昨年のＮＨＫ連続テレビ小説「あまちゃん」で人気に火が付いた女優、有村架純（かすみ、２１）。２６日には都内で行われた「よしもとアルバイトネタライブ」イベントにゲスト出演。芸人相手に機転の利いたトークで、人気沸騰も納得の魅力を全開にした。
現在、アルバイト情報サイト「フロム・エー　ナビ」テレビＣＭに出演中。この日は、スレンダーボディーをノースリーブシャツに短パンと春の装いに包み登場すると、約２０分にわたり吉本興業の芸人１０人以上を相手にスムーズな掛け合い。

　ほとんどの芸人からメロメロのラブコールを送られ、中でもＮＯＮ　ＳＴＹＬＥの井上裕介（３４）からは「同じアルバイトに入って接近し、バイト仲間恋愛したい」と本気交じりで迫られるなど、ひときわ強烈な熱視線を送られた。

　有村の本領発揮はここから。「出席者の中で一番、一緒にアルバイトをしたくない芸人は」と取材陣から質問され、「井上さん。やっぱり先輩後輩として一定の距離を保ちたいので」とキッパリ。すかさず「何でなんですか？」と不機嫌モードの井上に背後から両腕をつかみかかられたが、女優魂からか動じることなく、ほほ笑んだまま。相方の石田明（３４）が井上を引き離し、助けられると、楽しげに笑ってみせ、度胸の良さをうかがわせた。

　さらに一緒に働いてみたい芸人として「石田さんかな。場を盛り上げてくれそう」と答え、トークの機転が利くことも見せつけた

ＣＭで共演中のパンダの着ぐるみ「パン田くん」が、南海キャンディーズの山里亮太（３６）を相方にバイトネタでミニトークライブを披露。うまく終えたパン田くんに、有村は「ＣＭではいつもヌケているけど、今日は大活躍だったね」と頭をナデながらほめて、会場に和やかなムードを漂わせた。

　終始、自然体を感じさせながらもそつのない振る舞いで「抜群のルックスに頭の回転の良さが光る。クライアントも安心」（広告代理店関係者）を印象づけた有村。４月１２日スタートの日本テレビ系ドラマ「弱くても勝てます～青志先生とへっぽこ高校球児の野望～」（土曜午後９時）にもレギュラー出演する。有村イヤー到来なるか。