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時代を見通す日本の基礎情報

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復活した「新醤屋」「今風」ではないが18年前の味でもない








さぶちゃん」(神保町、1966年創業)が昨年11月に閉店。「若月」(新宿、48年創業)がつい先日閉店。いずれも半世紀以上、ラーメン好きの心を癒やしてきた店である。後継者問題を含む、時代の流れで老舗の閉店が続くのは寂しいことだがいたしかたない。


 一方、惜しまれながら閉店した店が復活した例もある。「醤屋(じゃんや)」である。2000年5月馬込にて創業。一般的なラーメン店は「醤油」「塩」「味噌」という3種類を提供することが多い。しかしこの店は醤油にこだわり、それが店名「醤屋」にもあらわれている。メニューは「白」(白醤油)、「黒」(たまり醤油)、「紫」(濃口醤油)と3種類の醤油味を揃えたのである。しかもいずれもクオリティーが高く評判になった。


 しかし、諸事情により2005年に閉店。一度10年9月、三軒茶屋に別会社が復活オープンしたが大人の事情ですぐに店名を変更してリニューアル。今度は「醤屋」の創業者が13年10月「みき屋」として祖師ヶ谷大蔵でオープン。17年に桜新町へ移転。そんな紆余(うよ)曲折がありながらも、この1月、下高井戸へ移転し、「醤屋」としてまたまた復活したのだ。


 今回は満を持しての復活なのでワクワクしながら行ってみた。すると店主1人体制。大変そうだが人材採用はそう簡単ではないのでゆっくり募集するようだ。今までは大きな通り沿いだったが今回は駅前で若干雰囲気が違い、人の流れに戸惑っているようだった。


メニュー構成は往年の「白」「黒」「紫」が揃っている。未発売だが各味に「濃厚」メニューも新設した。通常メニューは動物系を和だしで割っているのだがその割合を変えることで「濃厚」なスープで提供するらしい。


 今回は「白醤油のワンタンめん」と「紫らーめん」の2種類を注文。麺は昔の製麺所とは変わったが、パッツンとした低加水の麺は以前と同様に心地良い。スープはどちらも以前よりもパンチがあった。こういう「復活」した店の場合、以前の味は「記憶で美化」されることが少なくない。しかし、「以前よりもいいのでは?」と思えるほどのデキだった。


 「今風」ではないが、18年前の味でもない。昔ながらのコンセプトをそれ以降の経験でブラッシュアップして出来上がった「新醤屋」のラーメンと言っても良いであろう。どちらもおいしかった。「黒」や「濃厚」も食べに来てみたい。


 ■ラーメン耳寄り情報「Soy Sauce Ramen Janya 醤屋」(下高井戸) 1月23日、13年ぶりに創業者の手によって復活。当時のコンセプト通りに3種類の醤油味を揃えた。そこに新味の「濃厚」も用意


 大崎裕史(おおさき・ひろし) 自称「日本一ラーメンを食べた男」。2017年3月現在で1万1950軒、2万3550杯のラーメンを食破。株式会社ラーメンデータバンク代表取締役、日本ラーメン協会理事。Webおよび携帯の「ラーメンバンク」を運営している。



 

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