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時代を見通す日本の基礎情報

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コンビニで他人のカードを簡単に現金化【クレジットカード詐欺の新手口】

最近はコンビニ、スーパーなど、少額の買い物でも利用できる機会が増えたクレジットカード。消費生活に定着してきた電子マネーと合わせて、いよいよキャッシュレスの時代が到来した感もあるが、利用できる店舗が増えたことによって、副作用的な被害報告も増えてきている。

 フリーライターのI氏(39歳)は今年3月、中野区の公園で花見の途中に財布を落としてしまい、それに気付かずにホロ酔いのまま二次会の店舗に向かう。すっかり酩酊し始めた午前5時頃、財布を失くしたことに気付き、急いで花見をしていた現場への道を辿るが時すでに遅し。諦めて警察に届け出をしたあと帰宅した。

 I氏が帰宅したのは午前7時。「免許やカードの紛失手続きしなくちゃ。面倒くさいなぁ」とうなだれている頃、I氏の携帯が鳴る。電話は契約していたカード会社からで「I様、午前2時頃、池袋のコンビニエンス店で8万円ほどお買い物されていますが、ご本人様ですか?」との問い合わせ。ここで初めて、カードが悪用されたことに気付いたのだ。

 I氏が契約していたカード会社は3社。連絡のきたカード会社については盗難被害が認められ、使われた8万円は戻ってきたが、他のカード会社からは特に問い合わせもなく、別に12万円の被害があったことを請求書が送られた段階で知るこ
クレジットカード詐欺の新手口

前払い式のiTunesカードを大量に買われた請求書は、後日になって届いた

ととなる。

 一昔前であれば、コンビニで8万円も買い物するなんてほぼ不可能ではあったが、最近はiTunesやGoogle play、App Storeなどで使う1枚5000円ほどのカードを購入すれば、たやすく達成できる金額である。事実、I氏が被害にあったケースでも、その手のカード代金の支払いに悪用されていた。入手したカードは、ヤフオクなどオークションサイトで売買されているところから、現金化は容易いのだろう。

 カード会社の対応から優劣を比較するというのは本稿の主旨ではないため会社名は伏せるが、コンビニでの高額な買い物にいち早く疑問を感じてI氏に連絡をしたカード会社Xの広報部に問い合わせてみた。

――盗難、紛失されたカードがコンビニで悪用されるケースは増えているのでしょうか?

「ここ1、2年で急増しています。コンビニで不正に購入されている商品の大半は前払い式のプリペイトカードですね。お客様の履歴にその手の商品が不自然なほど大量に買われていた場合、すぐに確認するよう対応しています。また、不正利用が増えているという実情から、関係各社や省庁と連携してプリペイドカードの購入に上限を設けるなどの対策も考えています。ただ、コンビニが密集している都内の繁華街などでは、多店舗で使えば済むだけですので、抜本的な対策になるかは難しいですね」

前払い式のプリペイドカード

どのコンビニにも置かれている前払い式のプリペイドカード。悪党には宝の山に見えるのだろうか。レジを通さなければ、万引きされても使用は不可能だ

 実際、I氏が8万円の不正利用された際も、利用店舗は1店ではなく4店。ハシゴをして単価5000円のプリペイトカードを買われまくったのである。

――コンビニ側には、被害が増えていることは伝わっているのでしょうか?

「はい。高級商品を扱うブティック、百貨店などと同様、高額商品の場合はカードの署名との一致(注:コンビニでも1万円を超えるカードでの支払いでは、署名を求められる)を厳重に確認するなどのお願いはしております」

――なるほど。「高額のプリペイドカードをクレジットカードで購入すること自体が怪しい」という認識は店員は持っている。しかし、被害は減らないと。

「そうですね。そこら辺は捜査当局ではないのではっきりとはいえませんが、私どもが推測しているのは、(1.コンビニの場合、店員側からすると、不審だと思っても逃げ場がないこと)、(2.レジ打ちが外国人の場合、筆跡から判別するのが難しい)の2点です」

 例えばブティックや宝飾店でのカード支払い時に不審を感じた場合、「少々お待ちください」などとレジに行くふりをして、店のバックスペースなどに逃げることができ、そこで、カード会社に問い合わせをする時間もある。しかし、深夜のコンビニのレジでそういった動きが出来るかはかなり難しい。処理自体はその場で終わるため、疑わしいというだけで、「少々お待ちください」などとレジを離れて奥に引っ込むわけにもいかないからだ。

 また、コンビニではレジ打ちが外国人というケースも多い。中野で拾われたI氏のカードが池袋で使われたところからもピンときたので、実際に深夜の池袋へ足を伸ばしたが、レジ内にはバイト店員が1人いればいいほうで、6割近くが外国人であった。筆跡鑑定は日本人であっても素人には難しい。「ハングルやタイ文字の筆跡の違いを認識しろ!」と言われてもムリな話であるのと同様に、慣れない日本の漢字の署名から、「微妙な違いを読み取れ」というのは、外国人バイト店員には厳しいわけだ。カード会社Xの広報が続ける。

「当たり前の話ですが、これらは2次被
池袋北口の繁華街

池袋北口の繁華街。深夜でも賑わいをみせている

害、3次被害の話です。まずは1次被害である盗難・紛失には気をつけて、もし財布を失くしたことに気付いたらすぐに連絡をして停止手続きが取れるよう、携帯の電話帳など、財布以外の場所にカード会社の窓口番号を登録しておく。これらの対策が一番効果的です」

 被害にあった後にあれこれ文句を言っても後の祭り。他人のカードを簡単に現金化する手法がある以上、自衛策は抜かりなきよう。

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