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現地入り日本の若者「これが真実。受け止めなきゃ」
「非常に悔しいけれど、これが現実。自分たちが未熟すぎた結果」。言葉を選びながら語った本田は冷静さを失わなかったが、表情に無力感がにじんだ。
日本からの大勢のサポーターに地元の日系人らが加わり、ホームのような雰囲気だった過去2戦から一転。観客席は、ブラジルと国境を接するコロンビアのチームカラーの黄色に染まった。コロンビアがゴールに迫ると地鳴りのような声援が起き、日本のチャンスには激しいブーイングが浴びせられた。
前半終了間際、岡崎慎司(28)のゴールで日本が同点に追いつくと、スタンドのあちこちから「ニッポン」コールが起き、積極的な攻めを後押しした。コロンビアサポーターも、うまくボールをつなげないイレブンに、いらだった様子を見せるようになった。
だが、後半に次々とゴールを決められると、ピッチ上の日本選手はうつむき加減に。なすすべなく試合終了を迎えると、奇跡を信じた日本サポーターのため息が広がった。
「これが本当の実力。受け止めなきゃいけない」。千葉県浦安市から寝袋持参で訪れた亀山隆史さん(40)は「気持ちを前に出して戦う姿勢を若い世代に期待したい。この屈辱を忘れず、少しずつ上っていってほしい」
1998年フランス大会以降、W杯のたびに現地で声援を送ってきた東京都の山本礼二郎さん(53)は「この試合はよく攻めたが、流れがあるときに点を取らないと」と苦言も。ギリシャが決勝トーナメントに進んだことに触れ、「日本とはうまく引き分け、まんまと勝ち上がった。格好いい試合も必要だが『醜くても勝つ』というのも大事だ」と語った。
東京都目黒区のIT会社経営の男性(49)は、サポーターの意識の違いを指摘。「予選突破を決めていても、この試合がよくなければコロンビアサポーターは大ブーイングだっただろう。日本人はまだサッカーじゃなく、日本代表が好きという感じがする」
埼玉県上尾市の星野裕司さん(37)は「優勝を目指すなら、全てを変えていかなければいけない」と厳しい表情で話した。
優勝を目指すなら、全てを変えていかなければいけない」と厳しい表情で話した。
現地到着までに丸1日
「98年のフランス大会のときもワールドカップ反対のデモを目撃したけど、さすがにブラジル人がそれをやると国際的なインパクトが桁違い」
サッカー通で知られるコラムニスト、山崎浩一さんが専門誌「サッカー批評」でブラジル社会の裏面をあぶり出し、ファンに向けて「今回は弾丸ツアーはやめておけ」と警告した。4年に一度のW杯の季節がやってくると、メディアをにぎわす弾丸ツアーだが、今大会ばかりは聞かない。地球の裏側のブラジルに日本からの直行便はなく、米国の各都市(ニューヨーク、デトロイトなど)や欧州経由で入国するため、最低でも丸1日(24時間)はかかる。
日本の国土の22.5倍という広大な国土面積。実は入国してからが厄介なのだ。玄関口・サンパウロから日本の試合が行われる3都市(レシフェ、ナタル、クイアバ)に行くには国内便に乗り換えることになるが、乗り継ぎ便の遅れは日常茶飯事。機中泊だけの「弾丸ツアー」は事実上、困難なのだ。
一方、12日のW杯開幕に向けて、現地ホテルは異常な高騰を続けてきた。期間中、高級ホテルの客室は長期滞在者で押さえられ、1日だけの宿泊はまずできない。昨年6月、ブラジルで開催されたコンフェデ杯を企画した中南米専門の旅行会社によると、観戦ツアーに参加者が集まらず、中止に追い込まれる旅行パックが相次いだという。12時間に及ぶ時差や高額な旅行代金を考えると、ふだんは熱狂的なファンも腰が引けるようだ。
冷めるサッカー熱?
ブラジルの象徴といえば、サッカーとサンバ。この2つの熱狂によって、国民は貧困や社会矛盾に耐えてこられたのである。ところが、前出の山崎氏によると、W杯開催に伴う再開発によって「ストリートサッカー」ができる空間にしわ寄せがきているという。
リオの海岸から山沿いに向かっていくと、「ファベーラ」と呼ばれる貧民街が見えてくる。海岸の砂浜、路地裏、広場…少年から大人までサッカーという遊戯に興じる光景は、この国では当たり前だった。
どんなに劣悪な環境でも激しい生存競争を繰り返し、一握りのエリートだけがプロの扉を開ける。ストリートサッカーの衰退とともに、サッカー選手の“輸出大国”を担ってきたブラジルの下地が崩れているとしたら憂うべき事態である。
危険と隣り合わせのW杯
日本人がこれまで見たことも経験したこともない劣悪な社会環境がブラジルには厳然と存在する。外務省ではブラジルへの旅行者に注意を呼びかけている。(1)非正規のタクシー(白タク)や流しのタクシーの利用を避ける(2)3つ星以上のホテルを選択する(3)銀行から出る際には不審人物がいるか確認する-と、ありとあらゆる注意を喚起し、「ブラジルへの無謀な渡航を自粛せよ」と言わんばかり。パッションの国はアテンションの国に変わってしまったのである
祭典の1カ月間は選手にとってもコンディショニングとの闘いになる。W杯中の日本代表の移動距離は参加32カ国中でも過酷なロングディスタンスを強いられるという。長距離移動に伴う疲労やストレス、食あたり、宿泊先での盗難被害の心配もあるだろう。
実際、イタリアとイングランドが滞在予定のホテルで5月に大量の消費期限切れのパスタやエビなどの食材が見つかった。酷暑とハードスケジュールの中で連戦を戦うタフさに加えて、危険回避の嗅覚が求められている。
南米勢に「地の利」?
過去、中南米で開催された6回のW杯で、欧州が優勝した大会は一度もない。亜熱帯の気候や過酷な試合日程は欧州勢に不利に働くのかもしれない。
2016年にはリオデジャネイロ五輪が控えるブラジル。五輪開催地に決まったとき、ルーラ大統領(当時)は「これでブラジルは二流国でないことが立証された」と誇らしげに語った。しかし、それを言うのは早かった。前回の自国開催から64年後にブラジルへ帰ってきた2度目のW杯で、世界中のファンを感動の渦に巻き込んだとき、一流国であることが初めて証明されるのである。
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19日、韓国・聯合ニュースはサッカー・ベルギー代表監督が「韓国代表はグループHで最弱」と発言したことを報じた。同じアジアでも日本代表よりも実力は下との分析だ。(Record China)
"The Korean representative was Group H, and, on 19th, as for Korea, the alliance news, soccer Belgium national team coach reported that I spoke with the weakest". The ability is analysis with the bottoms than a representative from Japan in same Asia