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時代を見通す日本の基礎情報

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黒人の女が白人女性を激しく暴行も周囲は止めず。動画公開で広がる波紋。白人至上主義への鬱積した憎しみか


暴行事件の指名手配犯ラティア・ハリス(画像はYouTubeのスクリーンショットおよびセイラム署が公開した写真)





米国では今、ニュージャージー州で起きたある暴力事件が大きな波紋を広げている。犯人は黒人の女で現在指名手配中。女は2歳児を連れた同年代の白人女性を殴る蹴るなどし、つばを吐きかけているが、現場に居合わせた男性らはそれを止めようとはしなかった。この「止められるはずなのに止めなかった」ことが物議を醸しているのだ。


米ニュージャージー州セイラム郡の公園で発生したある暴力事件について映像が流出し、大きな波紋を広げている。ラティア・ハリスという25歳の女(指名手配中)に倒され、馬乗りの状態で殴られ、蹴られて最後にはつばを吐かれた被害女性。彼女はその時2歳の坊やを連れていた。その子は「やめてよ!」と犯人の脚を何度も蹴って必死に抵抗する(画像はYouTubeのスクリーンショットおよびセイラム署が公開した写真)が、まったく効果はなかった。

問題は、若い黒人男性5~6人を含む10人以上が偶然にもそこに通りかかったが、彼らはただ眺め、あるいは携帯電話のビデオを回すだけで白人女性を助けようとしなかったこと。正義感や腕っ節の強さを誇る男性が多いアメリカという国においては、犯人が女性で凶器を持っている様子がなければ、大概はあっという間に制止されるはずなのだ。だが同時にこの国ではこうした薄情な光景がみられることもしばしば。男子の“草食化”が原因ではなく、大概は黒人の中に鬱積している白人至上主義的な社会への憎しみが理由となっているのだ。

「もしも馬乗りになっているこの女性が白人で、叩かれている女性と泣き叫ぶ幼児が黒人であったなら、この映像はまったく別の展開になっていたであろう」とは多くの米国市民の一致した意見。この国が人種差別問題を完全克服する日はまだ遠い先のことと言わざるを得ないようだ。

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韓国唯一の宇宙飛行士が辞職、25億円が水の泡に

2014年6月27日、新民網によると、国が巨費を投じて育成していた韓国唯一の宇宙飛行士が辞職することになった。

  

27日、国が巨費を投じて育成していた韓国唯一の宇宙飛行士が辞職することになった。資料写真。(Record China)

  【その他の写真】

韓国で唯一の宇宙飛行士・李素妍さん(36)が韓国宇宙研究院を辞職することを決めた。李さんは2006年に3万6000人から選ばれて宇宙飛行士となった。2008年には国際宇宙ステーション(ISS)に10日間滞在している。

ところが2012年、義務服務期間を終えた李さんは突然休職。米国に留学しMBAコースに入学した。その後、韓国系米国人と結婚し、米国市民権を取得したとも伝えられている。国費260億ウォン(約25億円)を注ぎ込んで育成した宇宙飛行士の休職に世論は非難の声が上げたが、韓国宇宙研究院は「宇宙飛行士の能力を高めるため」と釈明していた。

このたび正式に辞職が決まり、唯一の宇宙飛行士が韓国宇宙開発業界から姿を消すこととなった

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多くの中国人は、日本がかつてした謝罪と援助を知らない」=米学者の指摘に、中国人がさまざまな反応

27日、米国の社会学者エズラ・ヴォーゲル氏による日中関係に関する発言が、中国版ツイッター上で話題になっている。写真は12年9月、杭州で起きた反日デモ。(Record China)


2014年6月27日、米国の社会学者エズラ・ヴォーゲル氏による日中関係に関する発言が、中国版ツイッター上で話題になっている。

【その他の写真】

ヴォーゲル氏は緊張が続く日中関係について、「歴史の記憶と相互認知から日中衝突を回避すべき」と主張。「日本人が不満なのは、日本の指導者や国民がかつて中国の指導者と会見した際に謝罪してきたことや、80年代に巨額の援助をしてきたことについて、多くの中国人が知らないことだ。一方で日本の若者は、なぜ自分たちが生まれる前の出来事について、謝罪しなければならないのかと疑問を感じている」と指摘している。

これについて、中国のネットユーザーは以下のようなコメントを残している。

毛沢東周恩来が日本と国交を樹立したときは、第2次大戦の歴史は問題にはならなかった

「日中友好こそウィンウィンだ。日本の資金と技術を利用させてもらうことのどこが悪い?朝から晩まで『日本と戦争』を叫んでいるのは愚か者。もちろん、歴史は忘れてはいけないが」

「謝罪する必要はないが、認めなければならない」

「日本は軍事・政治大国の復活を目指している。中国を抑え込もうとするのは当然だ。これは、米国が唯一の超大国の地位を守るため、ロシアに圧力をかけざるを得ないのと同じことだ」

「すべて外交カードだ」

「日本人の疑問は、CCTV(中国中央テレビ)と真理部(※中国共産党の宣伝部、文化部、国家新聞出版広電総局など、言論や出版を審査する機関の総称)の人に回答してもらうべきだ」

「文革についても記念し、反省して、謝罪すべき」

「しかし、21世紀になり、彼らは罪を認めなくなった。これはわれわれの責任ではない」

「それは私も疑問に感じていた。なぜ自分が生まれる前の国家の恥辱にこだわらなければならないのか。私たちは教育に縛られている」

「一国が代々恨みを語り継ぐことと、歴史を鑑とすることは別である」

「80年代の日本による中国への低金利円借款、改革開放初期の巨額の援助は、中国人は忘れはしない。しかし、その後の関係悪化はすべて日本の首相の靖国参拝、教科書問題、役人の不適切な言動が招いたこと。してもいないことで謝罪する必要はないが、日本政府は確かに罪を犯した。謝罪すべきでないとでも言うのか?」

「ポイントは、彼ら(日本人)がわれわれの要求通りに謝罪した後、われわれはこの劇をどのように演じ続けていくかということだ

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公開された陸上自衛隊の無人偵察機




公開された陸上自衛隊の無人偵察機。災害時に遠隔操縦で動画を撮影し、情報収集に当たる=26日午後、島根県大田市

近畿、中四国などを担当する陸上自衛隊中部方面隊は26日、災害時に遠隔操縦で動画を撮影し、情報収集に当たる無人偵察機を島根県大田市の海岸で公開した。当初は訓練も披露する予定だったが、システムエラーのため中止となった。

 中部方面隊によると、無人偵察機は今津駐屯地(滋賀県高島市)に配備。全長約5メートル、高さ約1メートル、重さ約280キロのヘリコプターで防衛省が独自に開発した。飛行経路は事前にプログラム設定されるが、地上から無線操縦することもできる。100キロ以上の飛行が可能という。

 機体には360度撮影できるカメラが搭載されており、リアルタイムで地上に映像を送る仕組み。原子力発電所の事故を想定し、脚部には線量計も装着できる。陸自の無人偵察機は、北海道の静内駐屯地、福岡県の飯塚駐屯地にも1機ずつ配備されている。

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韓国対北戦線異常あり いじめ、「適応問題兵」2割…朴政権に衝撃

兵長の捜索中、民家の屋根の上で、警戒に当たる韓国軍兵士=22日(AP)

兵長の捜索中、民家の屋根の上で、警戒に当たる韓国軍兵士=22日(AP)

兵長の捜索中、警戒に当たる韓国軍兵士。幼さが残る=22日(AP)

北朝鮮と対峙(たいじ)する韓国北東部の前線部隊で兵長(22)が銃を乱射し、計14人が死傷した事件は、朴槿恵(パク・クネ)政権の新たな火種となっている。1人の制圧に43時間かかり、後手後手に回った対応が非難を浴びた。いじめが原因の可能性があり、兵長同様、軍務への適応問題で注意が必要な兵士が約2割に上ることも判明。少子化の中、徴兵制で対北戦線を維持しなければならない韓国に重い課題を突き付けている。(桜井紀雄)

「いたずらでカエルは死ぬ」22歳が募らせた恨み

 「いたずらで投げた石に当たってカエルは死んでしまう。虫を踏めばどれだけ痛いか」「誰もが自分のようならつらいだろう」

 複数の韓国紙によると、事件を起こした兵長は23日午後、逃げ込んだ山中を兵士が取り囲み、父親(64)らが「お願いだ。自首しろ」と投降を呼び掛ける中、ペンと紙を要求。こう“遺書”を記すと、小銃で自らの左胸上部を撃って自殺を図った。

 カエルや虫に自分をなぞらえ、部隊内での苦境や同僚らへの恨みを吐露した可能性がある。

 投降の勧めに「俺は大変なことをしでかした。投降したら死刑になるんじゃないか」とも口走っていたという。

 兵長は病院に運ばれ、緊急手術で一命は取り留めたが、「思い出せない」と話すだけで動機などの供述を拒んでいるという。

北方向は北朝鮮の山岳地帯、東は日本海に面する江原道(カンウォンド)高城(コソン)郡にある陸軍22師団の部隊で、21日夜の勤務交代時に事件は起きた。

 「忘れ物を取りにいってくる」

 兵長はこういって同僚らから少し離れると、突然、手榴弾(しゅりゅうだん)を投げ付け、小銃を発砲。5人が死亡し、7人が負傷した。やみくもに撃ったのではなく、逃げる兵士に照準を合わせて狙撃したとみられ、計画性も指摘されている。

“影武者”で報道陣撹乱、住民ら置き去り

 軍の不手際も次々明るみに出た。

 負傷者らに気を取られ、兵長を取り逃がしただけでなく、最高レベルの非常態勢「珍島(チンド)犬1」を発令したのは、逃走から約2時間後。連携すべき警察にも伝えず、警察はテレビニュースで事態を知ったという。

 翌22日午後に約10キロ離れた林の中で兵長を発見。銃撃戦となり、将校1人が負傷したが、他の兵士らが見捨てて退避したとの目撃証言もあった。捜索部隊の一部には小銃だけを持たせ、実弾を支給しなかったともいわれる。

 付近の住民らを小学校に避難させたのは、事件発生から1日たった22日夕になってから。23日朝には、兵長を包囲していたところから遠く離れた場所で、部隊員同士の誤射でさらに1人が負傷した。

兵長を確保後にも“不祥事”は起きた。

 兵長を病院に搬送する際、全身を毛布にくるんだ代役を仕立て、この代役を報道陣が待ち構える病院正面から搬送しているすきにひそかに兵長を運び入れた。

 国防省は「病院側から要請された」と主張。病院が否定すると、搬送業者から頼まれたと説明を変えたが、業者からも要請がなかったことが分かり、メディアの怒りの火に油を注いだ。

昨秋まで特別管理対象、高校時代からいじめ

 事件後、最も問題視されたのは、兵長が昨年11月まで軍生活に適応できず、事件や自殺を起こす恐れがある「関心兵士」のうち、特別管理対象となるA級の判定を受けていたことだ。A級は前線には配置されない。

 11月の検査でやや改善したとして、重点管理対象のB級とみなされ、前線に投入されていた。

 家族ら関係者がメディアに語ったところによると、兵長は小さいころからインターネットに没頭し、内向的な性格もあって高校時代にも対人関係をうまく築けず、いじめに苦しんで中退。高校卒業程度認定試験を受け、大学に進学したが、ほとんど出席しなかったという。

人事空転、セウォル号の二の舞

兵役から休暇で帰省したときも「やせこけ、部隊員との関係がうまくいかなかったようだ」と家族は語った。部隊員からも「仲間外れにされていた」「後輩から認めてもらえなかった」といった証言が出た。

 3カ月後には除隊を控えていたにもかかわらず、乱射事件に走った背景には、相当の鬱屈(うっくつ)した感情があったとみられる。

 国防相を兼務する金寛鎮(キム・グァンジン)国家安保室長は25日、国会国防委員会で、事件について「軍隊内に集団いじめが存在することを示すものだ」と述べた。

人事空転、セウォル号の二の舞

 2005年にも京畿(キョンギ)道の前線部隊で兵士が銃を乱射し、8人が死亡。11年には、北西部の江華島(カンファド)の海兵隊施設で兵士が乱射事件を起こし、上官4人が死亡した。

 ただ、この2件は軍施設外まで影響が及ぶことはなく、今回の深刻さが浮き上がる。

 ただ、今回、事件を起こした兵長だけが特別な境遇に置かれているわけでもない

「いつ爆発するかわからない時限爆弾を抱えている」

国防省によると、兵長が所属した22師団では、約800人が「関心兵士」としてA、B級判定を受けていた。主に新兵が対象のC級(基本管理対象)を合わせると、部隊の約2割が関心兵士に分類されていた。陸軍全体でもおおむねこの割合だという。

 背景に、少子化による兵力不足が指摘されている。一人っ子が多くなり、集団生活になじみにくい世代が増えていることもあるようだ。【海外事件簿】韓国対北戦線異常あり いじめ、「適応問題兵」2割…朴政権に衝撃

 左派の盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代に兵役期間が24カ月から18カ月に短縮された影響も指摘される。その後、21カ月までやや戻されたが、兵力は減少の一途だ。

 特に22師団は対北前線に加え、長大な日本海沿岸も受け持たなければならず、他の部隊に比べ、負担が大きかったともいわれる。12年には、鉄柵を切断して越境した北朝鮮兵士が自ら師団の兵舎の扉をノックして亡命を求めるまで気づかないという不祥事も起きた。

 しかも今回の事件は、旅客船セウォル号沈没事故以降の政権人事の空転により、新国防相が未承認で、前国防相が安保室長と兼務するトップの「空白」時に発生した。朴槿恵大統領自身、中央アジア歴訪を終え、機上にあり、事件報告が遅れた。それだけに対応のまずさが相次ぎ露呈した「セウォル号事故の二の舞だ」との非難が噴出した。

 かといって「関心兵士」の処遇問題を即座に解決する妙案があるわけでもなく、関心兵士という「いつ爆発するかわからない時限爆弾を抱えている」と悲嘆する声も上がっている

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