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時代を見通す日本の基礎情報

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これが過疎校の“生きる道”…中学校内に「水族館」オープン、飼育はアクアリウム部員

 水槽内の魚を観察するアクアリウム部の部員たち=大津市

 大津市にオープンした水族館が話題を集めている。「伊香立(いかだち)水族館」。中学校の校舎内にあり、飼育や運営は同校の「アクアリウム部」の部員らが手がけている。同校では一時、新入生が2人だけという学校存続の危機にも立たされたが、独創的な部活動を展開。地元の協力もあって、熱気は「海遊館」(大阪市港区)や「沖縄美ら海水族館」(沖縄県本部町)にも負けてはいないと胸を張る。(小川勝也)

淡水エイやアロワナを飼育、地元も全面協力

 水族館があるのは、比良山系南端部の山あいにある市立伊香立中学校。校舎の玄関近くにある旧生徒会室を改修し、今年4月に閉鎖した滋賀県の施設から譲り受けた水槽20個を並べた。飼育しているのは、淡水エイやアロワナ、ウーパールーパーなど28種類320匹とかなり本格的だ。

 企画したアクアリウム部の男子部員6人(全員1年生)は夏休みを返上。水槽を洗って備品を補修したり、展示する魚などの解説文を製作したりするなどの準備して9月6日のオープンにこぎつけた。オープニングセレモニーで、藤堂潤也部長(12)は、「いよいよ、みんなに見てもらえる。とてもうれしい」と目を輝かせた。

 オープンにあたっては、地元関係者も全面的なバックアップをした。

 企業が給排水設備を整えたり、電源の差し込み口を増設したりと無償で協力。伊香立学区自治連合会の木村重次会長は「海遊館や沖縄美ら海水族館、鳥羽水族館(三重県鳥羽市)にも負けない水族館が誕生した。地元愛で生まれた水族館です」と胸を張る。

存続の危機に独創的な部活動が誕生

 大津市では、中学校に進学する際、通いたい学校を一定の条件付きで選べる「学校選択制」を導入している。山間部に位置する伊香立中は、もともと校区内の小学生が少ないうえ、部員不足で野球部やサッカー部などがないことも影響して、平成21年度の新入生は2人、翌22年度は3人と学校存続の危機に陥った。

 そこで、学校側が打ちだした再建策のひとつが、独創的な部活動の充実だった。

 「英語部」「ダンス部」に加え、バスケットボールとアメリカンフットボールを組み合わせたような米国生まれのニュースポーツ「アルティメット部」などが次々と創部した。

 平成23年度に誕生したアクアリウム部は、全国的にも珍しいシロメダカの飼育を手がけ、販売で得た収益を東日本大震災の被災地へ寄付したり、校内にあるビオトープの管理や観察を行ったりしてきた。

 学校の危機に、地元住民らも「灯台のような存在の学校を何とか存続させたい」と立ち上がった。校区外からの入学を選択した生徒たちの通学負担を軽減させるため、23年度から送り迎えのボランティア活動に乗りだした。

 こうした学校側の努力や地域の協力が実を結び、今年度は18人が入学。現在では全校生徒35人にまで回復している。

「何事も挑戦」水槽や魚の寄付も

 アクアリウム部員の大倉悠飛君(13)は、魚が好きだったことから同部がある伊香立中に進学した一人だ。「こういう部活があって、すごくうれしい。面白い水族館なので、たくさんの人に来てほしい」と笑顔を浮かべる。市川創麻君(13)は同部員だった兄の影響で進学したという。「エサをやった魚が元気に泳ぐ姿を見ていると癒やされる」と魅力を語る。

部員たちは始業前の午前8時10分に登校。水族館へ直行して、各部員らが担当している水槽の魚にエサをやるのが朝の日課だ。そのうえで、「元気に食べているか」「水は汚れていないか」などと真剣なまなざしで水槽を見つめ、魚の様子をチェックしている。

 水族館はオープンから1カ月で、地元だけでなく県外から約120人の訪問者があった。訪れた人たちからは、きれいに磨きあげられた水槽や元気に泳ぐ魚の姿に感激する声が上がる。なかには、水族館の存在を知った愛好家から、水槽や魚が寄付されたこともあった。

 アクアリウム部顧問の沢村幸夫教諭(49)は「生徒たちには『何事にも挑戦し続ける』という意識を植え付けてきた」と力を込める。植田公威校長(56)は「水族館が地域の憩いの空間としての役割を担ってくれると期待している。今後も小規模校ということをプラスに捉え、他校に負けない取り組みを続けていきたい」と話している。

 伊香立水族館の開館は、平日午前10時~午後3時(月に数回は土曜日も開館)で入館無料。問い合わせは同校(電話077・598・2016)。


 

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 大津市にオープンした水族館が話題を集めている。「伊香立(いかだち)水族館」。中学校の校舎内にあり、飼育や運営は同校の「アクアリウム部」の部員らが手がけている。同校では一時、新入生が2人だけという学校存続の危機にも立たされたが、独創的な部活動を展開。地元の協力もあって、熱気は「海遊館」(大阪市港区)や「沖縄美ら海水族館」(沖縄県本部町)にも負けてはいないと胸を張る。(小川勝也)

淡水エイやアロワナを飼育、地元も全面協力

 水族館があるのは、比良山系南端部の山あいにある市立伊香立中学校。校舎の玄関近くにある旧生徒会室を改修し、今年4月に閉鎖した滋賀県の施設から譲り受けた水槽20個を並べた。飼育しているのは、淡水エイやアロワナ、ウーパールーパーなど28種類320匹とかなり本格的だ。

 企画したアクアリウム部の男子部員6人(全員1年生)は夏休みを返上。水槽を洗って備品を補修したり、展示する魚などの解説文を製作したりするなどの準備して9月6日のオープンにこぎつけた。オープニングセレモニーで、藤堂潤也部長(12)は、「いよいよ、みんなに見てもらえる。とてもうれしい」と目を輝かせた。

 オープンにあたっては、地元関係者も全面的なバックアップをした。

 企業が給排水設備を整えたり、電源の差し込み口を増設したりと無償で協力。伊香立学区自治連合会の木村重次会長は「海遊館や沖縄美ら海水族館、鳥羽水族館(三重県鳥羽市)にも負けない水族館が誕生した。地元愛で生まれた水族館です」と胸を張る。

存続の危機に独創的な部活動が誕生

 大津市では、中学校に進学する際、通いたい学校を一定の条件付きで選べる「学校選択制」を導入している。山間部に位置する伊香立中は、もともと校区内の小学生が少ないうえ、部員不足で野球部やサッカー部などがないことも影響して、平成21年度の新入生は2人、翌22年度は3人と学校存続の危機に陥った。

 そこで、学校側が打ちだした再建策のひとつが、独創的な部活動の充実だった。

 「英語部」「ダンス部」に加え、バスケットボールとアメリカンフットボールを組み合わせたような米国生まれのニュースポーツ「アルティメット部」などが次々と創部した。

 平成23年度に誕生したアクアリウム部は、全国的にも珍しいシロメダカの飼育を手がけ、販売で得た収益を東日本大震災の被災地へ寄付したり、校内にあるビオトープの管理や観察を行ったりしてきた。

 学校の危機に、地元住民らも「灯台のような存在の学校を何とか存続させたい」と立ち上がった。校区外からの入学を選択した生徒たちの通学負担を軽減させるため、23年度から送り迎えのボランティア活動に乗りだした。

 こうした学校側の努力や地域の協力が実を結び、今年度は18人が入学。現在では全校生徒35人にまで回復している。

「何事も挑戦」水槽や魚の寄付も

 アクアリウム部員の大倉悠飛君(13)は、魚が好きだったことから同部がある伊香立中に進学した一人だ。「こういう部活があって、すごくうれしい。面白い水族館なので、たくさんの人に来てほしい」と笑顔を浮かべる。市川創麻君(13)は同部員だった兄の影響で進学したという。「エサをやった魚が元気に泳ぐ姿を見ていると癒やされる」と魅力を語る。

部員たちは始業前の午前8時10分に登校。水族館へ直行して、各部員らが担当している水槽の魚にエサをやるのが朝の日課だ。そのうえで、「元気に食べているか」「水は汚れていないか」などと真剣なまなざしで水槽を見つめ、魚の様子をチェックしている。

 水族館はオープンから1カ月で、地元だけでなく県外から約120人の訪問者があった。訪れた人たちからは、きれいに磨きあげられた水槽や元気に泳ぐ魚の姿に感激する声が上がる。なかには、水族館の存在を知った愛好家から、水槽や魚が寄付されたこともあった。

 アクアリウム部顧問の沢村幸夫教諭(49)は「生徒たちには『何事にも挑戦し続ける』という意識を植え付けてきた」と力を込める。植田公威校長(56)は「水族館が地域の憩いの空間としての役割を担ってくれると期待している。今後も小規模校ということをプラスに捉え、他校に負けない取り組みを続けていきたい」と話している。

 伊香立水族館の開館は、平日午前10時~午後3時(月に数回は土曜日も開館)で入館無料。問い合わせは同校(電話077・598・2016)。


 

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