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ソウルで行われた米国への大学進学適性試験の受験生にエールを送る女性ら
ソウルで行われた米国への大学進学適性試験で、受験する子供たちの成功を祈る親たち。過度な競争社会が生み出した異様な光景だ
韓国で、英語能力テストのTOEICなどの「カンニング事件」が頻発している。韓国ではこれまで何度もカンニングが明るみに出ているが、抑止が効かない。むしろいたちごっこ。新手のカンニングが次々と登場している。背景は、教育熱の高さと、それに伴う過度な競争社会。歪(ゆが)んだ方法による「成績水増し」をしてでも、競争に勝とうとする心根の卑しさが社会の根底にある。プライドは高いが、内容が伴わない。それが韓国の“実像”でもある。
携帯を使って何が何でも…
白いギプスに小さな穴を開け、スマートフォン(高機能携帯)を仕込み、カメラで答案用紙を撮影。その画像を送信し、共犯者が答え、それを無線によって他の生徒に伝える…。
こんな手口のカンニングが今年10月に行われたTOEICで行われた。答えを受け取った生徒から共犯者らへ謝礼が支払われ、当局側は捜査に乗り出した。
こうしたカンニングビジネスは、韓国では珍しくない。
2004年には携帯電話のショートメールを使った集団カンニング事件が発覚。09年には、無線イヤホンを使った事案が摘発された。いずれも実際に受験した英語に堪能な男らが、正しい回答を、中継の共犯者に携帯電話のショートメールなどを使って送信。それを、事前に謝礼を払った他の受験生に再送信する手口だった。
東亜日報によると、12年にはTOEIC対策専門の語学学校の「ハッカーズグループ」が、社員にTOEICを実際に受験させ、特殊レコーダーやマイクロレンズを取り付けたボールペンなどを利用して試験問題を流出させて問題となった。
さらに、今年初めには米国の大学進学適性試験(SAT)の問題流出が発覚している。
韓国ではカンニング事件は枚挙にいとまがない。つまり、語学を学び、その言語を使う他国を理解しようとする真摯(しんし)な姿勢はない。歪んだ教育競争社会のなれの果てがそこにはある。
さもしい根性
カンニングビジネスが成立する背景には、高い教育熱と、それに伴う競争社会がある。その影響で“偽造体質”が社会にはびこっている。
朝鮮日報によると、韓国の大学・短大計340校のうち、70校で、学生の成績証明書を閲覧用と提出用に分けて発行している。閲覧用は実態で、提出用は、悪い成績を削除した外向け用。いわば「成績ロンダリング」だ。
東亜日報によると、(1)TOEICの点数(2)海外研修(3)資格(4)ボランティア活動(5)インターン経験の5つは、機械装備の性能明細を意味するスペシフィケーションになぞらえ、「スペック5セット」などと呼ばれているという。
要するに、英語テストのカンニングや成績ロンダリングは、よい就職先をみつけ、そこで高収入を得るための「誤った努力」なのだ。東亜日報によると、韓国の大手企業は英語テストのスコアや大学の成績より、インターンシップの経験などを優遇しているというにもかかわらず。
中央日報によると、今年6月、原発部品の検証会社が成績書を偽造していたことが発覚したが、ウソをついてでも、体面が保たれればいいという体質が社会全体に蔓延(まんえん)している証拠だろう。
立ち後れるという恐怖感から
平成23年に京都大学などの大学入学試験で、問題の一部が試験中にインターネットの掲示板に投稿され、第三者がそれに回答している事件が発覚した。
カンニングや偽造によって得られるものが本当にあるだろうか。高得点を取れれば、自らのプライドは保てるかもしれないが、地力がついたことにはならない。虚飾にすぎない。
11月19日付の中央日報は、英語教育について、ソウル大国語教育科のロバート・パウザー教授によるこんなコラムを掲載している。
韓国の英語教育の市場は19兆ウォン(約1兆8千億円)にのぼるが、それでも英語の実力は60カ国中24位にとどまるとした上で、英語の必要性と学ぼうとする動機に疑義を呈している。
「英語の実力は大韓民国の国民が持つべきスペックに過ぎない。そのスペックがなければ立ち後れるという恐怖感のためにお金をつぎ込み私教育でこれを解決する」
2兆円近い市場も、英語自体に対する投資ではなく、英語スペックを取得するための費用と断じ、さらに、英語教育への投資が実のある方向に向かうことを求めている。
横行するカンニングもまた、さもしい社会の一端を示している。