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韓国“親朴派”は「死に体」状態 保守論客も見限る 人事迷走に失望

韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が苦境に立たされている。迷走を重ねる内閣改造人事をめぐり、これまで政権を支えてきた保守層から支持を急速に失いつつあるのだ。インターネット上には、朴大統領への罵詈(ばり)雑言が書き連ねられ、政権運営に影響を与えてきた保守論客も見限る動きをみせている。与党セヌリ党内の支持派も「死に体」という末期状態の朴政権。ノンフィクションライターの高月靖氏がリポートする。

 「父親の顔に泥を塗った」
ついに支持基盤である保守層からも見放されつつある朴大統領 (聯合=共同)【拡大】


 「ただの七光りだと分かった以上、もう何も期待しない」

 「情けなくて怒りもわいてこない」

 韓国のインターネット上にはいま、こうした怒りと落胆の声が渦巻いている。矛先を向けられているのは、ほかでもない朴槿恵大統領だ。韓国元大統領である父親の正煕氏の功績と比較して朴氏を批判する声が目立つ。

 ネット世論では政治家への批判はつきものだが、朴氏に対する最近の反応は異常事態ともいえる。

 「韓国では、これまで保守層のネットコミュニティーが、朴政権を熱心に支援し続けてきました。しかし、いまその人たちが、一斉に手のひらを返して大統領批判を始めたのです」(現地メディア関係者)

 ネットユーザーだけではない。朴政権を支持する世論をリードしてきた政治評論家、つまり代表的な保守系の論客たちも、次々に「反朴」を宣言している。きっかけは今年6月から続く内閣改造人事の迷走だ。

 「その発端は、4月のセウォル号沈没事故。左派系の野党は、事故を格好の材料にして、朴政権を大きく揺さぶったわけです」(同)

 5月中旬には、左派勢力の言いなりになる形で、朴氏が海洋警察の解体を決定。これも保守層の批判を呼んだが、このころはまだ、朴政権への支持は根強かった。

 「当時は、まだ保守層がネット上で、朴大統領の擁護を繰り広げていました。保守政権に期待する彼らのなかには、自分たちを誇らしげに『朴大統領のシールド(盾)』と呼ぶ人さえいたほどです」(韓国政府関係者そんななか、6月になって朴政権が事態打開のために打ち出したのが、新たな首相の指名だ。

 だが、最初に選んだ元最高裁判事の安大煕(アン・デヒ)氏は、過去の不正を暴かれて辞退。次に白羽の矢が立ったのが、元中央日報主筆の文昌克(ムン・チャングク)氏だった。

 「文氏はジャーナリスト出身。異例の抜擢でしたが、保守層からは歓迎されました。実直で骨のあるコラムで知られる彼は、ネットで『愛国保守陣営の顔』とも評される人物でしたから」(日本人現地メディア関係者)

 その文氏に対して左派陣営は、「親日疑惑」で猛攻撃を開始。過去の講演から「日本の植民地支配は神のおぼしめし」といった発言を取り出し、「民族の裏切り者」というスキャンダルに仕立てたわけだ。

 ただ、その批判は、全く異なる論旨の発言をつぎはぎした内容で的外れもいいところ。他社で検証報道も行われ、「この疑惑はおかしい」と感じる人もかなりの数に上っている。

 「このような手段を選ばない左派の攻撃に対して、保守層は朴大統領が文氏を守ってくれると信じていました。文氏も堂々と正面から受けて立つ姿勢だった。ところが朴大統領はまたしても理不尽な批判に抵抗すらせず、保守派期待の文氏を就任辞退に追い込んでしまったんです」(同)

 保守層は弱腰一辺倒の朴氏の姿勢に猛反発。

 保守論客の急先鋒である政治評論家・池万元(チ・マノン)氏は、支持率を気にして左派の言いなりになる朴氏の姿を「おぞましい理念的姦淫の常習者」とまでこき下ろした。その後の内閣改造人事でも迷走に次ぐ迷走を繰り返している。

 朴氏の出身母体である与党セヌリ党では、反朴派が勢力を拡大し、親朴派は「死に体」との声すら聞かれる。

 対中、対米関係が不安定化するなか、政権のかじ取りはさらなる混迷が懸念されている

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