(大統領府)民情首席秘書官として、また法務部長官として2年半の間、全力疾走し、最善を尽くした」と振り返った。
また、自身の家族を巡るさまざまな不正疑惑と検察の捜査が辞意表明の直接的な背景であることを明確に示した。チョ氏は「だが、思いもよらないことが起きた。理由にかかわらず、国民に申し訳なかった。特に、傷ついた若者たちに申し訳なく思う」と表明。「家族に対する捜査により、国民に対し申し訳なかったが、長官として数日だけ務めてでも検察改革のため、私の最後の役目を果たしてから退く覚悟で一日一日を耐えてきた」として、「だが、私の役割はここまでだと思う」と述べた。
その上で、「これ以上は私の家族のことで大統領や政府に負担をかけてはならないと判断した。私が職務から退いてこそ、検察改革の成功裏の完遂が可能な時間がくると思う」と胸中を明らかにした。
家族が検察の捜査を受けていることに関しては、「実に辛くて苦痛だった」と明かし、「全て(肩の荷を)降ろし、人生で最も苦しい時間を過ごしている家族に寄り添いたい」と述べた。
政府と与党「共に民主党」、青瓦台(大統領府)は13日に休日返上で検察改革について話し合い、検察特捜部の縮小や名称変更などを行うための規定改定を15日に閣議決定することを決めた。この日午前、チョ氏が検察特捜部の縮小を骨子とする改革案を発表していた。特捜部は主に政府高官や政治家の不正などを捜査する部署で、強大な権限を持つ検察の力の源泉とされてきた。チョ氏は7地域にある特捜部のうち、ソウルと大邱、光州の三つの特捜部を残し、残りは廃止する案を発表した。