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ファロン氏は15日、キャメロン政権の大規模な内閣改造で就任したばかり。国防相就任後初の公式声明であり、日英両国の安保協力の進展を印象づけた。
ファロン氏は声明で、「自衛隊は世界で最もプロフェッショナルな人材を抱え、平和維持や災害救援活動で優秀な結果を残してきた」と高く評価した上で、「これらの改革は、日本が世界平和と安保により責任を持つようになってきた自然な流れだ」と強調した。
さらに、日英防衛当局の協力分野の拡大と、今年9月に英国で開催される北大西洋条約機構(NATO)サミットへの日本の参加に期待感を示した。
ただ、「隣接国の誤解を避けるため、これらの変化を明確に説明することが重要だ」とも指摘し、中国や韓国と摩擦が深まる現状には懸念を示した。
ドイツ政府のウィルツ報道官代理は2日の定例記者会見で、安倍政権が閣議決定した集団的自衛権の行使容認について「国連の平和維持活動に積極的に参加できるようになり、ドイツ政府は歓迎する」と評価した。(共同)
非難してるのは日本の一部反日と韓国 中国のみ
「対日政策が寛容すぎた」
重慶青年報は中国共産党のエリート養成機関、共産主義青年団系の新聞。「きのこ雲」が描かれた日本地図は3日付の「公益広告」のページに掲載され、「Jpan wants a war again(日本が再び戦争をしたがっている)」と題している。
ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)によると、重慶青年報は、きのこ雲が描かれたイラストとともに「われわれは日本と友好的すぎたのではないか」などとした、実に独り善がりな論評も掲載している。
論評では、集団的自衛権の行使容認に向けた憲法解釈変更は「自由に戦争に参加する力を得ること」などとし、「第二次世界大戦の殺人者、日本の血塗られた手は乾いていない。集団的自衛権の足かせを外すことは、殺人者の手に刀を返すことに等しい」などと論じている。
さらに1990年代以降、政治的には冷却関係にあるが、経済面では結びつきが過熱しているという意味の「政冷経熱」という関係は誤りだったとし、「日本企業が稼いだ金は次の戦争の予算となる」などと述べている
その上で、「過去40年間の中国の対日政策は度量が広すぎ、寛容すぎた」などと論評。「遠くない将来、軍事的な対立があるかもしれず、警戒を高めなければならない」としている。
あまりに傲岸不遜な言い方ではないか。それに「日本」と「中国」を逆にしたほうが、むしろ実態と符合しはしないか。
またしても論理のすり替え
もっとも、記事以上の「問題」がある。それは中国政府の対応だ。明らかに非常識な報道に対し、何の対応も取らないどころか、論理をすり替えて、日本批判を展開しているのだ。
「日本の軍国主義が発動した侵略戦争により中国とアジアの人民が深刻な災難を受けた」
中国外務省の洪磊報道官は7月9日の定例記者会見で、「きのこ雲」イラスト問題について問われると、そう答え、さらにこう続けた。
「日本はこのところ、歴史問題で騒動を起こし、軍事安全政策では空前の調整を行い、中国とアジアの人々の強い関心を招いている」
洪氏はイラストに関するコメントを避けたが、さらにイラスト自体の是非を問われると、「この問題についてこれ以上付け加えることはない」と述べ、さっさと切り上げてしまった。
毎年、軍事費を増やし続けて世界第2位の規模まで拡大して、日本固有の領土である尖閣諸島(沖縄県石垣市)をはじめ、東シナ海、南シナ海で無用な対立を引き起こしているのは、いったい誰だろうか。世界各国で資源を買いあさり、稼いだ金を軍備強化に当てているのは、どこの国だろうか。日本でないことは明白だ。
「きのこ雲」イラストに関し、被爆地・広島選出の岸田文雄外相は7月8日の記者会見でこう述べている。
戦争被害者で騒ぐくせに「被爆者」感情を逆なで…世界平和の覚悟あるのか?
「極めて遺憾だ。掲載は誠に不見識で、唯一の戦争被爆国の外相として、被爆地である広島出身の政治家として、容認はできない。被爆者の感情を逆なでするものだ」
二度と、戦争はしてはならない。「きのこ雲」イラストをめぐる騒動は、その覚悟があるかどうかを問うている。他国の感情を逆なでし、挑発するような国に、その覚悟があるとは思えない。
現場住民が撮影し、動画サイトに掲載された映像によると、旅客機は地面に激突した直後に爆発し、黒煙が空に立ち上った。現場はウクライナ政府軍と戦闘を続ける親露派武装勢力が支配する地域。消防隊員とともに、戦闘員らが現場に駆け付け、消火や遺体の収容作業に当たった。
高度1万メートルから落下してきたとされる機体はバラバラになり、広範囲にわたって散乱した。赤と青色のマレーシア航空のトレードマークが描かれた尾翼や車輪、機体から引きはがされた乗客用シートなどが地面に散らばっている。ロイター通信によると、機体が見つかった現場から20キロ先でも機体の別の破片が発見されたという。焼け跡には、性別が分からないほど損傷が激しかったり、衣服がはがれたりした遺体も見られたという。地元メディアは、住宅の屋根を突き抜け、台所に落下した犠牲者についても伝えている。
現場からは、インドネシア・バリ島の旅行ガイドブックも見つかった。夏の休暇などで欧州から東南アジアに向かったはずの乗客らが、戦闘が続くウクライナの空で突如、惨劇に見舞われたことを物語っていた。
17日、ウクライナ東部のマレーシア航空機墜落現場で、散乱し炎を上げる残骸(AP)
17日、ウクライナ東部のマレーシア航空機墜落現場で、散乱し炎を上げる残骸(AP)
国連安全保障理事会は18日午前(日本時間同日夜)、緊急会合を開催して対応を協議する。
オーストラリアのアボット首相は18日、旅客機は「ロシアが支援する(ウクライナの)反政府勢力」により撃墜されたとの見方を示した。
墜落したアムステルダム発クアラルンプール行きのマレーシア航空の旅客機は高度約1万メートル上空を飛行中、レーダーから姿を消した。インタファクス通信によると、旅客機のフライトレコーダーは親露派勢力が回収したという
オバマ米大統領は、ウクライナのポロシェンコ大統領と電話で協議し、全ての残骸を調査のためウクライナ領内に留め置くよう求めた。親露派武装勢力やロシアによる「証拠隠滅」を警戒しているとみられるが、原因究明が難航する可能性もある。
一方、ウクライナの治安当局高官は親露派戦闘員とみられる人物が「飛行機を撃墜した」と打ち明ける電話の傍受内容を公表した