親が育てられない子供を匿名で受け入れる「赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)」を設置する熊本市の慈恵病院が16日、日テレドラマ「明日、ママがいない」について「フィクションだとしても許される演出の範囲を超えている」として日本テレビに放送中止を求めいます。
ドラマはさまざまな事情で親と暮らせなくなった子供たちが集まる児童養護施設が舞台となっていて、問題となっている内容は数多く指摘されています。
- 赤ちゃんポストに預けられていた子供が「ポスト」と呼ばれていること
- 養護施設の職員が子どもに暴言を吐き、泣くことを強要するなど現実と懸け離れたシーンが多く、誤解や偏見、差別を与えること
- 施設長が「泣いた者から食べていい」「おまえたちはペットショッ プの犬と同じだ」などと言うシーンがあること
これらの内容に問題があると指摘して、番組のスポンサーが既にCMを見合わせていると共同通信が1月23日に報道しました。エバラ食品工業、エネオスとキユーピーが自社のCMをACジャパンの公共CMに差し替えたそうです。各社とも「視聴者や関係者の意見を考慮し、総合的に判断した」としています。
私は慈恵病院の会見でこのドラマの酷さを知りました。児童養護施設や里親の元で暮らしている子供たちが、このドラマが原因でいじめの被害にあっていることを知り、17歳の私ではこんな事しか出来ませんが、児童養護施設の子供達、職員、里親や里親の元で暮らしている子供たちの怒りを代弁しようとこの署名をはじめました。
ドラマはフィクションですが、それを通して子供達が傷つけられることは許されないと思います。商業的な目的でつくられているドラマは、なおさらそうだと思います。
日テレには放送中止と全国の児童養護施設の子供たちと職員への謝罪を求めます。
参考リンク
日テレ系ドラマでCM見合わせ スポンサー3社
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-218272-storytopic-1.html
ママがいない:病院抗議に日テレ「愛情とは何か描いた」
http://sp.mainichi.jp/select/news/20140117k0000m040080000c.html