忍者ブログ

時代を見通す日本の基礎情報

日本を取り巻くアジア情勢の変化 世界の情報を辛口で伝える情報部ログ 世の中はめまぐるしくかわっていきます その中で取り残されない為の情報をお伝えします Changing Asian situation surrounding Japan Tell the world information by information Department log The world is rapidly mood In order not to lag behind in its informed the <a href="https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3BDZ68+72TSYA+4IRQ+5YJRM" rel="nofollow">なんでもまとめてお売りください!宅配買取「いーあきんど」</a> <img border="0" width="1" height="1" src="https://www19.a8.net/0.gif?a8mat=3BDZ68+72TSYA+4IRQ+5YJRM" alt="">

韓国「ステルス導入」でも日本に敵愾心の無謀

韓国でステルス戦闘機「F-35」の導入をめぐり、またも「反日」が顔をのぞかせている。レーダーに映らない「ステルス性能」を持つ戦闘機は、多くの国にとって次期主力戦闘機の本命。日本と同じく、韓国も40機の導入を決めたが、同国の報道などを総合すると、日本への対抗意識から、財政的にも技術的にもかなり無理を押しての計画のようだ。しかも極東の整備拠点が日本に置かれることに猛反発し、日本でのメンテナンスを拒否する有様。こうした状況から、「現実的には韓国でステルスは運用できない」との見方も広がっている。(岡田敏彦)


いまや必須のステルス性能


 ステルスF-35は米国の航空機メーカー、ロッキード・マーチンが中心となって開発。既に米国で配備されているステルス戦闘機「F-22ラプター」が敵の戦闘機を排除する制空戦闘に特化しているのに対し、F-35は戦闘爆撃や海上の艦隊防空など多用途性が特徴だ。実験機は2000年に初飛行し、米空軍には11年から納入が始まっている。


 通常のタイプ(A型)に加え、短距離離陸・垂直着陸型(B型)、空母搭載型(C型)の3タイプが開発されており、日本ではA型42機の導入を決めている。


 レーダーに映らない「ステルス戦闘機」はロシアや中国も開発を進めており、いまやステルス性能は次世代戦闘機の必須の条件ともいえる。しかし韓国の場合は導入以前の選定段階でけちが付いた。


何と入札55回の末…


 韓国では老朽化したF-4戦闘機やF-5戦闘機の代替として、防衛事業庁が次期戦闘機(FX)の選定を開始。60機の導入を計画し、昨年6月から入札を開始した。


 対象となったのは3機種。電波吸収材を多用し、ある程度のステルス性を持ったユーロファイター「タイフーン」(イギリス、ドイツなど4カ国の共同開発)、同じくある程度のステルス性を持つとされる米ボーイング社のF-15サイレントイーグル、そして開発当初からステルス性を最重要項目としたF-35Aだ。


 では、入札の結果は-。聯合ニュース(電子版)などによると、韓国が提示した予算の8兆3000億ウォン(1機あたり約120億円)を上回る入札ばかりで、結局、3機種のいずれも落札はならなかった。そもそも韓国側の予算が安すぎる上、「買ってやる」風の“上から目線”も問題視された。


 それでも反省することなく、同じ条件で再度入札を行い、またも不調に。それで再び入札、不調に。6月18日の最初の入札から、7月5日までこんな調子で55回も入札を繰り返した。


 これは、「値下げしろ」という売り手への無言の圧力でもあったが、結果は55回全てが不調に終わった。


 ただ、この過程で、F-35は入札額超過で脱落。ユーロファイターは入札書類の不備により脱落。ロイター通信などによると、入札額で提示の上限額を唯一下回ったF-15サイレントイーグルだけが辛うじて候補として残った。


 常識的にはこれで決まりのはずだが、防衛事業庁はF-15サイレントイーグルについて、「ステルス性能がF-35に比べ低い」などの理由で9月に不採用を決定。当初、「60機」のステルス機を必要としていたが、これを「40機」に大幅変更することで予算の問題をクリアし、F-35の導入を決めた。


背面飛行を見せるF-35A(ロッキード・マーチン社のHPより)


“貧乏”でも欲しがる動機…やっぱり「日本40機なら我が国60機ダ!



対北なら爆撃機…F-35こだわる理由は日本への対抗心


 これでは何のための入札だったのか。結局、導入計画や入札条件など全てをひっくり返してF-35を導入することになった。確かにF-35のステルス性は他の2機種より突出しているとされるが、韓国がここまで同機種にこだわったのは、「日本もF-35を導入するから」だといわれる。


 航空自衛隊が「F-35」42機を導入予定で、韓国では専門家らが「竹島を巡って日本と紛争が起きた場合、ステルス機を保有していないと不利になる」と大まじめに指摘している。


 そもそも韓国の最大の脅威は北朝鮮軍だが、その対策に最新鋭のステルス機は不要とされる。北朝鮮空軍はいまだ1970年ごろの旧式装備が基本のためで、むしろ数で迫る北の陸軍を抑えるためにも、小型の戦術爆撃機が重視されている。日本を意識する余り、そんな実情を無視した上、財政事情も顧みず、F-35導入を決めたというのだが、トラブルはまだ続く。


 精密な整備、日本で…「認められぬ!」


 ステルス戦闘機は、他の戦闘機に比べ極めて“デリケート”で、きめ細かなメンテナンスを必要とする。レーダーに映らない理由は、レーダー電波を跳ね返す「機体外形」と、レーダー電波を吸収する「素材」を持つためで、素材には電波を吸収する特殊な塗料も含まれる。


 この塗料は通常の塗料に比べ耐久性が低く、定期的に塗り直さなければならない。ほかにも最新の部材が各所に使われ


ており、専用の整備機材と整備の知識が必要になる。


だからステルスが導入されるエリアには整備拠点が必要となるが、米ロッキード・マーチン社は、極東の整備拠点を日本に置くことを決定した。韓国でなく日本が選ばれた理由はこれまでの実績に加え、日本がF-35の一部生産も担っていることが大きい。


 対して韓国は完成品の輸入のみ。しかも韓国では米国から輸入した兵器を分解、コピーするなどの違法行為を行っており、ブラックボックスを勝手に開けて戻せなくなった-などの疑惑が絶えない。また主力戦闘機F-15K(米国製)の暗視装置や対艦ミサイル、戦車の射撃統制システムなどを分解・コピーした疑惑も指摘されている。


 こうした“パクリ疑惑”を考慮すれば、メーカーとしては、分解が必要な整備を韓国に任せたくないのも当然だろう。


 この決定に対し、またも韓国は「なぜ日本に…」と猛反発。自国のパクリ疑惑は棚に上げ、「日本でデーターを抜かれる」など疑心暗鬼の声が出ているという。


 ついにロッキード・マーチン社に「韓国のF-35は日本ではなく米国で整備してほしい」との要望を出した。同社もこれを認めたが、整備には往復で数カ月かかるのは間違いなく、コストも当然かさむことになる。早ければ2018年ごろにF-35の納入を予定する韓国だが、「整備は米国送り」では戦力に空白が生じ、総合的な空軍力はダウン必至だ。


 さらに問題がある。最近の韓国は「反日共闘」で中国と接近しているが、接近しすぎれば、米国が「情報が漏れる」としてF-35を売らない可能性もある。日本への対抗意識だけは旺盛だが、韓国のステルス導入の道はいまだ険しそうだ。(8月1日掲載)






拍手[0回]

PR